みずほFGは高配当株投資家から人気の高配当株で、多くの配当金を投資家にもたらしてくれた銘柄だ。
みずほFGの配当利回りはアベノミクスが始まってからも常に3%以上の状態だったので、高配当株の条件である、配当利回り3~5%のゾーンに収まる状態だったため、個人投資家たちも多く投資をしていた。
みずほFGの中心企業は、もちろん誰もが知っている超巨大企業であるみずほ銀行で、ネームバリューという点であれば、国内でも屈指の企業だと言っていいだろう。
そんなみずほFGだが、ここのところ株価はずっと低迷していて、さらには今回のコロナショックにより株価は大暴落してしまっている。
それというのも、今回のコロナショックは日本経済を直撃してしまっており、「人」と「物」の循環がストップしてしまったことにより、「お金」の流れが完全ストップしてしまっている。
そのため、融資資金を貸し出す銀行業に対しての投資家たちの期待値も下がってしまっており、さらには大量に保有している金融資産の評価額も激下がりしていることなどを嫌気されて、みずほFGの株価は大暴落し、配当利回りは6%以上まで上昇しているのだ。
みずほFGの配当利回りがここまで上昇しているのは、恐らく初めてくらいではないだろうか。
ただ、それはみずほFGだけではなく、ほかの銀行株も同じように株価が大暴落して配当利回りが急上昇している。
最近は人気がだいぶん落ちてしまったようだが、日本を代表するメガバンクたちは、昔は就活生の人気も抜群で、入社したくてもなかなか入社できない企業ランキングの上位に位置していた。
しかし、最近ではその人気も地に落ちてしまい、信じられないことだがメガバンクに就職したい就活生の数が激減してしまっているという。
そんな日本を代表するようなメガバンクの配当利回りが直近のコロナショックにより急上昇している。
銀行株は元々配当利回りが高い銘柄なのだが、株価が大暴落したことにより、「配当金÷株価」で割り出す指標である配当利回りが急上昇したのだ。
各行の配当利回りは下記の通りだ。
・みずほFG:6.4%
・三菱UFJ:6.4%
・三井住友FG:7%
このように、現在の銀行株の配当利回りは普通で考えたらあり得ない水準まで上昇しているのだが、それは今現在の経済環境があり得ない状態になってしまっているからだ。
そのため、この配当利回りに基づいた配当金の支払いが継続的に保障されるのかは疑問が残るところだ。
すでに、今現在進行形で日本の経済基盤は破壊されてきているのは鮮明で、個人商店や小規模企業の中には廃業や倒産をしてしまうものが出てきてしまっている。
そういった企業や個人に融資をしているのが、地元に根差した地銀や信用金庫などの金融機関で、中小企業の倒産が連鎖して止らなくなってしまうと、そういった企業にお金を貸している地銀等の金融機関にも甚大な影響が出てしまう。
日本の地銀については、外債での運用などで失敗するケースも多く、資産運用でも稼げないうえに頼みの融資でも低金利という逆風が吹いている非常に厳しい経営環境に置かれていた。
そこに今回のコロナショックで、株価などの金融資産の価格は大暴落し、さらには融資先の企業の状況が悪化し、貸し倒れの連鎖が起きるリスクが出てきた。
そのため、今後は体力がなかったりコロナが直撃しているような地域で営業をしている地銀などの金融機関の中には破綻する可能性が出てくるものもあるだろう。
メガバンクの場合は体力があり、さらには国も大きすぎてつぶせないので大丈夫だと思うが、地銀の破綻については起こりえる可能性もあるのではないか、と考えている。
そういった事態が発生すると、もちろんのことながら株式市場にも影響があると思うので、この点については注視していきたいところだ。
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