ないな...いくら探してもない。
どうしても欲しい商品があり、インターネットで検索してみるのだが、いくら探してもその商品は既に売り切れている。
やはり、インターネットはみんなが使っている分、人気商品については品薄になる傾向が強い。
しょうがない、面倒くさいが街に出て実店舗で探してみるか...。
それにしても、やはりその商品は相当な人気があるらしく、安いものではないにも関わらず、探した範囲ではどの店ももう在庫切れになってしまっていた。
ニューバランスの1400番、それがおいらのお目当ての商品だ。
え、「おっさんがスニーカーを一所懸命探してるって、痛くないですか?」だって?
そう思う人もいるかもしれないが、ニューバランスはおいらの中では別格なんだよ。
スニーカーメーカーといえば、米国株投資家にもお馴染のナイキがまず頭に思い浮かぶが、おいら、ナイキのスニーカーってあんまり好きではないんだよね。
何故かというと、米国企業にも関わらず、生産国が中国等の新興国となっている商品ばかりだからだ。
「なんで米国企業なのにアメリカで製造せえへんねん!!」
おいらはナイキの商品を手に取るたび、トランプ大統領ばりに激オコ状態となってしまう。
実際はアメリカで作ろうが中国で作ろうが、品質は変わらないと考えられているが、おいら、中国製品ってやっぱり何となくいいイメージがないんだよね。
おそらく、幼少期に中国で製造されたプーマやアディダス、そしてナイキなんかのパチもの(偽物)商品を親に着せられていたからかもしれない。
プージー、アジダス、ナイキン、そんな感じのパチもの商品が昔は結構大量に流通していて、おいらが通っていた学校では、本物のナイキやアディダスを履いている人間の方が少なかった。
貧しい時代だったんだよ...いや、おいらの住んでいた地区だけが貧しかっただけか笑。
そういったパチもの商品は漏れなく中国で生産されていたため、せっかく本物のナイキやアディダスを買っても、生産国を見て中国だと、「これ、もしかしてアジダスとかナイキンを作っている工場で生産しているのでは...」と不安になってしまう。
スニカーに限らず、おいらは商品を買うときには必ず生産国を確認するようにしている。
例えば、ノートPCなんかは分不相応に高くてハイスペックなものを使っているが、なぜそんなものを買ったかというと日本製だからだ。
最近は不正のオンパレードで、全くいいイメージのない日本製品だが、やはり外国製の製品に比べると各段に耐久性や機能に優れているものが多い。
その分値段は高いのだが、長く使うものであれば、おいらは耐久性や機能を優先して買うようにしている。
革靴なんかは特に日本製はいいと思う。リーガルの製品とかは、相当ラフに履いて手入れなんかしなくても、かなり長い間持つからね。
一方で、メイドインUSAの商品はというと、やはり日本製には劣るような気がする。アメ車とか乗ってみると分かるのだが、作りがかなり雑なんだよね。
Tシャツなんかも、メイドインUSAは日本製に比べて少しステッチが雑だったりする。
だけど、そんなことはどうでもいいんだよ。重要なのは、腕のごっつい白人のオッサンが汗を垂らしながら作っていることなんだ。
お昼休みにはマクドナルドで買ってきたハンバーガーを食べ、仕事中は前日のベースボールの試合結果に腹を立てているような白人のオッサンが作る商品というだけでも、メイドインUSAの商品を買う価値はある。
実際はメキシコ人が作っているかもしれないが、もういいんだよ。メイドインUSAのラベルが貼ってある時点で、おいらの頭の中では白人のオッサンが製造したことになってるんだ。
ところで、そんなメイドインUSAの商品の中でも、驚くほど品質の高い製品もある。
それが、ニューバランスがアメリカの工場で製造しているスニーカーだ。
ニューバランスは1906年、ボストンでアーチサポートインソールや偏平足などを治す矯正靴の製造メーカーとして創業した会社で、100年以上の歴史を持つ老舗企業だ。
スタートが矯正靴のメーカーだっただけあって、ニューバランスが製造するスニーカーの履き心地は世界中で絶賛されていてる。
そんなニューバランスが作るスニーカーの中でも別格なのが、メイドインUSAとメイドインUKのラインで製造されているスニーカーたちだ。
ニューバランスもナイキやアディダス等と同様に、新興国工場でスニーカーを製造しているのだが、きちんとアメリカ国内とイギリスにも工場を持っている。
この二つの国の工場で作られる製品は、値段は日本円で20,000円~30,000円程度とかなり高価なのだが、世界中にコアなファンを持っていることで有名だ。
20,000円以上するスニーカーて...と思うかもしれないが、それらの製品は驚くほど履き心地がいい。それに、スニーカーには珍しくきちんとした革を使用しているので、見た目のデザインが安物の中国製とは全く違う。
それに耐久性も抜群で、かなり履きこんでも壊れることは中々ない。おいらは古くなったニューバランスの1400をランニング用にして相当使ったが、普通に壊れることはなく、今現在も現役だ。
ニューバランスのHPを見て感動したのが、アメリカの工場ではきちんと白人のオッサンがスニーカーを組み立てていたことだ。
「ほんまに、ほんまにアメ公が組み立てよる!!」
興奮して、思わずそう叫んでしまった。
ナイキやアディダス等のスニーカーメーカーが新興国に製造開発の拠点を移したのに対し、ニューバランスの製品開発の中心はアメリカだ。だから、最新テクノロジーを注入した製品は、いつもアメリカの工場で白人のオッサンによって製造されているのだ。
ちなみに、イギリスにも工場があるのはイギリスが革靴発祥の地で、靴の製造技術が極めて高いかららしい。確かに、UK製のニューバランスは革を全面に使用したものもある。元々の創業者もイギリスからの移民らしいね。
そういった特徴があるため、ニューバランスのスニーカーは他メーカーのスニーカーとブランドイメージの差別化を実現することに成功している。
製品は高いがコアなファンが多くて商売が成り立つという意味では、スニーカー界のアップルみたいなもんだね。
さて、そんなニューバランスなんだが、残念なことに非上場企業なのでNY証券取引所で株式を買うことは出来ない。
ニューバランスは、2023年までに売上高70億ドル(7700億円)を目指しており、2007年から毎年10%づつ売上が伸びているらしい。
いいじゃないですか...アメリカ人がメイドインUSAの商品でどんどん売上を上げていく、これこそトランプ大統領の理想じゃないですか。
それにしても、株式を上場していないのは非常に残念だ。おそらく、上場なんかして株主から経営に口出しなどされたくないのだろうし、そもそも上場などしなくても資金があって事業を回せているということなんだろう。
だけど、仮に上場されたとすると、おいらは結構株価が上昇するのではないかと思っている。
今の社会は世界的にマスプロダクツが行き過ぎた結果、逆にオーダーメイドのような製品を求める傾向が強いように思うので、ニューバランスのような特徴を持った企業は投資家の期待値を集めて人気化する可能性が高いと思うからだ。
フェラーリなんかがそのいい例で、2015年に上場してから、ここ最近の米国株式市場の暴落前までは、株価がすでに2倍超となっていた。
なので、上場することはないと思うが、もしもニューバランスが株式を上場するようなことになれば、おいらは迷わず買うと思う。
それにしても、おいらが探している1400の某カラーは、やはり中々もう売っていないみたいだね...。
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