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アマゾンプライムの解約をしたつもりが普通に自動更新されていた私の末路

「あれ、何だこれは...?」

先日、楽天カードの引き落としが出来ておらず再振替をするハメになった際、クレジットカードの利用明細を見てとある数字に違和感を覚えた。

・アマゾン400円

おいらは基本的にアマゾンではなく楽天派なので、ここ1年ほどはアマゾンであまり物を買っていないはずなのだが...。

怪訝に思いながらよく見てみると、「プライム」という文字がついている。

「あ!?」

その瞬間、全ての謎が解けた。

アマゾンプライムをとっくの昔に解約したと思っていたのだが、実は解約出来ていなかったのだ。

ということは...。

過去の利用明細を遡ってみてみると、やはり月々400円がずっと引き落としされ続けていた。

「なんで...なんで缶コーヒー3本分の金がずっと引き下ろされとったんじゃい!?」

一瞬、ジェフ・ベゾスの自宅に抗議の電話を入れようかと思ったが、電話番号を知らないので諦めた。※というか、固定電話を持っていないだろう。

しかし、なんという恐ろしい商売だ。

おいらは一瞬、アマゾンの抜け目の無さに身震いをした。

ーこれがサブスクリプションモデルの恐ろしさかー

改めて、アマゾンという企業の凄さが身に染みた。

アマゾンプライムは、始める前にまず30日間の無料お試し期間が用意されている。

おいらの場合、確かミネラルウォーターか何かを注文して、その際に「プライム会員をお試しください」というアマゾンの指示に従って、アマゾンプライムの無料会員になった記憶がある。

そして、その後ずっと放置状態となっていた。

「30日間が終われば自動で終了するだろう...」

そんな風に考えていたのだが、実は自動で契約更新されていて、月額400円が引き落としされ続けるという悲劇が発生していたのだ。

おいらはクレジットカードをそれほど使わないので、いつもほとんど明細など確認しない。そのため気づかなかったのだ。

よくよく調べてみると、アマゾンプライムの無料体験期間中に下記の手続きをしておけばこのような事態は防げたらしい。

・アカウント→プライム→会員資格の終了をクリック。

普通にこれだけやっとけば自動更新はされなかったらしい笑。

「なんやねん...」

多分、無料体験終了後にそれと気づかず1~2回買い物をしただけなのに、それ以降もずっと400円が引き落とされ続けていたというわけだ。

自分の間抜けさに思わず笑ってしまったが、他のサービスでも無料期間終了後に自動更新されるものは結構いっぱいある。

インターネットのプロバイダー等はその代表的なもので、無料期間が終わったことをプロバイダー側から通知されることはなく、そのまま自動的に契約が更新されて使用料が引き落とされる。

この無料キャンペーン的な商売方法は、ありとあらゆる商売でみられるものだが、やはり「タダほど怖いものはない」という諺の通り、漏れなくその後で金が発生がするケースがほとんどだ。

それを極めているのが、今アメリカで最も稼げるビジネスモデルとして注目されているサブスクリプションモデルだ。

サブスクリプションモデルとは、企業が物ではなくサービスや物を使う権利等を月額性等の定額制で顧客に提供するビジネスモデルのことで、一度利用者を確保すると継続的に利益を得ることがで出来るのが特徴だ。

最近では、クラウドという新しいソフトウェアの提供形態が広がりを見せており、その場合の契約方式は月額や年額制になっている。

クラウド分野で躍進しているマイクロソフト等はサブスクリプションモデルの恩恵を存分に享受しており、そのおかげで評価され、長い間の低迷から抜け出し株価は上昇し続けている。

このサブスクリプションモデルというビジネスモデルは、最近経済紙でもしょっちゅう目にするが、確かによく考えてみるとエグいシステムだよね。

一度定額制で顧客を囲ってしまえば、そのサービスがよほどひどく無い限りは、必要な限り顧客は契約をし続ける。

そして、多くの顧客たちがそのサービスへの依存度を高めると、こんどはエゲつない値上げが待っている。

この場合の「エゲつない」とは、何も金額をメチャクチャ上げるということではなく、逆に「少しだけ」上げることで顧客に違和感を与えないことを指す。

アマゾンも本国であるアメリカで、アマゾンプライムの値段を昨年の1月に99ドルから119ドルに上げている。日本円にして、約2000円程度の値上げだ。

月々に直すと数100円程度なので、恐らくはあまり気にせずに使い続けている人がほとんどだろう。

顧客がそのサービスへの依存を強めれば強めるほど、企業は「少しづつ」値上げを実施し、徐々に顧客の感覚を麻痺させていく。

「2000円くらいだからいいか」+「1000円くらいだからいいか」+「3000円くらいだからいいか」...。

と続いていくことで、いつの間にか結構な値上げを受け入れてしまうのだ。

企業側にとって、これ以上都合のいいビジネスモデルは他にはないだろう。本当に、感心してしまうくらいエゲつないシステムではある。

「やれやれだ、解約しておくか」

しょうがないので、解約しようと思ってアカウントから「会員資格を終了する」を選ぼうとしたときだった。

「あれ、こんなのやってるんだ」

アマゾンプライムビデオであの懐かしの恐竜映画、ジュラシックパークがアップされているのが目に入ってきたので試しにクリックしてみた。

「うわああああああああああ!!食べんといてええええええ!!」

完全に主人公と同化して映画の中に入り込んでしまった。

そして、映画を見終わったあと、会員資格を継続することを決心した。

僕のような契約者のおかげで、アマゾンのPERは200倍を超えている。

株で夢をかなえよう

※「私もアマゾンプライムの解約忘れていました」、という方は下記のボタンを猛プッシュして欲しい!!また、楽天派の方も猛プッシュを頼む!!それ以外の方は押さなくてもいい。


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