配当利回りの高い高配当株は、定期預金では考えられないほどの利回りを誇っており、投資家に多くの配当金をもたらしてくれる。
配当金は、投資家自体は売り買いすらすることなく、自動的に振り込まれてくるお金なので、正真正銘の不労所得だと言える。
そんな配当金が欲しくて投資家たちは配当利回りの高い株を探して血眼になるのだが、一般的に高配当株であってもそれは株式なので、株価下落のリスクを抱えている。
そのため、例えば配当利回り4%の高配当株を買ってもそれ以上に株価が下落してしまい大きな含み損を抱えてしまうケースというのも実際にある。というか、現在進行形で自分が味わっている笑。
一方で、債券への投資であれば、基本的には発行された価格から値動きをすることはなく、安全に利回りを得ることが出来るのだが、現在日本である程度の利回りの債券を一般的な投資家たちが買うことは難しい。
あるとすれば、ドル建ての債券なんかだが、そういった外貨建債券の場合は為替リスクを抱えることになるので、債券投資の目的である「安全に利回りを得る」という目的には適さないこともある。
日本は超低金利環境にあるため、そもそもまともな利回りの債券が一般向けには出回ってこないのだが、たまにマシな利回りの債券を一般向けに公募する企業がある。
それが、ソフトバンクGだ。
自分が使っているSBI証券で、9月9日からソフトバンクGの無担保社債が販売開始されるという。
発行額は4000億円で、期間は7年を予定しており、利回りは1.2~1.8%程度だそうだ。
以前、三菱地所が金利1%程度で50年債を発行して話題になっていたが、確かあれは機関投資家向けで一般向けの公募はなかったと記憶している。
今回のソフトバンクG債の場合は個人投資家でも買うことが出来るので、おそらく販売されたら即完売するのではないだろうか。
というのも、以前もソフトバンクGは社債を発行しており、その際も一瞬で売り切れていたと記憶しているからだ。
ソフトバンクGは相当レバレッジを効かせた経営をしているが、もはや潰れようがないくらいに膨らみあがった企業なので、おそらく多くの人が安心して買いつけを申し込むだろう。
ただ、利回りが1%台だと、かなりの資産規模でないと買ってもリターンは微々たるものかもしれない。
ただ、円建ての債券なので、その点では非常に魅力的だとは思う。
ところで、最近は日本株にも配当利回り4%を超えるような株がゴロゴロしているのだが、それらの株は確かに債券に比べるとリスクも大きいのだが、一方でリターンも大きくなる可能性がある。
というのも、高配当株の場合は株価の上昇も期待できるうえ、債券よりも相当な利回りを享受できるからだ。
一般的に株はリスクが高いと思われているが、それは間違った認識で、リスクというよりも値幅が大きいだけで、長期的にみても株式は債券を遥かに上回るリターンをたたき出している。
そのため、資産形成段階においては債券よりも株式に圧倒的に投資をした方が効率がいいのだが、やはり株価が下落するリスクというのは怖い。
特に、日本人はリスクに敏感なので、今回のソフトバンク債のような元本保証型商品は一気に人気が出てソウルドアウトになるのだろうな、と思っている。
昔であれば郵便貯金や定期預金などで余裕で利回りが3%以上という時代があったらしいが、今ではそれらの元本保証型商品の利回りは見る影もないからね。
それにしても...社債を発行したソフトバンクGの株価は爆下げしているな...同社は保有する株式の時価総額で株式の価値が評価される場合が多いので、今後さらに株式市場が下落していくと、さらに株価は下がるんだろうね。
自分は、もう打診買いしたので放っておくしかないんだが...。
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