どうも~!!
お盆なのに普通に出勤中のかぶまくらでございます!!
さて、まずは皆様にお詫びと訂正のご案内があります。
前回記事で、毎月分配型投資信託の分配金にかかる税金に触れていましたが、説明に誤りがあったので訂正いたします。まことに申し訳ございませんでした。※記事は修正済みです。
元本払戻金+運用益に所得税と住民税の20.315%が課税されると記載しておりましたが、正しくは元本部分の特別分配金には課税されず、運用益のみに課税されることとなります。
したがって、取り崩した元本と税金が差し引かれた運用益部分を毎月受け取るということになります。
記事を読んでいただいたうえ、わざわざご指摘下さった読者の方へは、この場を借りてお礼を申し上げます。
ありがとうございました。
それにしても、こんな初歩的なことを間違うとは...。
もう一度昔に立ち返って、きちんと勉強し直さないといけないかもしれないなと反省いたしました。
🌂
さてと、前回記事を書いたあと、毎月分配型投資信託についてさらに調べてみたのですが、やはりこれはエグい金融商品ですね。
ネットで調べてみると、みんなこれでもかと言うくらい悪口を書きまくっています。
もうね、悪の枢軸レベルの言われようなんですよ。そこで、おいらが使っている証券会社で販売しているものを色々見比べてみたんですが、まあ酷い笑。
何がひどいって、当たり前のことなんですが、元本を切り崩して配当金を支払っているので、ほとんどの毎月分配型投資信託は基準価格が下がり続けているんですよ。
株式の配当金だって、企業内のお金を吐き出しているのだから、毎月分配型の分配金と同じだと思ってらっしゃる方もいるかもしれませんが、やはり性質が少し違うと思います。
株式の場合でも、儲けた利益を超過する配当金、つまりタコ足配当を支払う企業はありますが、その場合の多くは銀行からの借入に頼っていたり、内部留保を取り崩したりしています。
だけど、株式の評価額というのは、企業の借金や内部留保の多さ等だけで決定するものではなく、その企業への期待値や事業環境、経済状況等が複雑に絡み合って決定します。
したがって、配当金を支払った直後は配当落ちで株価が下がることが多いですが、その後期待値が元に戻ったり、需要と供給の関係で普通に値を戻すことも多いです。
JTの配当落ち後の株価の推移を見れば、それがよく分かるのではないでしょうか。
しかし、毎月分配型投資信託の場合は、預けている元本自体を取り崩すわけですから、取り崩した部分はそっくりそのまま消えてしまいます。
そのため、よほど運用環境が良好で、利益分だけで分配金を払える状況でなければ元本は削られ続けていくという原理です。
ずっと以前買って読んだ本で、「新・投資信託にだまされるな」という本があるのですが、投信を買う際の注意点をこれでもか、というくらい書いてあって非常に面白い本です。
2014年出版で少し古い本になりますが、投信の購入を検討されている方は買っておいて損の無い本だと思います。
今朝引っ張り出してきて、電車の中でパラパラと読んでいたのですが、改めてなるほどと思うようなことばかりが書いてありました。
その中に、特別分配金は非課税ってちゃんと書いてあるんですけどね...。
自分の記憶力の悪さに引くわ。
詳しい本の内容については本を買っていただいて確認いただければと思いますが、この本に限らず投信関係の良書には、資産形成を目指すならば、できるだけ手数料がかからず、分配金を支払わずに内部で再投資するタイプの投信を買いなさいと書かれている場合が多いです。
分配金を受け取ればその分税金が差し引かれ、さらにその分配金を再投資する際には購入手数料がかかってしまいます。
だから、分配金をもらうよりかは、そのまま内部で利益を再投資してくれたほうが、複利の力で資産が雪だるま式に膨らんでくれる可能性があるというわけですね。
どういう投信を買えばいいかというのは、書籍の他にもインデックス系の記事を書いていらっしゃるブロガーの方の記事を見ればかなり参考になるのではないかと思います。
米国株ブログ村にも、そういった記事を書かれている方はいらっしゃるので、投信を買おうかなと思っていらっしゃる方はそちらをご覧になられてはいかがでしょうか?
しかし、投信の仕組みは単純な株式型であれば理解しやすいですが、結構複雑な設計になっているものもあるので、買うのであればやはり自分が理解できる範囲のものにした方がいいと思います。
石油のオプション取引を絡めた複雑な設計のものなんかもありますが、はっきり言っておいらもどういう仕組みになっているのかよく分かりません。
よく見られるファミリーファンド方式の投信でも、一般の方にとったらそれが何を意味しているのか理解できない場合のほうが多いのではないでしょうか。
少し話は逸れますが、以前凄まじい値下がりによって問題となっていたVIX指数(恐怖指数)に連動するETFだって、運用報告書を見ましたが一体どういう仕組みになっているのか、おいらにはよく分かりませんでした。
おそらくVIX指数に連動して値動きする債券のようなものを、手数料を支払ってロールオーバー(乗り換え)しまくるという仕組みなのでしょうが、それが正しい理解なのかいまだにわかりません。
何が言いたいかというと、金融商品の中には複雑な仕組みで儲かりそうな匂いのするものが結構ありますが、安易に手を出すと大やけどをする可能性が高いということです。
おいらは全然金融商品通というわけではありませんし、知識も乏しい人間です。そんなおいらが見ても、これはダメでしょ...というのが結構あるわけです。
投信を購入する方というのは、基本的に投資のことはよく分からないか、お任せ運用をしたい方がほとんどだと思います。
実際、はるか昔においら自身が投資信託を購入していたとき、はっきり言って自分が何を買っているのかなんて最初はサッパリ分かっていませんでした。
友人にすすめられて、確かグローバル・ハイインカムという投資を買っていた記憶があるのですが、ハイインカムという言葉の意味すらよく分かっていませんでした。
「それは株式型の投信なんだよ」
そう友人に教えられて、初めてその投信が株式に投資する投資信託だと知ったのです。
まだあるのかな?
そう思って見てみたら、まだありましたね。
野村アセットマネジメントが運用している投信だったんですね。これは今になって初めて知りました笑。
グローバル・ハイインカムは、毎月ではないですが分配型の投信です。
そのため、やはり基準価格を見るとリーマンショック前に戻っていませんね。分配金再投資という指標で見ると、上昇しているようですが、それだったら内部で再投資してくれた方が税金もかからずパフォーマンスがよくなっていたはずです。
最新の運用報告書を見てみると、米国株投資家にお馴染みのオーストラリアの銀行WBK、おいらも保有しているAPPLE、そしてミロを製造しているネスレなど、結構いい銘柄を組み込んでいます。
そう考えると、選んでいる銘柄自体はいいわけですから、内部で再投資をし続けていたら今とはまた違ったパフォーマンスを見せていたかもしれませんね。
脱線しましたが、昔のおいらはこの程度のことも調べずに投信を買っていたということです。
おそらく、投資を始めようとしてまず候補にあがるのが、投信だと思います。だから買う人は昔のおいらと同じく、ほとんど金融に関する知識が無い場合も多いと思います。
金融に関する知識が多ければ儲かりやすいかというと、それはまた全然別の話で、統計上は全く金融の知識の無い人間の方がパフォーマンスがいいという説もあるそうです。
しかし、それはそれとして、最低限投信を買う前に、たとえ1冊でも投信に関する本くらいは読んでおけば、後々大損する確率を低くすることはできるのではないでしょうか。
ついこの間、友人が某巨大銀行に投資の相談に行き、難解な投資商品(おそらくラップ型投資と思われる)に全財産の半分をぶち込もうか悩んでいると相談してきました。
窓口のお姉さんが非常に可愛くて感じがよく、儲かりそうだから投資する方向で考えている。だけど額が大きいので少し不安、という内容でした。
つけ加えると、その友人はその若くて可愛いお姉さんにどうやら好意を寄せているようでした。
「なんか、第六感っていうか、ピンとくるもんがあるねん。こう、話してるときに目が合うねんよ。なんかその時の彼女の目を見てるとさ、どうやらあっちもまんざらじゃない様子のような気が...」
おいらはそれを聞いてこう言いました。
ーお前はプレデターに狙われているカモだとー
※一応、ネット証券でS&P500に連動したETFを買うか、インデックス型の投信を買った方がいいと思うよと言いましたが、その後どうなったかは知りません。
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