日本たばこ産業やJリートの配当利回りが上昇中
本日の配当利回りランキングを確認すると、Jリートや日本たばこ産業の配当利回りが6%以上まで上昇している。
配当利回りが6%を超えてくると、「配当利回りが高い」という印象とともに、「何かあるのか?」と疑ってしまう。
確かに、日本たばこ産業ことJTについては、日本国内の葉巻タバコ販売量の低下や、世界的な健康志向の高まり、また大麻ビジネスの台頭など様々な要因があり、一過性の業績低下等によるものではない。
そのため、JTの株価は低迷しており、その分配当利回りが高くなっているのだ。
また、Jリートにしてもあまり人気がなく、不動産相場の高騰や、景気後退による不動産市場の冷え込み等が投資家たちから警戒されているため、株価は低迷する一方で配当利回りが高くなっているのだ。
要するに、少し「わけ」がある銘柄が配当利回りランキングの上位に入っているケースが多いのだ。
また、あくまで今期の配当予測等を基に配当利回りが計算されている場合が多いので、今の水準の配当金が来季も支払われるという保証はない、ということも覚えておいた方がいいだろう。
本日時点の日本株配当利回りランキング
本日時点の日本株の配当利回りランキング上位20位は下記の通りだ。
順位 | 企業名 | 株価 | 配当利回り |
1 | マクセルホールディングス(株) | 1,806 | 15.84% |
2 | 日工(株) | 2,671 | 7.49% |
3 | 新明和工業(株) | 1,297 | 6.71% |
4 | (株)あかつき本社 | 278 | 6.47% |
5 | タカラレーベン不動産投資法人 | 95,700 | 6.34% |
6 | (株)プロスペクト | 16 | 6.25% |
7 | サムティ・レジデンシャル投資法人 | 103,100 | 6.20% |
8 | エスコンジャパンリート投資法人 | 103,200 | 6.09% |
9 | (株)淺沼組 | 3,420 | 6.08% |
10 | JT | 2,548.50 | 6.04% |
11 | (株)KHC | 731 | 6.02% |
12 | アサヒホールディングス(株) | 2,003 | 5.99% |
13 | ソフトバンク(株) | 1,420 | 5.99% |
14 | マリモ地方創生リート投資法人 | 114,900 | 5.97% |
15 | (株)ベリテ | 337 | 5.92% |
16 | ヘルスケア&メディカル投資法人 | 116,000 | 5.91% |
17 | (株)あおぞら銀行 | 2,647 | 5.89% |
18 | (株)FPG | 905 | 5.86% |
19 | 合同製鐵(株) | 1,965 | 5.85% |
20 | トーセイ・リート投資法人 | 117,500 | 5.84% |
まあ、こんな感じで知らない人が多い銘柄が多いと思うのだが、この中に自分が保有している株も2つ入っていて、12位のアサヒHDと20位のトーセイ・リート投資法人がそれにあたる。
ずっと放置している銘柄たちなのだが、購入時から配当利回りが高いので(アサヒHDは途中で配当性向が上がった)、定期的に配当金を支払ってくれている。
ただ、個人的な感想としては、やっぱり「それなり」の銘柄が上位を占めているな...といった感じだ。
Jリートは別として、今後も安定的に配当金を支払ってくれそうなのは、JTくらいだろうか。ソフトバンクも頑張るかな...?
1位のマクセルホールディングスが、15%超のあり得ない配当利回りになっているのは、4/26にIRでアナウンスしている通り、特別配当を出すからだ。
そのため、急激に配当利回りが上昇しているので、期間限定のキングだと思っておいた方がいいだろう。
配当利回りが高い理由を考えて見る
投資家なら誰でも配当利回りが高い株を見ると、「おっ」と注意を引かれることが多いだろう。
自分だって、配当利回りの高い銘柄を見ると、ついついどんな企業か調べてしまうという性癖を持っている。
しかし、それと実際にその株を買うかは全く別の問題だ。
その株を配当金目的で買うのであれば、「なぜその株の配当利回りは高くなっているのか?」という背景を調べてみてからでも遅くはない。
中期経営計画なんかで株主還元を強化する方針を打ち出し、業績は良好、そして約束通り増配している等であれば、もちろん買ってみてもいいだろう。
しかし、将来稼げなくなる何かしらの可能性があったり、不正会計等に絡む株価下落で配当利回りが上がっていたり、もしくは単純に業績が悪いので株価が下がっている等の場合は、ゆっくりと調べてみてからその株を買っても遅くはないだろう。
そうしないと、「配当利回りが高い」と思っていたのに、「配当利回りが高くない!!」といった状態になってしまい、大損をこいてしまう可能性があるからね。
配当利回りが高いのは高配当株だけではない
配当利回りが高い金融商品は何も高配当株だけではなく、債券やETFなど、様々なものが世の中にはある。
その中の一つに、最近世界中で爆発的に広がっているクラウドファンディングがある。
クラウドファンディングとは、個人が「お金を必要としている事業者」にクラウドファンディング業者を介して資金を貸出し、利息を得ることができる新しい金融サービスのことだ。
株式投資の場合は株価が上昇すれば元本価値が上昇するし、経済構造の根底を支えている株式に投資をするので、最も理にかなった投資法だと言ってもいい。
しかし、その一方で非常にボラティリティが高いので、下手をすると大幅に資産が減ってしまう場面も訪れる可能性がある。というか、定期的にそういう場面は実際に発生している。
そういった際に株式投資1本だけだと、資産価値の減少に心が耐えられず、底値で株を全て売ってしまうという間違った高度を取ってしまうことになる。
そのような事態を防止するためには、株式以外の金融商品をポートフォリオに入れておく必要がある。
クラウドファンディングは、細かくファンドを分散して投資をすればリスクを低く抑えることも可能なので、少額をクラウドファンディングで運用して高い利回りを得るという方法もある。
クラウドクレジットは、海外案件を中心に扱っているクラウドファンディング業者で、2.5%~13.5%と比較的利回りが高いファンドに投資をすることが可能だ。
そのため、クラウドファンディングに興味があるのであれば、同社のHPで内容を確認することが出来る。実際にどんなファンドを扱っているのか、見ることも可能だ。
登録料は無料なので、少額から投資を開始するサブの投資先として検討するのは悪くはないだろうね。
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