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【飲むおにぎり】飲むおにぎりというあり得ない発想の新商品を買ってみた感想

皆さんは、「飲むおにぎり」というあり得ない発想の新商品が、ここ日本において発売されていることをご存じだろうか?

おいらも先日初めてスーパーで目にしたのだが、見た目はパウチに入っていて、一瞬ウイダーインゼリーかと思った。

しかし、パッケージにプリントされているのは正真正銘のおにぎりで、「飲むおにぎり」というネーミングがしっくりと来る。

「飲むおにぎりて...」

一瞬、ギャグかと思ったが調べてみるとかなり本気で開発された商品のようだ。

飲むおにぎりは、群馬県のヨコオデイリーフーズという会社が製造している商品で、賞味期限の期間が長く長期保存も可能だ。

そのため、災害時等の非常食としての役割を果たすことも期待されている。

「一体どんな味がするのか?」

興味が出たので、一つ買ってみることにした。

飲むおにぎりを買って食べて(飲んで)みた感想は、味の濃いお粥みたいな感じだ。

いや、食感的にはお粥よりも鍋を食べた後に作るおじやに近いかもしれない。

そして、味の方は普通におにぎりを再現していることがよく分かる。

パウチ状のパッケージを見ると、「これがおにぎり?」と疑問を持つかもしれないが、食べてみると確かにおにぎりの味がするんだよ笑。

これは、多分食ってみないと分からないと思うので、興味のある人は近くのスーパーに売っていたらネタで買ってみるのもいいかもしれない。

それにしても、おにぎりをパウチ状の飲料に仕立てるという発想は中々すごい。

個人的には、「飲むおにぎり」は外国人にも結構受ける商品になる可能性があると思った。味が受け入れられるかは不明だが、見た目が強烈なのでお土産に買って帰りたがる外国人は多そうだからね。

なので、そのうち空港なんかでお土産として販売されたら、中国や韓国から来た外国人観光客が大量に買って帰るという現象が起きるかもしれないと思った。

日本人は、AIやネット分野の商売ではアメリカや中国に圧倒的に負けてしまっているが、こういった食の分野では発想力が飛び抜けていると思う。

「和食」が世界規模でブームとなっているように、日本人の食に関する感覚は世界中で高く評価されている。

多分、それは日本人が合理性を極端に嫌う民族なので、そのおかげで面倒くさい調理方法の改善を繰り返してきたからだと思う。

最近、魚を熟成させるという調理手法が密かにブームとなっているが、あんなこと外国人は絶対にしないからね笑。

だけど、日本人は合理的ではない作業を厭わない民族で、むしろそういった合理性を無視した作業や行動が賞賛される傾向があるので、外国人がまず作り出すことが出来ない「味」を作り出すことが出来るのだ。

近年、政府がインバウンド需要の取り込みに本腰を入れているため、日本を訪れる外国人の数が増え続けている。

そういった外国人たちの中には、京都や東京、それから大阪といった定番の観光地以外を訪れる人が増えているらしい。

日本の文化や風景なんかをより深く味わいたいという、コアな訪日客が増えているわけだ。

そういった層の客たちが楽しみにしているのが、日本各地で味わうことが出来る「食」だ。

寿司やてんぷらはもちろんのこと、最近はネット上の情報を頼りにして、より郷土色の強い「食」を求めて日本を訪れる外国人も増えているらしい。

日本はすでに人口構成が逆ピラミッド型に近づいてきており、少子高齢化のせいで人口が減り続けることが予測されている。

これは、日本においては有史以来初めての現象らしいので、この現状が続くと日本がどうなっていくのかは誰にも分からない。

ただ、一つだけ分かっているのは、人口が減ると経済規模が縮小するということだ。

そして、経済規模が縮小すると国としての発展は困難になってくる。

日本は高度経済成長期からバブルの絶頂期まで圧倒的な成長力を発揮して世界トップクラスの先進国に上り詰めた国だ。

そして、先進国の地位を確固たるものにしてからは、企業や個人が海外で商売をしたり消費をすることでその富を発展していない国々に分け与えてきた。

しかし、現在では一周回ってそれらの発展していなかった国々が発展段階に突入しており、日本側がそれらの国々から富を分け与えてもらっていると言える。

日本は世界中の国々に支援をしまくっており、国民を無視していると言われることもあるが、そう考えると回り回って昔それらの国々にばら撒いたお金が日本に戻ってきているとも言える。

「金は天下の回りもの」と昔の人が言ったらしいが、今では世界中の経済が数珠つながりとなっているので、「金は世界の回りもの」という状態になっているのかもしれない。

世界中で億万長者の数が増え続けているらしいが、あれはこれまでは局地的に集中していたお金が長い時間をかけて世界中を巡り続けた結果、様々な人のところにお金が循環したからではないだろうか。

ただ、おいらのところでには今のところ大金は転がり込んできていないので、「飲むおにぎり」をチュウチュウと吸引しながら、いつの日にかインバウンドの恩恵を受けて億万長者となることを夢見るばかりだ。

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