サラリーマンというのはそれはそれは因果な商売で、たとえどれだけ頑張ったとしても給与も上がらず、出世もできず、さらには思い通りの働き方もできず、ただ社会を回すための歯車として働き続けなければならないケースも多い。
というのも、この資本主義社会というものは株式会社が基礎となって成り立っていて、その株式会社から利益を得る権利を持っているのは株主という特権階級に位置している人々で、労働者たちは株式会社が利益を生み出すために走り続けるモルモットのような存在だからだ。
なので、毎日飯を食い、何とか家賃を支払って生きていく程度の給与が支給され、必死になって株式会社のために走り回る人生を過ごしていくことになるのだ。
これは、社会の仕組み自体がそうなっているから仕方ないことなのだが、自分自身もサラリーマンの端くれとして、これは残酷なシステムだと思わざるをえない。
しかし、最近ではインターネットの普及とともに、我々サラリーマンであっても比較的手軽に不労所得を得るための仕組みを作りやすい世の中になってきているので、ある意味恵まれた環境だと言えるのかもしれない。
そんな環境下において、サラリーマンとしての給与収入だけを頼りにし、社会の歯車としての役目を終えるだけの存在でいるのはもったいないとしか言いようがない。
サラリーマンでもすぐに手に入れやすい不労所得の代表格として挙げられるのが株式から支払われる配当金で、配当金であれば誰もが本気を出せば手にすることが可能だ。
不動産からの家賃収入も非常に魅力的な不労所得ではあるのだが、ハードルは株式の配当金を得るよりも上がるので、とりあえず不労所得を手にしてみたい、という場合はかぶしきからの配当金の方にターゲットを絞る方がいいかもしれない。
というのも、株式からの配当金を得る方法は非常に簡単だからだ。
どのようにすればいいかというと、下記の3ステップで株式の配当金は手に入る。
①証券口座を開設する
②株を買う
③株を保有する
この3つのステップをこなすだけで株式の配当金は手に入るのだが、これが出来ないという人はかなりの少数派だろう。
ステップ②の株を買うの部分は資金が必要だが、株の場合は数十万円あれば十分に投資することが可能だし、数万円単位でも投資できる銘柄もいっぱいある。
なので、そういった銘柄にまずは投資をし、そして保有をし続けて配当金を受け取る、という方法は不労所得を得る最も簡単な方法の一つになるだろう。
不労所得と聞くと、どこかの特別なお金持ちだけが手に入れている所得で、一般庶民の自分には関係がないと思う人も多いかもしれないが、前項を読んでいただければ、比較的不労所得というものは誰にでも手に入れられる可能性が高い所得である、ということが分かっていただけるのではないだろうか。
日本人は資産は現金で持つ、という意識が非常に強い民族で、多くの人々が銀行預金で資金運用をしているのだが、はっきり言って今の日本ではそれは資産運用として成立しないのが現実だ。
というのも、今の日本は超手金利環境下にあり、超大手銀行の定期預金でも利息はスズメの涙にも及ばない水準だからだ。
なので、不労所得を資産運用で得ようと考える場合、株式や債券、それから不動産などのリスク資産を保有する必要があるのだ。
日本人はリスクを極端に嫌う民族なのだが、一方で少数派のリスクを許容する人々はあえてリスクをとることにより、「不労所得」という名のリターンを得ている。
この資本主義社会で豊かなのは、明らかに労働者であるサラリーマンではなく、不労所得を得ている側の人々だ。
なので、できることであれば、サラリーマンである我々も少しづつ、不労所得という名の所得るシステム作りをしていきたいものだね。
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