サラリーマンが高配当株に投資をするメリット
サラリーマンにとって何よりもの楽しみといえば、恐らくは給料日に口座を確認し、「ああ、今月も無事にお給料を受け取ることが出来た」と安心することではないだろうか?
一方で、高配当株に投資をする投資家たちの楽しみといえば、年に数回ある配当金の支払いを受けることで、その際には同じように「ああ、今年も配当金を受け取ることが出来てよかった」と喜びをかみしめることが多い。
しかしだ、サラリーマンが受け取っている給与所得が必死で歯を食いしばり、血尿をスプリンクラーのようにまき散らし、そして嗚咽を上げながら必死で労働をしてやっとこさ手に入れることが出来るのに対して、投資家たちが受け取る配当金は特に本人たちは何もせずに手に入れることが出来る所得だ。
この違いは「時間」という観点で考えた時には圧倒的な差になる。
というのも、投資家たちはコーヒーを飲んでいても、酒を飲んでいても、公園でブランコに乗っていたとしても配当金を自動的に受け取ることが出来るのに対して、サラリーマンたちは前述したような苦行に耐えて初めて給与所得を手に入れることが出来る。
「時間」は誰にでも平等に与えられた有限で最も貴重な資産であるということを考えると、サラリーマンたちとしてはこの差を何とかしないといけないだろう。
配当金を受け取る側に回ってみるという選択肢
さて、それではどうすればいいのか?という話になってくるのだが、その答えはシンプルで、サラリーマンも高配当株(もしくはそうでない株でもいい)を買って配当金を受け取る側に回ってしまえばいいのである。
コツコツと毎月きちんと貯金を行い、貯めたお金で高配当株を買う。そして、その高配当株が生み出す配当金でまた別の株を買うようにしていけば、最終的には配当金が自分も思いもしていなかったほど大きな収入になるケースもある。
例えば、月に2~3万円レベルの配当金をうけとることができるようになると、気分的にもかなり楽になるし、必死で残業代を稼ぐためだけに働くということもしなくてよくなる。
そうすると不思議なもので、自分の能力を伸ばして給与所得を効率的に増やす方法や、副業でお金を稼いだりする方法に頭をつかうようになり、最終的には所得が増える可能性が高くなる。
なので、コツコツと配当金を受け取れるように貯金をする→高配当株を買う、という努力をすることはシンプルではあるが、経済的に考えると非常に有効な資産を増やす方法なのだ。
メンタルブロックを外そう
このように、配当金をコツコツと受け取るために自分自身のメンタルブロック、つまりは「現金こそ最も価値がある資産だ」という認識を破壊し、配当金を生み出す高配当株を実際に買ってみることが自分の時間という「資産」を守ることにつながっていくのだ。
今現在世界を揺るがしているコロナ騒動で感じている人も多いかもしれないが、「お金」で出来ることというのは結構限られている。
例えば、資本主義経済がきちんと機能せずに様々なお店が閉店してしまうと、お金を持っていてもお金を使う場所がないので楽しめず、お札が何の価値も持たない紙屑に見えてしまう可能性だってある。
そう、お金は資本主義社会における等価交換のツールでしかないので、資本主義経済が円滑に機能していないとその価値を失ってしまうのだ。
一方で、時間はあればあるほど様々な行動を実現することができ、また、何度失敗したとしても時間さえあればいくらでもリカバリーすることが可能だ。
なので、可能であれば高配当株から受け取る配当金などを手にすることで「お金」にコミットする時間を減らし、自分自身が本当にやりたいことをする時間を作ることが重要なのだ。
まずは、自分のメンタルブロックを外すところから初めてみよう。
株で夢をかなえよう