「おや．．．おひ、おひいいいいいいいい」
ヤフーファイナンスでふとAppleの株価を見てみると、なんと３５０ドルを突破していたため、ついつい興奮して声が裏返ってしまった。
最近の米国株式市場は実体経済のダメージなど全くお構いなしに株価が上昇しまくり、ハイテク銘柄で構成されているＮＡＳＤＡＱなんかは節目の１００００ドルをついに突破してしまうというメチャクチャな上昇ぶりだ。
新型コロナウイルスの蔓延により経済がストップしているせいで、スーパーでの強奪が起こったり、人々がロックダウンをやめろと抗議を行ったり、さらには警察官の行き過ぎた行動が全米規模のデモにまで発展したりと、米国は今混乱を極めている。
そんな中にあって、なぜか株価だけは異常なほど上昇し、そしてついにはＮＡＳＤＡＱは過去最高値を更新し、Ｓ＆Ｐ５００も同様に最高値を伺う展開になっている。
一体何故こんなことが起こっているかというと、政府がジャブジャブに金融緩和をしまくっているせいで市場にマネーが流れ込んでいるからだ。
そのため、実体経済にはお金が回らないが株式市場だけは異常に盛り上がるという、極めて歪な現象が起きていて、その恩恵を受けてＡｐｐｌｅが過去最高値を更新し、ひたすら爆上げしているという怪現象が起きているのだ。
その結果、もしかしたら米国株初のダブルバガーいくかもまで来ているのだが、果たしてＡｐｐｌｅの株価は２倍になるのだろうか？
自分がＡｐｐｌｅを買ったのは１９１ドルで、その時も過去最高値を更新した時に買ったのだが、フィリプ・フィッシャーが言う通り、本当の成長株というのは超長期間ホールドすることで莫大な利益を得ることが出来る。
そのため、株価は最高値を更新してもまた最高値を更新し続ける、的なことが名著である「株式投資で普通でない利益を得る」に描かれているのだが、改めてそれは本当だと思った。
自分が持っているＡｐｐｌｅは巨大企業だがサービス分野が成長しているので、あれだけの図体でも成長株的な部類にカテゴライズされていると思うのだが、ズームなんかのまだまだ成長余地のある企業は尋常じゃないくらい株価が上昇している。
ズームのＰＥＲは２０００倍を超えているので、もはやバリューもクソもなく、「期待値」が高い企業に集中的に資金が集まる相場が続いているのだ。
そして、新型コロナの影響でいわゆるハイテク銘柄に資金が集中する現象はさらに加速していく可能性が高い。
なので、個人的にはしつこく米国株も日本株も２番底が来ると主張するのだが、株を買うならハイテクが一番よいのかもしれないな、と最近は思っている。
エクソンモービルとか、まだ保有しているけど死亡してるからね笑。
ただ、石油は実体経済が回復する局面で絶対に必要になり、一旦協調減産で生産量自体が激減すると思うので、長期保有は悪くないと考えている。
多分なのだが、実体経済が回復するまではハイテクのターンで、実体経済が回復し始めたら弱っていたそれ以外の銘柄のターンみたいな感じになるのではないだろうか。
ところで、僕は日本株の方では成長小型株みたいな株を結構買っていて、勝ったり負けたりしていたのだが、結論的にはやはり資産を大きく増やそうと思ったら大型株であれ小型株であれ、「成長株」に分類されるものにも投資をした方がいい。
僕の過去の履歴を振り返ってみると、５０％を超える大きな利益が出たのはＴＯＢされたユニゾＨＤを除いてはすべて成長株に分類される銘柄だ。
Ａｐｐｌｅも図体はでかいが、ビジネスモデルの変化が市場から成長と捉えられているので、まあ、一応は成長株的な評価を受けている部分もあるだろう。
ただ、日本の小型成長株は一度上昇がストップすると地獄を見ることも多く、実際に５０％以上上昇したのにそのまま放置して逆に損切という悲しい思いをしたこともある。
その一方で、米国の大型株でまだ成長余地があると市場から評価されている株の場合は、ひたすら株価が上昇し、なおかつそれが長期間続く傾向がある。
例を上げるのであれば、Ａmazonやネットフリックス、ＦＢなんかがそうだろう。
なので、成長株に投資をする場合はそういった銘柄に投資をするか、米国のテック企業詰め合わせであるＱＱＱを買うかするのが合理的ではないのかな、と考えている。
米国のハイテクは、マジで半端ねえわ．．．。
Ａｐｐｌｅがダブルバガーいったら、ハイテクもっと買ってみようかな。
もっとも、この記事を書いているリアルタイムでは、再び株が下がっているので、Ａｐｐｌｅがダブルバガーと化する日は遠のきそうだが。
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