スシローグローバルHDの優待制度と社長の話
スシローグローバルHDは、ご存じの通り超人気回転ずしチェーンであるスシローを経営している会社で、現在は海外でも積極的に店舗を展開するグローバル企業でもある。
スシローは全国に店舗を展開していて、ファミリーで店舗を訪れる客も多いため、日本国民の多くが行ったことがある国民的外食チェーンと言ってもいい。
そんなスシローグローバルHDは東証に上場している上場企業なので、証券会社に口座を持っていれば誰でも株を買うことは可能だ。
また、スシローは株主優待制度を設けている人気優待株なので、株式を保有しているだけで優待割引券がもらえるため、個人投資家たちに大人気だ。
スシローグローバルHDが用意している優待制度については下記の通りとなっている。
・１00株以上→1,000円
・200株以上→1,500円
・400株以上→2,000円
・800株以上→4,000円
・2,000株以上→10,000円
このように、保有する株式数に応じて優待割引券が貰えるため、頻繁にスシローの店舗などを利用する人にとっては非常に魅力的になっている。
最近の回転ずしは、昔の本当に回転し続けてカッサカサになっていた寿司ではなく、普通に美味しいので、自分自身も最近はたまに利用するからね。
スシローの社長の話は興味深かった
先日、堀江貴文ことホリエモンのチャンネルでスシローグローバルHDの社長が出演しており、その際に話していたことが非常に興味深かった。
スシローの社長は、東大出身でコンサルなどを経てスシローグローバルHDの社長をやっているようだが、物静かな感じがするが非常に知的で頭が切れそうな印象の人で、穏やかだがハッキリとした口調でインタビュアーの質問に答えていた。
この動画は非常に興味深い話をしているので、飲食系の銘柄に投資を検討している人はぜひ見てみることをお勧めする。※5月３日にUPされている動画だ。
その中で、飲食店は基本的に自転車操業だが、スシローは今の状態でも１年くらいは何とか持つみたいな話があり、さすがにスシローは考えて経営をやってるんだな思った。
というのも、飲食は基本的に仕入れ→販売を繰り返すことでキャッシュフローを回しており、販売が滞るとすぐにクラッシュしてしまう構造になっているからだ。
そのため、今後コロナウイルスの感染拡大が長期間続くと、スシローやマクドナルドなど財務基盤もしっかりしている大企業が運営する外食チェーンは何とかやっていけるかもしれないが、ほかの中小は相当厳しいのではないかと思う。
日本は他の国々と比べて飲食店のレベルが、小さな店舗でも衛生管理が徹底されているなど極めて高いのだが、コロナが終息した後には、スシローなど生き残ったごく一部の企業だけが独り勝ちしている状態になる可能性があるかもしれない。
ただ、その後にはまた日本の飲食は復活するんだろうが、食の多様性は豊かな社会には必須の要素なので、何とか日本の飲食が復活するような環境が戻ってきてほしいところだ．．．。
緊急事態宣言の延長により日本の食は崩壊する
ところで、緊急事態宣言の延長が５月３１日までになることが確定したわけだが、はっきり言ってこのままの状態を続けるとマジで日本の街の風景が変わってしまう。
というのも、最近は街で飲食店がバンバン店を閉め始めており、それは東京だけで起こっていることではなく、例えば地方の有名だった居酒屋なんかがコロナのせいで店舗を閉店させざるを得ない状況になっているというケースもある。
このままでは、前述したように日本の飲食店のほとんどが潰れてしまい、街にあるのは巨大外食チェーンだけという風景が現実化してしまう可能性がある。
日本にインバウンド客が大挙して押し寄せていた理由の一つとして「食」があると思うのだが、日本の食文化が廃れてしまうと観光国としての魅力も激減してしまうだろう。
それは非常に寂しい光景なのだが、実際にそうなりそうな感じがするね、このままでは．．．。
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