「社会人にもなったし、そろそろ定期貯金しないといけないな」
社会人デビューをすると大体の人が「堅実な日本人」の本能を発揮し、毎月いくばくかのお金を貯金したいと考え始めるようになる。
そして、多くの場合でその第一候補になるのが各銀行が用意している定期預金だ。
定期預金は昔から貯蓄の定番商品で、定期預金をしている社会人は堅実であるというイメージが世間一般には定着している。
定期預金は通常の預金よりも利息が高くつくので、昔は元本保証付きで高い利息もつく定期預金をしっかりとやっていると、堅実性が高くて賢い人だと判断されたのだ。
しかし、日本は長期間にわたり異常とも言える超低金利水準の環境下にあるため、現在では定期預金をしたとしても雀の涙以下の利息しかつかないようになってしまっている。
大手のメガバンクでも定期預金の3~5年ものの利息は、たったの0.01%となってしまっている。
0.01%の利息では、たとえ1千万円定期預金で預けていたとしても年間でたったの1000円しか利息がつかない。
それにもかかわらず、日本人は安全志向が強いので資産運用の選択肢として定期預金を選ぶ場合が多い。
最近では、メガバンクや地銀よりもネット銀行の定期預金の方が利息が高く、なおかつ使い勝手がいいのでそちらを選ぶ人も結構多いようだ。
イオン銀行のスーパー定期もその一つだ。
イオン銀行は全国のイオンモールなどに店舗を展開しているが、ネットバンキングにも非常に力を入れていて、イオン銀行のスーパー定期はスマホやPCを使って手軽に預入が出来るので人気を博している。
また、無料でダウンロードで出来る取引明細書サービスなども用意されているので、家計の管理にもかなり高レベルで対応していると言っていいだろう。
利率については現在0.020%となっており、大手メガバンク等の約2倍の水準となっている。
そのため、おいらがもしも定期預金をやるとしたら、イオン銀行のようなネットバンキング事業を展開している銀行の定期預金を選ぶだろう。
何度も書いているが、便利だし手数料が安いんだよね、ネット銀行は。
ただ、おいらがもしもやるとしたら、資産運用というよりかはあくまで元本保証の商品を保有しておくという目的で、スーパー定期のような定期預金の預け入れを行うだろう。
ところで、イオン銀行を運営しているイオンフィナンシャルサービスの配当利回りがどれくらいのレベルか知っているだろうか?
イオンフィナンシャルサービスの配当利回りは現在約3%となっており、イオンスーパー定期の約150倍の水準となっている。
ここで、「なので断然株式投資をやるべきです!!」とかは言わない笑。
定期預金には定期預金のよさがあって、あくまでも元本割れが嫌だという方には向いている金融商品だろう。
イオンフィナンシャルサービスの株を買った場合、配当利回りは3%あるが、3%以上株価が下がるという事態も十分に考えられる。
おいらが買っているオリックスの場合がもろにそれだね笑。
ただ、よく考えてほしいのは、そういったリスクを許容すれば安全な定期預金の150倍以上のリターンが得られる可能性があるということだ。
もしもイオンフィナンシャルサービスの株を買って、その後株価が大きく上昇した場合は定期預金の1000倍以上のリターンを得られる可能性も十分にあるだろう。
イオンフィナンシャルサービスはこれから発展していくであろう東南アジアで業績を伸ばしており、直近の業績は絶好調だ。
なので、数年単位で保有すれば株価が伸びる可能性は十分にあるし、保有している期間は毎年配当金が入ってくる。
一方で金融ショックが発生したり、巨額の貸し倒れが重なったりして業績が悪化してしまい、株価が50%程度暴落してしまうリスクもあるだろう。
そしてそうなった場合、当然配当金を支払う余力もなくなってしまうので、最悪は無配となるケースも考えられる。
そこを受け入れられるかどうかが、「投資家」になるのか「投資をしない人」で終わるのかの分岐点になる。
投資は確かに確実に金が増えるという保障は全くないし、自分が汗水流して一生懸命稼いだ金が消えてなくなってしまう可能性があるので怖いのはよくわかる。
しかも、損をしたとしても完全自己責任で、誰も一切損失の補てんなどしてくれい。
ただ、一方で通常の定期預金では考えられないくらいのリターンを得ることも可能なのが投資だ。
なので、社会人になったばかりの方や、まだ投資を始めていないが興味はあるという方については、定期預金をするのと並行して投資を少しづつやってみるというのも悪くはない選択肢だと思う。
投資というと資産を数倍にしたりするための非常にリスクが高い行為だと認識されている方も多いかもしれないが、きちんと分散を行えばある程度リスクを抑えられるからね。
逆に言うと、日本は今生活必需品の値段などが上がったりしていることからも分かるとおり、今後インフレーションが段階的に進んでいくと考えられる。
そのため、投資で数パーセントづつでもいいから資産を増やす取り組みをしておかないと、資産が実質的に目減りしてしまうというリスクがあることも忘れてはならないと思う。
最近は各ネット証券やネット銀行などでも手数料が非常に安いインデックス系の投資信託を豊富に用意しているので、まずはそういったものを少額で積み立ててみて投資に慣れていくという手段もある。
興味がある方は、先入観を持たずに定期預金の預け入れと並行して投資を行ってみるのもいいだろうね。
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