高配当株が暴落して金価格が上昇する理由について
現在、コロナウイルスによる新型肺炎問題を発端としたコロナショックが市場を直撃しており、様々な株が暴落しまくっており、成長株投資家も高配当株投資家もバリュー株投資家たちも、ほぼ全ての投資家たちが「みぎゃああああああああ」と悲鳴を上げている状態だ。
そのため、もちろんのことながら、インカムゲイン投資家たちが大好きな高配当株も株価が暴落してしまっており、多くの投資家たちが「配当金はもらいたいけど...」と、ため息をつきながら株を手放し始めている。
多くの投資家たちが株を手放したがると、当然のことながら株価は下落していく可能性が高いので、高配当株の株価は今後さらに下落していく可能性が高いだろう。
高配当株の場合、株価が大きく下がると配当利回りが上がるので、本来であればどこかのタイミングで買いが入らないとおかしいのだが、すでにパンデミックの様相を見せ始めているコロナウイルスに対してパニック状態になってしまっている市場は冷静な判断を下せない状態が続いている。
そのため、今後もしばらくは高配当株の株価下落は続く可能性が高いだろう。
そんな中にあって、金価格が上昇していることが注目されており、株式市場の暴落をわき目に比較的安定した価格の推移を見せている。
金価格はマイルドなVIX指数である
金価格は株式市場が不安定になった際に大きく上昇するという特性を持っており、恐怖指数であるVIX指数をマイルドにしたようなものであると言ってもいい。
金価格はここ最近上昇を続けていて、少し下落をして、また上昇し始めている。
それに合わせて、バリックゴールドなどの金鉱株の株価も好調な状態を維持している。
これが何を意味しているのかというと、それはつまり株式市場から資金が抜け出し、金市場に投資資金が流れ込んでいるという状態を表している。
最近、ロボアドバイザーなどが流行っているが、ああいったタイプの投資システムの場合、資産配分を自動的にコントロールするように設計されているので、金の配分が一定割合定められていると、自動的に金を買うようになる。
現在、世界の運用の世界はAIによる自動運用へと移行している状態なので、あるファンドなどで金の保有割合が一定量に設定されていると、株式市場が崩壊した際に金のポートフォリオにおける割合を増やす設定であれば、自動的に金に買いが入ることになる。
個人的には、金価格の上昇にはこういった要素も影響しているように思う。
そして、価格の上昇が過熱すればするほど、さらに金に買いが入りバブル状態になってしまう可能性もあると考えている。
極限まで配当利回りが上昇した株は魅力的
さて、現在絶賛暴落中の日本の高配当株たちだが、この先、さらに株価が暴落して配当利回りが極限まで高まったとすると、それは魅力的な投資対象になるかもしれない。
たとえば、配当利回りが6%を超えるような株が大量発生したならば、それは完全な異常事態といっていいので、その中には減配の可能性の低い高配当株も混じっているかもしれない。
株式市場は暴落と上昇を繰り返すもので、実は暴落というのは長期的にみると単なる調整でしかないというケースが圧倒的に多い。
コロナウイルスがそれに該当するのかは別にして、通常では考えられないほど高配当になった株式を暴落時に買った場合、その株がもしも減配などをしない優良株であった場合、その後の上昇局面において莫大なリターンを得られる可能性がある。
もちろん、株価の下落がいつまで続くのかは誰にもわからないので、いつ市場が底を打って反転するのかはわからないが、配当利回りが高くて減配の可能性が低い株というのは魅力的だということは間違いがないだろう。
そう考えると、きちんと市場全体の配当利回りは観察しておいた方がいいんだろうね。
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