すかいらーくHDは株を保有しているだけで株主優待食事券がもらえるため、多くの優待株投資家に支持されている超人気優待株だが、そのすかいらーくHDの株価が大暴落してしまっている。
その理由は、最近市場を揺るがしているコロナウイルスによるコロナショックのせいで、外食をする人がこれから激減していくことが予測されているからで、すかいらーくHDに限らず、ほぼ全ての外食産業が凄まじい逆風を受けている。
すかいらーくHDの食事券は、100株からすかいらーくHDの株を買っておくだけで貰えるため、非常に株主優待利回りが高い銘柄で有名だ。
そのため、すかいらーくHDの株価が下落しているタイミングで投資をして高い優待利回りを得たいと考える投資家たちも多いだろう。
自分自身、過去にすかいらーくHDの株を保有したホルダーだったのだが、確かに同社の株主優待制度は使い勝手がよく、人気が出るのも頷ける内容だった。
しかしながら、今現在すかいらーくHDへの投資を検討するかというと、かなり躊躇してしまうところだ。
というのも、今回のコロナショックは株価というよりも、むしろ実体経済の法を直撃しており、その影響をもろに受けているのが外食産業だからだ。
すかいらーくHDが3月31日に発表したIRによると、なんと400億円もの融資枠の契約を金融機関と結んだと発表していたのだが、それを見て、「これは外食産業は相当コロナの影響が深刻だな」と痛感してしまった。
というのも、すかいらーくHDは個人投資家に大人気なだけではなく、最近ではすてーきガストや夢庵、それからCafeなどに事業を展開し、多くの人が利用するような企業に復活を遂げていたからだ。
一時期すかいらーくHDは上場廃止に追い込まれるほど業績が悪化していたのだが、再上場してからは業績が安定しており、株主優待券のおかげで個人投資家にも大人気だったのだ。
にもかかわらず、400億円もの融資枠を契約しておくほど業績が圧迫すると見込んでいるということなので、これはかなり事態が切迫していると判断した方がいいだろう。
すかいらーくHDの場合は、株主優待券の人気が株価を下支えしているのだが、その費用が結構な負担になっているので、その点も少し気になるところだ。
いずれにせよ、今現在の優待利回りを見てすかいらーくHDへの投資を検討している人は、今後の業績がどうなるのかはよく考えて投資をしたほうがいいんだろうね。
さて、安倍首相が全国民に対して「マスクを２枚配ります」と発表したことが世間に衝撃を与えていて、国民たちは現金給付などの直接的な支援を期待していたのが、「マスクを２枚配る」という謎の政策を発表してしまったのだ。
これには、個人的にも非常に驚いたのだが、「マスクは確かに大切だが、すでに経済的に困窮する人も出てきているので別の支援方法にした方がいいのでは？」と思ってしまった。
諸外国では直接的な現金給付をしているような状況下で、「マスク2枚」のインパクトは凄まじすぎるのだが、正直国の財政を考えると直接的な現金給付をすることは厳しいのだろうか。
せめて、低所得者や無職になってしまった人に対しては現金給付をした方が経済と社会の根底が安定すると思うんだが、まあ、色々な事情があるのだろう。
今回のコロナショックで感じたのが、やはり「お金」の問題については完全に自己責任になってしまうので、こういった状況になる前にきちんと準備をしておかないと、最終的には自分自身が痛い目を見てしまうということだ。
こんな事態は誰も予測ができないため、準備など不可能な面ももちろんあるのだが、その結果誰がダメージを受けるかというと、それは自分自身だ。
だからこそ、いつでもある程度の期間生活できる程度の資金は手元に置いておいた方がいいのだな、と思ったね。
それにしても、今後一体どうなっていくのか．．．。
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