おいっす~!!
燃えた燃えた燃えたあああああああああああああああああああああ!!!
おいらの愛読している週刊誌のSPA!が、現在とある企画を特集したせいで、絶賛炎上中だ。
どういう企画かというと、「やれる女子大生ランキング」なるものを紙面にて特集したところ、非難が殺到してしまったのだ。
おかげさまで、編集長が謝罪文を出す事態にまで発展してしまっている。
さすがは週刊SPA!や...最近の女性の人権尊重などの空気感を丸無視でやってくれたわけだが、今回問題になった企画って、今までも結構やってた感じの企画なんだよね。
確かに後述の通り、今回のSPA!のはひどすぎるが...。ただ、同じようなレベルの企画はこれまで他の雑誌でもあったように思う。
それにもかかわらず、何故ここまでの問題に発展してしまったのだろうか。
いや、ゆうてもSPAやで?
低俗な話題満載の雑誌ってみんな知ってるやろうに...。
そんぐらい、放っておいたれよと思うが、世間は断固許さないようで、インターネットでの抗議の署名活動や、ランキングに掲載された各大学からも抗議が殺到してしまったそうだ。
まあ、「やれる女子大生ランキング」というSPA感丸出しの企画については、抗議がきたら謝罪すべきレベルの低俗な特集だということは理解できる。
おいらは愛読者なので、実際に見てはみたが、まあひどい...笑。
「ギャラ飲み」というマッチングサービスで、飲み代をおごってあげて、さらにお小遣いをやったらお持ち帰りできる大学生はどこの娘だ!!みたいな感じの特集だからね。
そら大学側や学生も怒るわな...と。
だけど昔なんか、テレビでも「お持ち帰りできる大学生」みたいな感じで、大学名もきわどいところまで出しているようなバラエティもあったじゃないか。それに、同じように大学名も出して似たような企画や特集をやっている雑誌もいっぱいあったはずだ(低俗な男性誌はああいう企画が好きだからね)。
それなのに、なぜ、おいらの愛読誌があそこまでボッコボコのフルボッコにされてしまったのだろうか。
それは、インターネットがSNSと融合してしまったことで、完全監視型のデジタル村社会が完成してしまっているからなんだ。
おそらくなんだが、今回のような企画を例えば2000年くらいにSPA!がやったとしても、そこまで大きな問題には発展しなかっただろう。
まあ、大学から抗議文書が届いて、誌面の片隅に謝罪文書くらいは掲載する事態にはなったかもしれないが。
だけど、インターネットにSNSがドッキングされた社会では、あの企画は完全にアウトだ。
ましてや、女性の人権については世界中がめちゃくちゃナーバスになっている時代だからね。
インターネットにSNSがドッキングされると、端的に言って拡散能力が半端なくなる。
それまでは発言権が無かったおいらのような虫けらサラリーマンでも、ツイッターデビューするだけで世間に対して自分の考えを発言しまくれる世の中だからね。
ということはだ、今まで日本中で大人しく生活していた村人たちが、「我も我も」と自分の意見を述べまくることができる。
そしてそれがデジタル空間に拡散されることで、巨大な目のようなものが出来上がる。
その巨大な目は、世論に逆らう者や、世情とはかけ離れた事象に目を光らせ、意にそぐわない情報を見つけ出すと、その目を通じて世間の怒りが爆発するような仕組みとなっているのだ。
そして、その怒りのエネルギーはというと、閉鎖型の資本主義社会である日本で生きる我々の日々のストレスや、やるせない悲しみや怒りだ。
例えばZOZOの前澤社長が金持ち感丸出しの生活をUPするたびに世間が激怒するのもそれと同じで、巨大な目を通じて入ってくる前澤社長の庶民とはかけ離れた豪勢な日常生活を見るたびに、我々(おいらも含む)庶民は、「日常で自分はストレスを溜め込んでいるのに、なぜこいつはこんなに贅沢な生活を!!」、という感じで怒りを爆発させてしまうのだ。
まあ、前澤社長はそれをうまいこと利用して宣伝に使っているんだが...。
おいらは思うのだが、今後、このような監視型のデジタル村社会化はどんどん加速していき、そのうち、SNS上でもヘタに発言できないような時代がくるんじゃないのかなと思っている。
インターネットなんて、おいらの感覚ではみんなが匿名で言いたいことを言いまくるような場だったんだが、SNSが発展し始めてから、いつしかリアルとネットが融合してしまって、ネット上でもある程度の品格を求められるようになってしまっている。
最近、ツイッターが問題のあるアカウントを閉鎖しまくっているようだが、今までは言いたい放題だったSNS上でも、これからは発言に品位が求めるということなんだろう。
ユーチューブでもそうだよね。昔はえげつない画像もバンバンアップされていたが、最近ではひどい映像は即削除されてしまうようだ。
おいらは、昔のインターネットのアンダーグラウンド感が好きだったが、最近ではネットとリアルの融合が進みまくっているので、これからネット空間もさらにクリーンになっていくのだろうと思う。
そうなってくると、ネットの面白みがなくなってしまうと思うのだが、恐らくはそうなっていくんじゃないかと思っている。
テレビでは放映できないような番組を流しまくることで有名なAbemaTVも、そのうちテレビが誰にも見られなくなって市民権を完全に得てしまうと、今度は地上波テレビと同じくらいのクリーンさを求められるようになってしまうかもしれないね。
つまりは、潔癖空間がどんどん広がってきていると思うので、おいらの愛読誌である週刊SPA!のような雑誌でも、何か読者が好きそうな企画をやる際には細心の注意が必要だと言うわけだ。
なぜなら、世間はアベノミクスでも景気がよくなった実感が湧かず、生活自体はどんどん苦しくなっていくばかりなので、やるせない怒りとストレスに満ち溢れているからね。
そして、そういった怒りやストレスは、デジタル空間に漂う巨大な目を通して、いつもその怒りを爆発させる対象を探し続けているんだ。
さて、ここまで書いて何が言いたかったかというと、「SPA!気をつけろよ」ということだ。
なんせ、10年を超えるくらいのベテラン読者なので、こういった事態が重なって休刊とかになられては悲しすぎる。
最近、紙の媒体が休刊になりまくっていてさみしい限りなのだが、おいらの中でプレイボーイと週刊SPA!は最後の砦で、この2誌が休刊になってしまえば、紙のメディアは完全に息を止められたと言っていいレベルだ。
もうね、絶対に今の世の中、実名で大学名なんか出しちゃダメだよ...。
実名で出すと、やはり気分を悪くされる方も大勢いらっしゃるし、それに、もう今は前述したような社会が完成してしまっているので、なあなあでは終わらせられないし、流せないんだよ。
それに、企画自体もね...。実際に「ギャラ飲み」というのはあるんだろうが、「口説いて持ち帰れる」ではなく、「小遣い=金を渡して持ち帰れる」という内容ではそらクレームも来てしまうよ。
「口説いて持ち帰る」だと、人間同士の気持ちと気持ちの交渉なのでいいんだが、「小遣い=金を渡して持ち帰れる」だと、まるで女性を物のように扱っていると捉われて当然だからね。
そこに大学名まで出しちゃったら、冷静に考えてクレームが来ることくらいは想定できたはずだと思うんだが...。
気をつけてくれよ、楽しみに読んでいる読者も結構いっぱいいると思うからね。
週刊SPA!ほど、中年男性の心をえぐる雑誌は他にはないんだよ...。よく毎回あそこまで、中年の恐怖をあおり、そして欲望を刺激するような記事を掲載できるもんだと尊敬の念すら覚えるレベルの雑誌だからね。
薄暗い店に行くと、大体置いてあるのは週刊SPA!で、見つけると安心するしね笑。
週刊SPA!は低俗な企画を乱発するだからこそ愛されるし、そしておいらのように長年読む読者もいる(大体おっさんだが)。
だけど、今の時代は低俗な企画をやる際にも、やはりコンプライアンスには相当気を配らないといけない世の中になってしまっているんだ。
その辺を気を付けながら、これまでのテイストを崩さずに(崩したら売れなくなるだろう)、我々読者を楽しませて欲しいものだ。
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