加熱するJリートと加熱していない日本の高配当株
配当金目的で買われる株といえば、配当利回りが高い高配当株と相場は決まっているが、Jリートもその配当利回りの高さから、インカムゲインを好む投資家たちには人気の投資先だ。
配当金は、投資家本人は何もしなくても手に入る所得で、まさに純粋な不労所得といってもいい所得だ。
そんな配当金をたくさん支払ってくれる日本の大型株もかなりあるのだが、配当利回りが4%や5%を超えていても投資家たちの食指が伸びない銘柄も多い。
その理由は、日本株式市場を取り巻く環境や、為替、それから米中貿易戦争の影響を意識した動きなど、様々な要素が絡み合って投資家たちがそれらの高配当株について投資を躊躇しているから、といった感じだろう。
しかし、その一方で最近はJリート市場が加熱しており、生損保などの新たなプレイヤーが市場に参入してきた影響でさらにJリート全体の価格が底上げされそうな雰囲気もある。
そんなJリートだが、長期金利が下がってきているため利回り商品として魅力が増しており、今後さらに買い手が市場に参入してくる可能性もある。
そんなJリートは、今果たして買いなのだろうか?
Jリートの買収が多発するのかという問題
現在、加熱しているJリートだが、個別で見ればまだまだNAV倍率の低い銘柄もあるのだが、今後はそういった銘柄を中心にJリート同士による合併や買収が起きてくるような気がする。
つい最近、保有株のユニゾHDがHISからの買収提案により爆上げするというラッキーに遭遇したが、あのケースではユニゾが容赦なく増資をしまくって不動産を買いまくっていたせいで、不動産などを含んだ資産価格よりも株価がメチャクチャ割安な状態で放置されていた。
ユニゾが増資をしまくるので、投資家たちは「またやるのでは?」と思ってPBRやPERの指標が割安でおまけに高配当、さらには株主優待制度まであるのに誰もユニゾを買わなかったからだ。
その結果、ユニゾのホテル事業に目をつけたHISから敵対的買収を提案され、ユニゾがそれに反対したために株価は爆上げに爆上げをしまくり、一瞬で倍くらいの価格まで上昇したのだ。
Jリートについても、いまだにNAV倍率が1倍以下のものもあり、全体的に1倍前後のものもあるので、高騰している不動産を買うよりもJリートを買った方がお得、と考える機関投資家が現れても不思議ではないだろう。
ホテル事業を展開しているJリートは、特に目を付けられそうな気がするのだが、どうなんだろね...。
結論的に考えると終わっているときに買うのが正解
日本のJリートは2016年の株価暴落時と2017年の毎月分配型投資信託に関する問題が勃発した際に、著しく低い価格で放置されていた。
誰もが「Jリート買って意味あるの?」と疑問を投げかけていたのだが、結果的にはその時に買っておけば後々リターンを得ることが出来たのだ。
他にも、Jリートではないが、米国の高配当株たちが長期金利の上昇で全滅状態だった時が2018年の初め頃にあったが、あの時にコカ・コーラやペプシコを買っていた投資家たちは後にきちんと配当金とリターンを得ている。
そう考えると、ある種類の株式や銘柄が一斉に暴落している時というのは買いなのかもしれないね。
日本の通信株たちにしても、一時期楽天の新規参入などが嫌気され暴落していたが、いまではドコモもKDDIも株価が復活しているからね。そして、この時にこれらの株を買っていた人たちは配当金と含み益を手に入れることが出来たのだ。
現在、タバコ株や石油株が暴落しているが、もしかしたら同じように復活する可能性もあるかもしれないね。
ただ、個人的には石油株は需給の問題が勃発すれば復活すると思っているが、タバコ株は現状のニュースなんかを見ていると復活の糸口が見えない感じがするね...何が復活のトリガーになるのかね?
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