最近のコロナショックによる株価の暴落により、日本株式市場に上場している高配当株の多くが大ダメージを受け、株価が大暴落していた。
それと反比例してそれらの高配当株の配当利回りは上昇し、5%以上の配当利回りを誇る株がぞくぞくと登場するという異常事態となっている。
そんな異常事態において、以前までは成長株としてもてはやされていたセブン銀行の株価もすさまじい勢いで暴落しており、なんとその配当利回りは5%以上となっていて、超高配当株の領域へと踏み込もうとしている。
セブン銀行は金融業に属する株であり、そのメインビジネスはもはや将来的ににはここ日本でも消滅するだろうと言われている「現金」を引き出すATMを展開する事業であり、投資家たちの期待は極めて低い企業となっている。
そのため、コロナショックがこなくても十分に株価は低迷していて、2015年時には600円を超えていた株価は、いまや半値以下にまで下落してしまっている。
そんなセブン銀行だが、ATMを他の金融機関に提供して手数料を得るという、もはや時代遅れのビジネスをしていると思われているのだが、業績の方は意外に悪くない。
どころか、最近に至っては増収増益となっているのだ。
これは、セブン銀行の決算を確認してみて少し意外だった。
さて、セブン銀行の業績のほうだが、ここの企業の場合はまずATMがどれくらい利用されているのかが、業績を左右するキーポイントになってくる。
つまりはATMの設置台数と利用率が安定していれば、他の金融機関もセブン銀行のATMを利用したがるので、ニーズが途切れず、したがって手数料も確保できるので業績が安定するというわけだ。
セブン銀行は、セブンイレブンが以前米国のコンビニ事業を買収しようとして断念した影響で、今後のATM設置台数を伸ばす戦略を再構築する必要がある。
最近では、空港や地下鉄の駅付近など、セブンイレブンの店内だけではなく、様々な場所にセブン銀行のATMが設置され、多くの人がそれを利用しているのだ。
セブン銀行の今現在の業績の進捗はというと、はっきり言って全然悪くない。
これだけキャッシュレスが叫ばれている昨今にあって、大きくATMの利用者が減るわけでもなく、資料率も激減している様子はない。
恐らくは他行のATMがどんどんなくなっているので、結果的にセブン銀行のATMで現金を引き出すケースが増えているのだとは思うが、それにしても日本という国はキャッシュレス化が本当に進まないのだな...と改めて思わされる。
ただ、そのおかげでまだ当分の間はセブン銀行の業績は安定しているのかもしれないね。
ところで、セブン銀行のメイン事業であるATMから引き出す現金のことに関してなのだが、今現在世間はコロナショックによって総自粛ムードが広がり、現金を全く使わない人が増えている。
その様子はちょっと異常さを感じさせるほどのもので、夜の街はガランとしていて、まるで映画の撮影をやっているのか?と思うほど人がいないこともある。
さらには、以前まではあれだけ混雑していた山手線が空いていたりと、完全な異常事態となってしまっているのだ。
このままの状況が続けば、まずは観光産業や飲食店などの事業者が本当に連鎖倒産してしまう可能性があり、コロナウイルスで死ぬ人よりも経済的に困窮して自殺に追い込まれてしまう人が増えてしまう可能性も指摘されている。
個人的には、それはまさしくその通りで、現代資本主義のこの世界では、お金の循環を止めてしまうと、多くの場所や人に悪影響が出てしまうので、本当に何とかならないものかと思っている。
個人的にできることと言えば、夜に飲みに行って金を使うくらいなのだが、夜の街に行って感じるのは「この状態が続くとヤバい」ということだ。
コロナウイルスは確かに驚異ではあるのだが、この自粛ムードが続くとそれはそれでヤバい気がする...。
まあ、なんともしようがないのだが、この先どうなることか...。
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