コロナウイルスによる新型肺炎の広がりを受け、ついに最後の牙城とも言うべき米国株式市場が暴落してしまい、それに伴い日本の高配当株や人気優待株たちも暴落しまくっている。
日本の株式市場においては、すかいらーくHDやオリックス、それからコロワイドにサイゼリアなどの人気優待株が大量に存在しており、それらの株価も現在の株式市場の暴落により、株価が下落しまくっているのだ。
人気優待株の中には、暴落と言っていいレベルまで株価が下落している銘柄もあり、こういった機会に人気優待株を買ってみたくはなるのだが、さらに株価が下落しそうな雰囲気があるので、こういった株を買いリスクを背負うことにはかなり抵抗を感じる場合が多い。
ただし、人気優待株の中には、こういった場面でないと投資に値する価格まで株価が下落しない株も非常に多い。
そのため、実際のところはこういった場面で人気優待株を仕込み、長期的に保有することによって株主優待制度の恩恵と配当金などのインカムゲインを手に入れたいというのが、投資家たちにとっては実際のところなのだ。
なぜかというと、安値で買った株であれば多少の下落局面では保有しておくことが出来るし、長期的に保有することによって、何度も配当や優待品の恩恵を受けることが出来るからだ。
現在、コロナウイルスによる世界同時株安がスタートした感じがする状況だが、はっきり言ってまだ暴落したとは言い難いくらいの下落幅だ。
というのも、米国株については最高値付近からはまだ10%も下落はしておらず、暴落の定義ともいえる約20%の下落まではまだまだ及んでいないからだ。
そんな現時点ですでに含み損を見たり、資産の減額具合を見てパニック状態になっているようであれば、はっきり言ってすでにリスク許容度を超えた額の投資を実施していると考えた方がいいだろう。
こればっかりは、実際に株価が下落しはじめてみないと分からないところがあり、自分自身では資産運用に関するリスク許容度が大きいと考えていたとしても、実際に株価が下落し始めると考えていたよりもリスク許容度は小さかった、ということも多々ある。
なので、資産の減額に耐えられず夜も眠れないというのであれば、一度自分自身のリスク許容度に照らし合わせて最適と思える金額を投資するようにしてみる方がいいかもしれない。
インデックス投資であれば、はっきり言って放置しておけばもとに戻ってそれ以上上がる可能性が理論上は高いので放置するに限ると思うのだが、資産の減額にどうしても精神が耐えられないというのであれば、そういった投資をしているケースでも、自分自身のリスク許容度について考えてみる必要はあるだろう。
そして、自分自身のリスク許容度にまだ余裕があるのであれば、こういった場面で人気優待株を追加買いする、という選択も悪くはないだろう。
株主優待制度が人気の、いわゆる人気優待株へ投資をするケースでは、はっきり言ってその株を買う目的は「株主優待品」であるケースが圧倒的に多いだろう。
なので、コロナショックによる株価下落の局面でそういった人気優待株を買う場合は、業績の悪化などにより株主優待制度が改悪されたり、最悪の場合は廃止にならないのかは検討しておくべきだろう。
というのも、いくら自社製品などを株主優待品としているケースでも、景気の悪化などにより業績が悪くなってしまえば、費用削減のために株主優待制度の廃止や改悪などは普通にありうるからだ。
そう、株主優待制度といえども、株主優待品やサービス、それから割引券などを提供するために「費用」がかかるという点はきちんと押さえておく必要があるのだ。
これは、その株主優待制度に費用がかかっていればいるほど、個人株主の数が多ければ多いほどきちんと確認しておくべき項目だろう。
というのも、前述したように、株主優待制度が人気の人気優待株の場合は、「株主優待制度」が株価の下支え材料になっているケースが多いので、そういったケースでは、株主優待制度が改悪、もしくは廃止されたケースでは株価が暴落する可能性が高い。
なので、今回のコロナショックによって本当に景気が悪化して「株主優待制度」が改悪、もしくは廃止される可能性があるのか、ということはきちんと考えた方がいいだろうね。
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