資産を得るために必要なお金
配当金や家賃収入というと、一部の特別な人だけが手にすることが出来る、何か特別なものだと思っている方も多い。
しかし、実際にはある程度のお金があれば配当金を生み出す株式を誰でも買うことが出来るし、家賃収入を生み出す不動産だって、中古物件であれば買えるものも多い。
ただ、配当金や家賃収入を得るためには、「ある程度」のお金が必要なのは事実だ。
そして、そのお金は多ければ多いほどいいに決まっている。
投資の場合、元本が大きければ大きいほど配当金や家賃収入といったインカムゲインが大きくなるので、出来るだけ多くの元本を蓄えてそういった資産を買った方が効率的に資産を増やすことが出来るからだ。
しかし、サラリーマンであっても低収入であったり、家族を養ったりしないといけなかったりで、月々投資に回せる資金が少ないという方も多い。
また、そもそも投資に回す資金など一切ない、という方もいる。
その場合、選択肢はたった二つで、そのままの状況を甘んじて受け入れるか、それとも「ある程度」のお金を稼ぐために頑張るかだ。
人的資本を活用する
人的資本とは、端的に言ってその人個人が有している労働力のことで、本業でお金を稼ぎだしたり、アルバイトをしてお金を稼ぎ出したりすることで収入を発生させるための資本のことを指す。
人的資本の弱点は、肉体を使うので「時間」を奪われるということだ。
そして、人的資本を使った労働の場合、会社で上司からパワハラを受けたり、アルバイトで不快な客の対応をしたりなどで、ストレスを受けたり肉体的に疲れてしまう場合も多い。
そのため、人はできるだけ人的資本を使わずにお金を稼ぎたがる傾向にあり、その結果、宝くじやパチンコなどの脳に快感を与えるギャンブルや、投機的な投資などでお金を稼ごうとするケースが多い。
本業でクタクタに疲れてしまうので、それ以上は人的資本を消耗したくはないという人は多いからね。
しかし、人的資本を全力で使うと、自分が思っているよりも早いスピードで資金が蓄積されていくのも事実だ。
例えば、本業のサラリーマンの他に土日もアルバイトをし続けた場合、日給1万円だったなら、毎月約8～10万円もの現金が蓄積され続けることになる。
そして、人的資本を使った労働は、アルバイト等の時間とお金を交換する労働の場合、「時間」を消費したらしただけ確実にお金が手に入る。
ただし、その分「時間」や「肉体」を消耗してしまうというデメリットもある。
集中的に人的資本を投入する
ところで、個人的には人的資本の活用については、時期を集中させるのが一番効果的だと思う。
例えば、500万円貯めるために土日をバイトに充てるなど、きちんとした目標を据えたうえで集中的に「時間」と「お金」を交換するのだ。
いつまでもダラダラと人的資本をMAXレベルで使い続けると、体を壊してしまったりする可能性もあるからね。
なので、目標を設定して、そこに向けて頑張るというやり方が一番いいように思う。
人間は目標を明確にすると、驚くほど頑張ることが出来る生き物なので、「目標の設定」はとても大切だと思う。
それと、人的資本を投入する場合は、「効率性」の面を最も重視するべきだと考えている。
例えば、アルバイトでも飲食店等は時給が低いが、営業等の歩合制アルバイトは時給もインセンティブも高いので、そちらを選ぶといった感じだ。
もちろん、自分の中の公序良俗に沿って選ぶというのは大前提だが．．．。
ただ、「楽しそうだから」、「この仕事にチャレンジしてみたいから」、という考えで安い時給の仕事を選ぶと、「資金を蓄積する」という本来の目的が遠ざかってしまうので、その点は踏まえておくべきだと思う。
まあ、可愛い子と出会えるとか、客をナンパできるとかいった特典付きなら、自分も時給はそっちのけでそちらの方を選んでしまうかもしれないが笑。
自分だけの資産戦略
最近はネットが完全に世間に浸透しており、SNSやブログ等で普通に億を超える資産を築いている方たちから情報を得られる時代だ。
それはとても有り難いことで感謝しかないのだが、たまに「みんなはとても大きな資産を築いているのに、僕は全然金を持っていない」と、そういった方々のSNSなんかを見て落ち込んでしまう人もいる。
しかし、この世界は自分というフィルターを通してしか見ることのできない世界なので、他人のことなど1ミリも気にする必要などないし、またする意味もゼロだ。
なので、「自分自身がどうするか？」という戦略を立てる際に、そういった情報を参考にすればいいだけなのだ。
別に目標額が1億でも1千万でも100万でもいい。とにかく、そこに「自分」がたどり着くにはどうしたらいいのか？
それを、現実的な方法の範囲内で考え、コツコツ実行していくしかない。
そして、本気で工夫しながらコツコツと頑張っていれば、意外なほど目標というのは達成できるものだ。
ただし、「本気」でやらないといけないので、あんまりやる人が少ないというのが事実だ。
人的資本を「本気」で投入すればほぼ確実に資金は増えるので、あとは「本気」でやるかやらないか、自分自身の中で「やった場合とやらなかった場合」を天秤に掛けて選択すればいい。
種銭は多ければ多い方がいいので、「種銭がない」と嘆いている場合は、そういった人的資本の活用を考えてみるのも悪くはないだろうね。
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