JTといえばここ日本において非常に人気が高い高配当株で、多くの高配当株投資家たちがこぞってポートフォリオに組み込んでいる銘柄だ。
JTの主力事業は、日本たばこ産業と言う企業名が表している通り、たばこ製造販売で、メビウスなどの銘柄は日本の愛煙家たちに長年愛されてきた銘柄だ。
JTが展開するたばこビジネスは極めて高い利益率を誇っていることが有名で、その理由は葉巻たばこを製造販売しているだけなので、基本的にはあまり設備投資を必要としていないからだ。
また、たばこは中毒性がよく問題視される嗜好品なので、値上げを簡単に出来るという点もたばこ事業が高い利益率を誇っている理由だ。
そのため、JTは長い間投資家たちに配当金を増配して支払い続けてきたのだが、直近でついに配当金の増配をストップすることを発表していた。
というのも、国内でのたばこ事業が頭打ちとなっており、さらには喫煙強化の流れのあおりをくらって葉巻たばこの需要が尋常ではないペースで落ち込んでしまっている。
なので、いくらプルームテックなどの新しいたばこ製品で攻勢をかけようとしても、若年の喫煙者自体が減っているため、国内は見通しが立たないような状況なのだ。
さて、JTの四半期決算の主な内容については下記の通りとなっている。
・売上収益→2.8%増の5,196億円
・為替⼀定調整後営業利益→14.0%増の1,582億円
・財務報告ベースの調整後営業利益→5.8%増の1,469億円
・営業利益は、29.4%減→1,290億円
・親会社の所有者に帰属する四半期利益→28.5%減の864億円
一見、かなりの減益になっているように見えるが、これはギリアド・サイエンシズ社とライセンス契約が切れたことが影響しているので一時的なものと考えていいだろう。
内容的には毎度おなじみのことなのだが、国内事業の減収を海外事業でカバーするという内容になっている。
海外は利益が+16.1%なのに対して、国内事業は-15.3%となっている。
今後もこの傾向は続いていくと思うのだが、どこかで国内事業の減収をストップさせないと、海外のたばこ事業でカバーするのも非常に苦しくなってくるだろう。
そのためには、多分薬品事業の方をもっと強化する必要があるんだろうね、たばこ事業は国内はどう考えても縮小しかありえないので、大麻が国内で解禁されてJTが販売権を独占するみたいなことにならない限りは、それは厳しいんだろうね。
今後このような状況が続いていくと、新型コロナの影響は別にしても事業構造的に、いつかは減配せざるを得なくなってしまう可能性が高いだろう。
海外でのたばこ事業が落ち込んだら利益が激減して配当金の支払い原資が枯渇してしまうからね。
さて、JTの決算はいつもの感じだったのだが、決算資料に「製品の在庫は2か月水準で確保している」という記載があった。
最近、新型コロナウイルスの感染拡大によって、小麦粉やマスクなどが高値で転売される対象になるなど、以前まででは考えられないような状況となっている。
食糧危機について以前WHOが警鐘を発していたが、世界のサプライチェーンは非常に混乱しており、各国が連携するので食糧危機はさすがに起きないと思うのだが、電化製品やデバイスなど、我々が日常的に使う製品については一時的に供給不足が発生する可能性が高い。
実際、アップルなんかは中国の工場が稼働していないため、アイフォンなどの人気デバイスの供給が上手くいっていないような状況だ。
このような状況が今後も続いていくと、最終的には様々な製品が値上がりして、局地的なインフレーションが加速するだろう。
ただ、事態があまりにも悪化すると、メルカリなどのフリマアプリに行政がなんらかの介入をするかもしれないね。
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