現在、アメリカの米国株式市場が爆上げしており、NYダウ、ナスダックともに連日のように爆上げを繰り返している状態だ。
自身の保有株もその恩恵を受け、アップルとペプシコの株価が上昇しており、含み益が増加している。
為替も現在円安に動いているので、米国株上昇の恩恵を受けている人はかなり多いのではないだろうか。
そんな米国株式市場にあって、まっっったくと言っていいほど株価が上昇せず、むしろ重力に逆らって下落している銘柄が存在している。
それこそが、現在株価低迷中で配当利回り上昇しまくりのエクソンモービルという株式だ。
エクソンモービルは自分が初めて買った米国株で、非常に思い出深い銘柄なのだが、現在絶賛含み損状態で配当金を生み出す、いわゆる「含み損配当金マシーン」になってしまっているのだ。
そんなエクソンモービルの株価を今週末見つめ、それからアップルやグーグルの株価を見て素直にこう思ってしまった。
ーこれ、売ったほうがよくね？ー
私かぶまくらは、配当金も欲しいがキャピタルゲインも欲しいという極めて欲深い投資家なので、他の銘柄が絶好調な時に株価が低迷している石油製造機であるエクソンモービルのマイナス表示に耐えられなくなってきているのだ。
最近の米国株式市場の爆上げは非常に力強く圧倒的で、リーマンショック前にまことしやかに囁かれていた「米国株30000ドル説」を余裕で達成しそうな勢いとなっている。
そんな米国株式市場を見つめたあとに、全く値上がりせずに含み損状態の保有株をみると非常に切ない気分になってくる。
そんな気分をやさしく緩和してくれるのが、高配当株から支払われる配当金なのだが、アップルやグーグルなどの株価上昇を見ていると、「低配当や無配株のほうがいいのでは？」という切ない感情が湧き上がってくるのだ。
エクソンモービルは配当利回りが4％を超える高配当株で、保有しているだけで不労所得である配当金を支払ってくれる極めて優秀なインカムゲイン銘柄で、倒産させるのが難しいほど巨大な企業だ。
そのため、配当金を受け取るための銘柄としては極めて優秀なのだが、株価はシェールオイル等によって石油の供給量が全体的に余裕が出来ていることもあり、全く上昇しない状態になってしまっているのだ。
現在、グーグルの親会社であるアルファベットの株価が絶好調で、時価総額が1兆円に達しているというニュースもあったように、現在アルファベットの株価がブースト中だ。
今回の決算は市場から微妙な評価を受けているので、株価は少し勢いを失っているが、クラウドやユーチューブ事業が順調に成長しているので、そのうち広告費頼りの事業構造から脱却出来る可能性は高いように思う。
米国株の場合は、いったん資金が集まりだすと勢いが止まらず、巨大な資金がどんどん流れ込んでくる傾向にあるので、アップルの例を考えてもグーグルの株価はさらに上昇する可能性があるように思う。
なので、エクソンモービルを損切りしてグーグルに投資をするのか考え中なのだが、これは非常に悩ましい問題だ。
グーグルは共同創業者の二人が退任したので、それが転換期となって企業として変化する時期に差し掛かっているような気がするんだよな。
アップルにしても、マイクロソフトにしても、経営者が後退してから業績がよくなって株価が上昇しまくっているからね。
思うに、創業者の場合は最初の成功体験が強烈すぎて、それに依存した経営になりがちなのが、それが交代するとその企業の従来のいい面を利用したうえで、さらに利益を生み出すような構造が出来ていくからではないだろうか。
なので、正直記念碑的米国株であるエクソンモービルを損切りしてグーグルを買ってみるのか、悩んでいるところなのだ。
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