個人が配当金で家賃を支払えるようになったら
不労所得という言葉を聞くと多くの人が、そんなものは自分には縁のないものだと考えることが多いのだが、実際のところは全くそんなことはなく、配当金は株式を保有しているだけで自動的に振り込まれる所得で、誰でも手に入れることが出来るものだ。
しかし、日本人の多くは投資アレルギーに感染してしまっているため、どれだけ日本株や米国株が上昇しようが「リスクがあるから...」と投資を避け続けており、その結果として配当金を受け取る等の経験をすることなく過ごしている。
ところで、この不労所得代表の配当金だが、その受け取り金額が家賃を支払えるくらいにまで増加したとしたら、あなたは一体どのような気持ちになるだろうか?
恐らくは、かなり気持ちが楽になるのではないだろうか?
というのも、家賃の金額は人によってまちまちだが、大体の場合において家賃は生活費の支出の中でもかなり多くの部分を占めているケースが多い。
例えば、5万円~10万円と、それくらいの金額の家賃を配当金だけでまかなえることが出来れば、かなり楽だと感じる人がほとんどだろう。
リスクを取ることがリスクを避けることになる
ところで、配当金を得るために株式を買うことはかなりリスクが高い行為だと考えられているケースが多いのだが、実際のところはそうではない。
というのも、最近どんどん各国政府が金融緩和を推し進めており、そのおかげでマネーはジャブジャブ状態になっているからだ。
マネーがジャブジャブ状態になるということは、それ即ち現金の価値が下がるということだ。そして、さらにこのコロナ過でマネーが株式市場に流れ込み続けており、持てる者と持たざる者の差がどんどん開いてきている。
そのため、お金を株式市場に預けておくことこそが、実は非常にリスクが低い資産運用方法なのだ。
このようなことを言うと、「そんなはずはない」と思う人が多いかもしれないのだが、これは少し金融の知識がある人であれば誰でも分かることだろう。
というのも、株式にしても現金にしても、その実態は人が価値を付けているデジタル資産であり、両者の間に大きな違いはないからだ。
例えば、「円」の価値は毎日、毎秒、ドルやユーロに対して下がったり上がったりしている。
投資はした方がいい
これはあくまで個人の感想なのだが、ぶっちゃけ投資はやったほうがいい。
その理由は前述した通りなのだが、やはり配当金やキャピタルゲインなどの不労所得を得ることは人生を豊かにするからだ。
それはサラリーマンとしての給与所得とは全く別のものなので、手にすると不思議な感覚を覚えるはずだ。
だが、考えてもみて欲しいのだが、我々が一体誰のために働いているのかというと、それは株式会社が発行している株式を保有している投資家たちのためだ。
そう、真面目腐ってクソ怠い仕事をしてようやく生み出した利益を誰が手にしているかというと、それは投資家たちなのだ。
そう考えると、投資をする、投資をしない、という選択を考えること自体がナンセンスなのかもしれない。
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