ちくしょう...、ちくしょうがあ。
ー剛力彩芽とZOZOの前澤社長が高級レストランで食事ー
ええなあ、ええなああああああああうわあああああああ!!
ヤフーニュースで流れるそんなニュースを見ながら、カレーヌードルを一人侘しくすする。
史上最低の休日だ。
最近、ZOZOの前澤社長と女優の剛力彩芽の熱愛報道が止まらない。週刊誌でもネットニュースでも、とにかくこの二人の熱愛ニュースが流れまくっている。
いや、もっと他に流すニュースがあるよね?
ドイツ銀行の経営がマジでやばいとか、為替が円安ドル高となりインフレの兆候が止まらないとか、日銀がETF買いをやめたらどうなってしまうのかとか、他にみんなが知るべき大切なことがもっとあるはずだ。
しかし、どこを見ても剛力、剛力、剛力...。
確かにおいらも多少は興味があるが、そんなに毎日見たいニュースでもないでしょうに。もう放っといたれよ。
マジでそう思う。
しかも、ほとんどの記事が剛力ちゃんを鬼のように叩きまくっている。
それはまるで、パンクバンドのドラマーが曲のサビで興奮が最高潮に達したときに刻むビートと同じくらいの激しさで、とにかく剛力バッシングが止まらない。
剛力ちゃんがSNSで幸せオーラ全開の報告をしまくるのが鼻につく、ファンに失礼だ、ということが原因らしいが、別にどうでもよくないか?と思ってしまう。
前澤氏はその総資産が3000億円をオーバーしており、経営するZOZOからの配当金だけでも30億円以上の収入があるという超ウルトラ級の金持ちだ。
そんな前澤氏と付き合っているのだから、当然剛力ちゃんもセレブにしか許されない体験をしまくることとなり、それをSNSに幸せオーラ全開でUPすることで日本国民の反感を買っているのだ。
正直、おいらも前澤氏はうらやましい。
金を稼ぎまくって、プライベートジェットも持っていて、さらに歴代彼女は芸能人。
一方おいらはと言えば、金を稼ぎまくってはおらず、時価10万円の自動車に乗っており、さらに彼女はライトハンド。
...。
トマピケティもうやめて、これ以上「r>g」の正当性を証明するのやめて。
つい最近も、剛力ちゃんと前澤社長がプレイべートジェットでロシアワールドカップに観戦に行ったことをSNSにUPして大バッシングを受けていた。
剛力ちゃんはまだ25歳の女の子なんだから、そりゃ彼氏が超絶金持ちで、誰もできないような体験をさせてもらったら、はしゃいでしまうのは当然だろう。
しかしながら、「ファンに配慮がない、女優としての自覚が足りない」などなど、頭がカチ割れてしまうくらい叩きまくられていた。
だけど、本当の原因はそうじゃないんだよ。
めごっちや前澤社長と、その二人を見つめる世間との間で、明確に「r>g」の公式が成り立ってしまってるのが原因なんだよ...。
「r>g」とは、フランスの経済学者トマピケティがその著書の中で主張している公式で、rは資本収益率、gは経済成長率のことを指す。
資本収益率は資本を持つ投資家等の収益率を指し、経済成長率は労働者の収益率を指すので、rのほうがgよりも大きいということは、時間の経過に応じて複利式にその差は無限大に開いていってしまうという理論だ。
この公式の正しさは、世界中の富のほとんどをごく一部の人間が握っていることでも証明されていると言っていいだろう。
持つ者と持たざるもの。つまり、前澤氏は無限に金を持っているので、たとえ剛力ちゃんと別れたとしてもまた芸能人と付き合えるだろうし、剛力ちゃんも前澤氏と別れたとしても、その美しさがあれば、すぐにまたいい男と付き合えるだろう。
したがって、あの二人はこのまま付き合っていこうが別れてしまおうが、一般の人々が一生体験することが出来ないような特別な体験をどんどんしていくことが出来る。
すると、必然的に人生の幸せ度や満足度が加速度的に上がっていく。
一方で、持たざる者筆頭のおいらや世間はと言えば、芸能人や大金持ちと付き合うチャンスはほぼ無いと言っていいし、大金をつかんだりするチャンスも中々無い。
したがって、あの二人が体験しているような時間を体験することは出来ない。
そして、SNSで剛力ちゃんや前澤社長を批判しながら、悲しい目をしてカレーヌードルや出前一丁をすすることになるんだよ。
翌日に待っている、憂鬱な仕事のことを考えながらね...。
そんな日々を繰り返すことによって、複利式に不幸感が増していってしまう。要するに、あんまり楽しくない人生が加速されていくんだ。
つまりそこには、「どんどん幸せになってく二人が許せない」という感情と、「どんどん不幸感が増していく世間に放り込まれている我々」という社会的構造が潜んでいるわけだ。
どうだい?絶望したかい、坊やたち。
書いてておいらも段々絶望的な気分になってきたよ...。
しかし、絶望しているだけではどんどん不幸になってしまうだけだ。
だから、二人の幸せな様子を見て怒りまくるのではなく、おいらたちも絶対的に「r」の側に行くことに全力を注ぐ必要がある。
つまり、あの二人の側に行く努力をしないといけないんだ。
金の方については、答えはもう出ている。「r」の側に行きたければ、資産を持つしかない。例えば株式、不動産、債券など。金が金を生み出すものを持つ必要がある。
これはある意味簡単だ。ある程度勉強して、株式や債券を買うことは、ごく普通の知能があれば可能だろう。あのピーターリンチも、投資に特別な計算能力などの才能は必要ない、と言い切っている。
だからある意味、今の時代は誰でも「r」の側に行けるチャンスのある素晴らしい時代だと言える。
これが古代~近世だったら、おいらたちは一生「g」の側のままだ。資産を買うチャンスなんて、一般庶民にはほとんど開かれていなかったからね。
一方で、金だけでは本当の「r」の側には行けない。
なぜなら、そこには幸福感や満足感といった要素が必要となってくるからだ。人によって何に満足を感じるかというのは難しいところだが、自分が求めるものを正確に理解して、それを追及しなければいけない。
おいらはと言えば、♀に声をかけまくったりして必死で「r」の側に行く努力をしている。
もちろんオッサンなので、ほとんど誰にも相手にはされないが、それでも何もしないよりかはしたほうが絶対にいい。
人生の時間は限られている。
嫉妬をしながらめごっちのニュースを見ている時間も、必死でいい女を探している時間も、うまい飯を食っている時間も、全ての時間が二度とない人生の貴重な時間の一部なんだ。
だから、その貴重な時間をできるだけ幸福感のある瞬間で満たすことにこそ、意味がある。
いくら金があっても幸福感の無い人生なんて、何の意味も持たないし、誰も望んではいないだろう。
だから、自分が幸福を感じる瞬間が何なのを追及することこそが、「r」の側へと自分をいざなう唯一の方法だと言えるかもしれない。
トマピケティの「r>g」の公式は、経済的資産と精神的資産に当てはまる、恐ろしく正確な公式だといえるだろう。
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