上記の写真をよく見て欲しいのだが、大きい方が上司、そして小さい白い方が自分によく似ている。
私かぶまくらは、サラリーマンという日本社会を支える社畜として日夜汗を流しているのだが、サラリーマンを長くやっていると徐々に脳ミソが不合理な命令に対しても素直に反応するようになってくる。
「やっぱり、いい会社だよね、うち!!」
たまに、凄まじいブラック企業やブラック職場で働いている友人たちがそんな言葉を口走るのを聞いて、「本気でそう思っているのか?」と心底疑ってしまう。
というのも、彼らの頭に生えていた毛髪はどんどん抜け落ちており、目はうつろで、まるで新興宗教の経典を唱えるような感じで、口をパクパク動かしながらそんなことを言うからだ。
そして、私かぶまくらについても、徐々に毛髪の生え際が後退しており、顔は上記の写真の家畜のように無気力になってきている。
一方で、多くの場合、巨額の不労所得を得ている人たちは我々サラリーマンのような顔はしておらず、きちんと自分の意志が宿った鋭い目をしている。
配当金や不動産賃貸収入などの不労所得だけで暮らしている場合、そもそも会社という組織に属しておらず、したがって我々サラリーマンのような表情になることはない。
しかし、一体どうして我々サラリーマンの脳ミソは「社畜化」していくのだろうか?
サラリーマンの脳が社畜化する理由、それはずばり、一つの収入源だけに頼ることによって起こる現象なのだ。
というのも、サラリーマンというのは給料という1つの収入源だけに頼って生きている場合が多い。
その場合、会社への忠誠を示しておかないと収入が減ってしまったり、最悪の場合はリストラの対象となり収入が絶たれてしまうというリスクがある。
そのため、サラリーマンたちは会社の理不尽な命令に対しても、「これは正しいことだ、よいことなのだ」と感じる脳を育てていく必要がある。
そうしないと、会社という組織に違和感を与えてしまい、結果として不利な立場となってしまうからだ。
しかし、実際は「これ違う」と感じているのに強制的に「YES」と脳に反射させる習慣を蓄積していくと、驚くほどストレスが溜まっていく。
その結果、頭をハゲ散らかしたり、ストレスで体調を崩したり、冒頭の写真の家畜のようなボンヤリとした表情で生きていくことになるハメになってしまう。
そういった事態を回避するためには、収入源をいくつかに分散しておく必要がある。
例えば、あなたが月30万円稼いでいるサラリーマンだったとしよう。その場合、収入源が複数ある場合と、1つの場合、どちらが安全だと感じるだろうか?
・ケース1
■給与のみ30万円
・ケース2
■給与10万円
■不労所得10万円
■副業10万円
これはあくまで例なのだが、恐らくケース2の方が安全度が高いと思った方は多いのではないだろうか?
というのも、ケース1の場合は会社をクビになってしまったら明日から路頭に迷ってしまう可能性があるからだ。
一方で、ケース2の場合は例え会社をクビになってしまったとしても、明日から路頭に迷うことはなく、余裕をもって行動することが出来るだろう。
このように、可視化すると収入の複線化というのは心理的にも非常に大きな影響力を持っていることがよくわかる。
そして、副業や配当金などで収入を複数に分けることは、はっきり言って誰にでも出来ることだ。
しかし、多くの人は「なんだか難しそう」といった感じで思考停止してしまい、収入の複線化に着手することはない。
そして、会社の都合で最悪な環境にぶち込まれたとしても、「まあ、仕方がないよね」といった感じで、転職をする等の選択肢が思いつきさえしない可能性が高い。
その結果、退職の日を迎えたときに、
「僕の人生って一体なんだったんだろう...」
という無気力感に襲われてしまうのだ。
そういった事態を回避し、「これ無理だ」とか「これ違う」と思ったときにフレキシブルに動けるようにしておくためには、やはり収入を複線化しておくことだ。
今はネット上でも書籍でもかなり詳しい情報が無限に転がっているので、はっきり言って収入の複線化は取り組めば誰でも出来ることだ。
なので、個人的には自己防衛だと思って収入の複線化に取り組んだ方が賢明だと思っている。
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