配当利回りが3.8%まで上昇した高配当株のイオンフィナンシャルサービス
配当金というのはまるで実りの多い穀物のようで、高配当株を多く保有していると、気が付いたら株主の懐にはチャリンチャリンと黄金に輝く金貨を振り込まれてくる。
配当金を得ると多くの人は喜びを感じ、さらに保有する高配当株への愛着が深まっていく。
愛着が深まりすぎると適切な時期に株を売ることが出来なくなってしまうので、それはそれで問題なのかもしれないが、高配当株に愛着を感じたことがある人は意外と多いのではないだろうか。
高配当株の場合、銀行の定期預金の数百倍の利息がつくので、一度高配当株の魅力を知った人たちは、振り込まれ続ける配当金の誘惑から逃れることが出来なくなってしまうのだ。
定期的な収入というのは、人々に安心感を与えるため、人々は配当金を受け取るたびに「高配当株いいな...」という感情を覚えることになる。
そんな高配当株だが、最近は銀行株を中心に金融株が売られている影響で、配当利回りが著しく高くなっている株が多い。
そんな中の一つが、イオングループの金融会社であるイオンフィナンシャルサービスだ。
イオンフィナンシャルサービスの配当利回りはメガバンクの定期預金の380倍
メガバンクなどの定期預金の利率は現在0.010%となっており、日本の超低金利環境の影響で極めて低い水準となってしまっている。
そのため、金利商品として利益を得ようと思ったら、相当な額の資産がないと話にならない。
しかし、イオン銀行を傘下に持つイオンFSの株を買えば、配当利回り3.8%というメガバンクの定期預金の利率の380倍の利益を得ることが出来る。
配当利回り3.8%という水準は、少し以前の株式市場であればかなり高配当な部類に入ったのだが、最近では日本企業の増配と株式市場の停滞により、配当利回りが4%を超える株も珍しくはなくなっている。
そのため、めちゃくちゃ高い水準というわけではないが、今の金利環境を考えると、やはり相当に魅力的な利回りではある。
イオンFSはアジア圏で勢力を拡大させており、新興国の経済成長の恩恵を受けることが期待されている企業の一つだ。
タイやインドネシア、マレーシア、それからベトナムなどの新興国は日本と違って労働人口が多く活気に満ち溢れており、したがって消費意欲旺盛な人々が多い国々だ。
そのため、今後はそれらの国々に進出し、うまく利益を得ることが出来た企業が成長していく可能性が高いと考えられる。
特に、金融に関してはどうあがいても国内はすでに頭打ちで、おまけに超低金利という金融機関にとっては最悪な経営環境となっているので、もはや海外に活路を見出すしかない状況だ。
その点、イオンフィナンシャルサービスは早くからアジア圏に進出しているので、先見の明がある経営をしていると言ってもいいのかもしれない。
実際、直近の決算では国内は苦戦しているが、海外事業の伸びが利益を牽引しているからね。
海外株投資と通貨の問題
イオンフィナンシャルサービスは日本株なので、日本にいながら日本株に投資して海外事業の利益を享受することが出来る。
日本人が海外投資をする際に、最もやりやすいやり方は、海外事業を展開している企業の株式を買うことだ。
日本株であれば非常に情報も豊富で、また企業が展開している事業の把握もしやすいので、抵抗なく入っていけると思うからだ。
一方で、アジア圏の企業に直接投資するという方法もあり、香港市場やベトナム市場、それからマレーシアにタイなど、海外市場に上場している銘柄はSBI証券でも買うことが出来る。
ただ、新興国の銘柄をダイレクトに買う際には、その国の通貨がどの程度の強さを持っているのかは考慮したうえで買った方がいいだろう。
自分はベトナム株を買う際に日本円からベトナムドンに両替し、しばらくの間放置していたのだが、かなり価格の変動幅が大きい。
ドルやユーロなんかの主要通貨とは全然違う値動きをしていたので、通貨をただ持っているだけで日本円換算で大きく価値が目減りするという可能性がある。
株価の下落と通貨の下落のダブルパンチはかなり資産とメンタルにダメージをあたえるので、新興国投資をする場合にはその点は留意しておいた方がいいだろう。
ダイレクトに買うよりかは、投資信託を利用したり、米国市場に上場するETFなんかを利用した方がいいんだろうね。
新興国の個別株を買っておいて言うのはなんだが、多分、そうした方が外した際のダメージは少ないと思うね...。
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