まだ若かったころ、おいらは一体何を考えて生きていたのだろう。仕事終わりの電車、つかの間の安息。大きくため息をつく。一歩を踏み出さなければならない、それはよくわかっている。もう変わらないといけない季節なんだ。30代は人生のちょうど中間地点で、おいらが70歳で死亡するとしたら、今がちょうどコンパスの針が中央を指したあたりの地点だ。
針はゆっくりと動いている。そう、死へと向かって。おいらに残された時間はそんなに長くはない。今までは太陽が昇りきっていく時間で、これから夕暮れへと向かっていく。輝いていた時間が徐々にたそがれていき、最後には真っ暗な闇に染まってしまう。
おいらには子供はいない、そして奥さんもいない、仕事はかろうじてある。おいらはこのまま一人で死んでしまうのだろうか。
...。
嫌や、絶対嫌やあああああああああああああああああ!!死にたくない!!磯山さやみたいな嫁さんがほしい、孫に囲まれながら死にたい!!おじいちゃん、ありがとうって言われながら死にたいいいいいいいいいいいいいいいい!!
変わらないといけない、このまま死んではいけない。だからおいらは持ち物を変えていくことにした。その一つがお金を株に買えることだった。お金ではなく、株を持つ。そしてお金持ちになる。女はお金持ちが大好き。お金持ちになればきっとこんなおいらでも磯山さやかと結婚できる。
「何もないけど、、愛とお金なら腐るほどあるからさ」
そんなセリフで女を落としたい。
「手段を選ぶな」
子孫を残さないといけない、という生物としての本能がおいらのメンタルブロックを破壊した。もう、手段は選ばない。おいらは金持ちになって磯山さやか似の嫁をもらう。そう決めた。そして証券口座を開いたんだ。
IBMを買ってみようか
おいらは次の給料日、つまり25日前後に米国株を追加買いしようと考えている。その一つの候補が米国株投資ブロガーに大人気のIBMだ。かつては世界一の投資家であるウォーレンバフェットも投資していて、そして「これはだめです」と言って売り払った企業だ。
昨日の決算で見事に投資家の期待を裏切り、株価は148ドルまで下げている。配当利回りは余裕の4パーセント超え。
20四半期連続で減収を記録し、株価を下げ続けているIBMだが、色々調べると明るい要素も色々とある。他のブログでもさんざん書いているので、こんなくそブログでしたり顔で述べるつもりは無いが一応書いておく。
①ワトソンが熱い
IBMは人工知能のワトソンを他の企業に先行して商業化させている。つまり、商売に出来ているのだ。ワトソン君のことはハッキリいってIT音痴のおいらにはあまり理解は出来ないが、とにかくスーパー天才らしい。人間では絶対太刀打ち不可。おいらが1兆人いても勝てないレベルの知能を誇っている。
②量子コンピューターを開発している
量子コンピューターというのは、今の話題のスーパーコンピューターの9000兆倍のスピードで計算処理を行えると言われている凄まじい代物だ。スーパーコンピューターでさえ意味が分からないほどの性能を誇っているのに、それの9000兆倍だ。商業化はまだまだと言われているが、グーグルと共同開発を行っていると言われている。
③クラウド事業を展開中。
おいら、クラウドが何かがよくわかっていないが最近よく聞く。雲のことかな?アマゾンが中小企業向けのクラウドサービスで成功しているようなので、たぶん儲かるサービスなんだろう。勉強しときます。
ということで、なんだかすごそうな事業を展開しているが、とにかく長期間減収が続いているということで投資家にはかなり見放されている。だけど配当利回りは高い。
それにIBMは日本の企業のシステムにもよく採用されている。企業というのは独自のシステムを持っているところもあるので、一度採用されると変えにくい。だから、人工知能を取り入れるのが流行りだしたら、既存の顧客にどんどん提案を行い一気に人工知能部門の売り上げが伸びる可能性もあるだろう。
おいらが今のところIBMで理解しているのはこれくらいだ。量子コンピューターや人工知能についてはとにかく凄いということくらいしか分からないが、既存顧客の企業が多いので、そこにうまく営業をかけていくことが出来たら売り上げは回復しそうな気もする。
まあ、米国の天才が集結している(と思われる)超優良企業なので最終的には何とかするでしょう。
そんな感じで購入を検討しております。
だけどアップルのほうがいいか
ウォーレンバフェットはIBMを売却したのちアップルの株を買いまくっている。おいらも実はどちらにしようか悩んでいる。というか、一度IT企業に投資してみたいのだ。今まで一度もIT企業の株を買ったことがない。
アップルは配当利回りは1パーセント程度だが、もはや人々の生活に欠かせない企業であることを考えればこれからも株価が上昇していくことは容易に創造出来る。
IBM製品に日常的にふれることはあまりないと思うが、IPoneを取り上げられたら不安神経症になってしまう人はいっぱいいるだろう。スマホはもはや人々の生活に欠かせないもので、その中でもIPoneは元祖スマホ、替えがきかない商品だ。実際日本にもおどろくほどアップル製品の信者が多い。
バフェットは恐らく昔のコカ・コーラやP&Gと同じ感覚でアップルの株を買っているのではないだろうか。人々の需要が旺盛で、なおかつその状態が長期間継続される可能性が高い商品やサービスを提供し続けている企業という視点で。
なのでおいらも乗りたい、安心できるバフェット金持船に乗ってみたい。どうか乗せてください。そんな感じで悩んでいる。
最後は自分で考えて株は買おう
猿まねで株を買っても儲かればそれで全然おいらはOKなのだが、損をしたときにある程度自分が納得出来るストーリーがないとすぐに投げ売りしまうだろう。そしてその後に株価は暴騰する。そんなことってありますよね。
だから自分の頭で十分考えて納得してから何かIT系の株を買おうと考えております。誰も守ってくれない自分のお金ですからね。十分自分で納得してから買うようにしたいと思います。
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