日本を代表する大企業なのに、いまだにベンチャー感が漂う不思議な企業であるソフトバンクGの株価が暴落したり暴騰したりで凄まじいことになる。
わたくし、かぶまくらも一応はソフトバンクGを高値掴みして放置している株主なのだが、約20％近く株価が暴落して半永久的に復活しないと思い、もしも遺伝子が残せたら子孫たちに引き継ごうと思っていたのだが、突然株価が暴騰してなんと含み益になっていた。
ソフトバンクGが暴落した理由は、上場させて利益を得られると思われていたウィーワーク社が、実は財政も経営もメチャクチャで上場中止になってしまったことが発端となっている。
また、ビジョンファンドにしてもスタートアップに近いベンチャー企業などに投資をしまくっているため、「本当に利益が出るのか？」と懐疑的な考えた方をする投資家たちが激増してしまい、上昇基調にあったソフトバンクGの株価は一瞬にして暴落してしまったのだ。
この記事でソフトバンクGの株価が大暴落した時のことを書いていたが、その後放置しておいたところ、今度は著名投資家がソフトバンクG株を買ったり、スプリントとTモバイルの合併が米国地裁で認証されたことを受けて、株価がマッハの勢いで回復した。
これは、投資家にとって非常に喜ばしいことではあるのだが、今後もウーバーやアリババの株価、それからビジョンファンドの状況によってはまた株価が暴落する可能性も十分にあるだろう。
ただ、自分は思うのだが、ソフトバンクGは相当長期で腰を据えて保有したほうが利益が出るのではないかと思っている。
ソフトバンクは孫正義会長が言う通り、今や投資会社となっており、「営業利益」という概念で考えるよりも「株主価値」で考えるほうが正しいと会長は主張している。
確かにソフトバンクは超巨大な投資信託と言ってもいいような感じの企業となっており、そうなのであれば株主価値で考えたほうがしっくりくる。
ソフトバンクが投資している先は、現在大所のウーバーやウィーワークなどが不調で、ビジョンファンド事業が利益を生み出せるのか心配されているのだが、ソフトバンクのビジョンファンドはそもそもが将来性を見込んだ事業に投資するスタイルで投資をしている。
なので、10年後に現在のアリババのような驚異的に成長する企業がいくつかは眠っていてもおかしくはない。
しかし、それを凡人である個人投資家たちが予測することは非常に困難だろう。
孫正義会長の経歴や、動画などで話をしている様子を見れば分かると思うが、彼は正真正銘の天才なので、もはや凡人が彼の言うことや考えていることを理解することにこそ無理があるのだ。
確か、孫会長は、学生時代に一億円を作るために翻訳機を作ったほどの天才だ。
なので、その天才が見極めた企業であれば、どれかいくつかはホームランになる可能性は高いに違いない。
現在のソフトバンク株の価値を裏付けしているのは、ほとんどがアリババ株の価値なので、そんなホームランが何本かでたならば、さらにソフトバンク株の株主価値は上昇する可能性が高い。
なので、ソフトバンク株は頻繁に売買などせずに、ポートフォリオの片隅でゆっくりと寝かせておいた方が無難なように思う。
放っておけば、孫会長が株主価値を膨らませてくれるだろう．．．。
そうすれば、今回のように外国人投資家が株式を大量に取得したり、投資先が爆発したりで株価が上昇する可能性はあるだろう。
凡人が、わかったように孫さんを否定しちゃダメなんだよ．．．彼のIQは2億を超えているはずだからね．．．。
自分の中でのソフトバンクGの定義は「巨大な投資信託」で、だからこそ放置しておくしかない存在となっている。
ただ、恐らくだが今の日本企業でソフトバンク以上の期待値がある大企業はほかにはないだろう。
ほかにはソニーやファーストリテイリングがあるが、たぶんGAFAと対等を張れるくらいの、「予測できないほどの利益」をたたき出しそうなのはソフトバンクだけだろう。
なので、私と同じようにソフトバンクG株を高値掴みしてしまった人は売却してしまうのもいいかもしれないが、存在を忘れて放置してみるのも一興だろう。
少なくとも、ベンチャー企業やスタートアップにこれだけ分散して投資できるのは、ソフトバンクG株へ投資をすり以外はないだろう。
しかも、企業を選別しているのは実際にベンチャーからソフトバンクを超巨大企業に成長させた孫正義会長率いるソフトバンク軍団なので、これ以上目利きが効く集団は恐らくいないだろう。
そんな感じで、再びソフトバンク株が暴落した時は保有する理由を探してみるのも悪くはないだろうね。
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