Categories: 投資のお勉強

損切りしたら心に羽が生えた!その結果を債券のリターンと比較した!

「ママ~、でたよお!!おっきいのでたああああああああああああああああああああ!!」

「まあ、カブちゃん、一体あなた外で何をたべたの!?どうやったら、こんなにどす黒い巻貝をお腹の中で製造出来るのかしら!!」

「あは、でった、でった!」

...。

久しぶりの損切りを完了させた瞬間、頭の中で幼き頃の思い出が蘇った。

どうしても大が出ないおいらを、ママが頑張れ頑張れと応援してくれたあの遠い記憶。

トイレの便器で鬼の形相で噴射した後の、あの気怠い倦怠感と心地よさの入り混じった懐かしい感覚。

損失が出ている株式を処分するか悩んでいる瞬間は、とてつもなく気分が悪いのだが、損切りが完了したことを確認すると、驚くほど心が軽やかになった。

「パズー、飛んでる、空を飛んでるのよ!!」

まるで背中に羽が生えたような気分になり、天空の城ラピュタのヒロインであるシータのように会社のトイレで叫んでしまった。

「ひいっ!?あ、あの...お掃除しても、よろしいでしょうか」

偶然その場に居合わせた掃除のおばちゃんが、めっちゃ怯えていたのは内緒だ。

🐧  🐧  🐧

さてと、前回記事で述べた通り、本日保有している日本株を一部損切りした。

同時に、利益が出ていた株も一部利益を確定させた。

なぜそんなことをしたかというと、確定申告で損益通算をするためと、そこその利益が出ていたので利確をしておこうと思ったからだ。

おいらは、今後はもう日本株はほどほど利益でをしていこうと思う...。

ところで、損益通算とは、株式の譲渡益と譲渡損を相殺することで、マイナス分の税金を取り戻すことが出来る制度のことだ。

たとえば、今年1年の間に20万円の利益確定をし、10万円の損切りをしていた場合、10万円分の損失部分を相殺して税金の還付を受けることが出来る。

20万円ー10万円=10万円なので、本来は10万円分の税金しか支払わなくていいからだ。

しかし、おいらは実際にこの手続きをやったことがない。だから、今年はどんな感じのものか確定申告での損益通算処理にチャレンジしてみようと思う。

前回損切りしたときは、額が大したことなかったので、めんどうでやらなかったのだが、今回は少し額が大きいのでやっておいた方がいいだろう。

今回の利確と損切りは、トータルでみると若干のプラスとなっている。

損切り×2銘柄、利確は1銘柄だ。

銘柄をはっきりしろって?

いいでしょう、恥を忍んで教えましょう。

・損切り→夢テクノロジー、マツダ。

・利確→三機サービス。

...。

もう一つの損切り銘柄であるマツダは、ZOOMZOOMで有名なあの自動車メーカーのマツダだ。CX5やロードスター、RX7やRX8なんかのスポーツカーで有名だね。

マツダの車はどの価格帯であっても、非常にレベルが高く、コンパクトカーのデミオなんかは、あの価格帯の車の中では最高レベルの出来らしいと、車に詳しい友人に聞いたことがある。

マツダはガソリン車へのこだわりが非常に強く、その技術の結晶であるスカイアクティブXというガソリンエンジンは、世界中を見渡してもマツダにしか製造することの出来ない、超高性能なガソリンエンジンだ。

そして、マツダの車は売れている。特にCX5の人気は凄まじく、注文してもずっと納車待ちの状態が続いていたくらいだ。他にもアクセラ、アテンザ等、どの車種にもファンが多い。

フロント部分のデザインを統一してからだろうか、マツダ車の人気が国内でも非常に高まっているように思う。

だけどね...致命的に電気自動車の技術開発で後れを取ってしまってるんだ。遅ればせながらトヨタと電気自動車の技術を開発する合弁会社を設立したが、その分野では相当後手に回ってしまっている。

したがって、投資家に人気は全然ない。将来的にはガソリン車は駆逐されると予測されているからね。

しかも、国内製造の比率が高いので、為替の影響を凄まじいくらい食らってしまう。

おまけに、今はトランプが関税、関税と叫びまくっているので、自動車株全体がメチャクチャ下げている。為替が円安になっているのにお構いなしだ。

だから、これ以上保有しているとさらに含み損が増えていくと考え、損切りすることにした。

それにしても、これも今回の失敗から学んだのだが、日本の自動車株はあまり投資対象にしない方がいいと思った。

為替の影響は受けるわ、貿易問題の影響を受けるわ、さらに景気の影響を受けるわで、あまり株価が上がる要素が思い浮かばない。

参考までに、マツダ株は昨年おいらが買ってから最高で10%程度上昇し、20%程度のマイナスで今回損切りを決行した。

PERは10倍内だし、PBRは1倍以下で、しかもマツダ車は売れまくっていると聞いたので、為替が円安に進めばさらに株価は上がると思っていたのだが、まあ完全な失敗だったね。

ちなみに、この3銘柄は買った期間がバラバラだが、大体今から1年程度の期間に買った銘柄ばかりだ。

🐧  🐧  🐧

さてと、そんな感じで3銘柄を利確+損切りしたのだが、その結果はというとトータルで若干のプラスとなった。

1銘柄の利益が2銘柄の損失を相殺したわけだ。

しかし、利益とはいっても本当に雀の涙ほどで、税引き後の利益で約3.3%だ。

約1年間3銘柄を保有したトータルリターンが3.3%て...。

完全にリスクとリターンが見合っていない。

しかし、これを配当込みのリターンに換算すると、税引き後で約4.6%ほどのリターンとなる。

うーん、配当金の重要性がよく分かる。確かにこれがさらに長期の投資だったと仮定して、配当金を再投資していたら、リターンはもっとプラスとなる可能性もある。

さらにこのリターンを、債券を1年間保有した場合のリターンと比較してみようと思い、円建ての債券の利回りを調べてみると、高いもので約1%弱ほどの利回りだ。

これにドル建ての債券を含めても、最高でも税引き後で3%弱だ。

ということは、ここ1年債券に投資した場合よりもややマシなくらいのリターンだったということになる。

だけど、債券投資は円建てやドル建てであれば、大きく元本割れとなる可能性は無い。しかし、株式の場合は当然元本割れとなるリスクはあるし、ボラティリティも非常に大きい。

そう考えると、債券投資のリスクと比較すると、やはりリスクとリターンが完全に見合ってないとしか言いようがない。

今回の一連の取引は、はっきり言っておいらが株を始めてから最低のものだ。

2016年という最高のタイミングで株を始めたこともあり、これまで損切りで損失を確定させたのはたったの一度だけだったのだが、その時は損益相殺で10%程度の利益を確保した。

株式は極めてボラティリティの大きな金融商品なので、1銘柄単体であれ、トータルであれ、決済時に10%以上の利益が出なければ多分リスクとリターンが見合わないだろう。※あくまで日本株君の場合だが。

自分の今のやり方が間違っているということが分かった点はよかったが、非常に悔しいのも事実だ。

ここ1年の間、こまめに利確をしまくっていたら、間違いなく資産は今よりも膨らんでいただろう。

銘柄の問題もあるが、それよりも多分、日本株取引における利確の仕方を間違えていたのだ。

参考にはならないかもしれないが、おいらの感想はこんな感じだ。

🐧 🐧 🐧

さてと、悔しがってばかりいても話は進まないので、次の投資先を探す必要がある。

雀の涙ほどの利益で決済したわけだが、そのおかげでまとまった現金が手に入ったのも事実だ。

ポジティブに考えると、これで以前から興味を持っていた銘柄に資金を投入することも出来るわけだ。

だけど、すぐに動いても多分失敗するだろうから、ゆっくりと銘柄を吟味してから投資をしようと考えている。

新しい銘柄でもいいし、以前利確した銘柄でもいい。それに、米国株を買ったっていい。

重要なのは、とにかく利益を出すことだ。それも、他の資産クラスに投資するよりもずっと大きな利益をだ。

対となっているリスクの度合を考えると、個別株に投資する一番大きな意味は、きっとそこにあるだろう。

ETFでもいいのだが、やはり大きく上昇する可能性が高いのは個別株だ。もちろんVOOなどのETFにも興味はあるのだが、今のところはまだ個別株投資にチャレンジしていこうと思う。

恐らくバフェットが言う通り、S&P500に連動したETFに投資するのがベストなんだろうが、まあまだ個別株投資に挑戦はしていこうと思う。

だからもう一回、じっくりと「ピーター・リンチの株で勝つ」を読もうかと思っている次第だ。

株式投資は、トライ&エラーの繰り返しで前に進んでいくしかないんだろうね...。

株で夢をかなえよう

※ところで、下記のクソ記事だが、いまだに著しく人気の無い状況が続いている。したがって、まだ続編を書く気が起こらない。もしも万が一見たいという方がいれば、下記のボタンを猛クリックしてくれ。もちろん、読みたくない方はクリックしなくていい。


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