味の素が希望退職者を募集したことがニュースとなっていたが、こういった希望退職の募集が報じられるたびにネット上では「労働者がないがしろにされている」といった感じの批判が勃発する。
確かに、希望退職といえば聞こえはいいが、要するに使えない社員や高給取りをお払い箱にするケースが多いのも事実だ。
この人手不足の世の中で、希望退職の対象となるのは戦力にならない社員だということくらい、よほどのバカでない限りはわかることだろう。
しかし、これは決して他人ごとではなく、この記事を書いている自分自身を含めたサラリーマンたちにとっては自分にも起こる可能性がある問題だということは認識しておいた方がいいだろう。
というのも、現在の日本企業には昔日の力はもはや残っておらず、グローバル競争の中でどのように生き残っていくかということを考え、激しい戦いを外国企業たちと繰り広げている状況だからだ。
そのため、お荷物となる生産性の低い社員を養っておく体力など、どこにも残っていないのだ。
「かぶまくらさん、ちょっとお話が...」
といった感じで、自分自身も本当に希望退職のターゲットになる可能性はあると考えている。
「お願いです!!辞めさせないでください!!自分には女房子供がいるんです!!」
仮に希望退職には応じず、そう泣き叫んで会社にしがみついたとしても、はっきり言ってロクな結果にはならないだろう。
恐らくは希望退職に応じるように屈辱的な仕事をさせられたり、左遷させられたりといった感じでゴミのように扱われるに決まっている。
なので、現実的に考えるのであれば、そのような状況になってもキチンと落ち着いて対応出来るような準備はしておく必要があるだろう。
その「準備」の中でも最も大切なものが、「お金の問題」を解決しておくということだ。
日本のサラリーマンが希望退職という名のリストラのターゲットになった際、夏の夕暮れに必死で樹木に足をロックさせている蝉のようにしがみつくのは、会社を辞めさせられるとお金が無くなり、生活が立ち行かなくなるからだ。
なので、屈辱的な処遇に耐えながらも必死で蝉のように足をロックさえ、地獄のような苦しみを味わうことになるのだ。
一方で、お金の問題を解決している人の場合は、「不労所得も資産もあるし、割り増し退職金でももらってゆっくりするか」と引退を決め込むことが可能だ。
会社に希望退職のターゲットにされたりした際、ジタバタせずに落ち着いて行動するためには、やはり「複数の収入源を確保する」という方法が現実的だ。
不動産や株式からの家賃や配当金などの不労所得、それから副業などでの毎月の収入など、会社からの給与だけに依存しない状態をきちんと作っておく必要があるのだ。
そうした状態をきちんと作っておけば、例え希望退職のターゲットになったとしても、屈辱的な処遇に耐える必要はなくなる。
それどころか、割増退職金をもらってしばらくはのんびりする、という選択肢さえ出てくるのだ。
恐らく、これから日本の企業はどんどん欧米化していき、終身雇用など日本昔話に出てくるレベルの処遇になる可能性があるので、こういった取り組みは誰もがキチンとやっておく必要があるだろう。
「そんなの自分には関係ないよ」
そう思って何もしない場合、最後に悲惨な状態に陥ってしまうのは自分自身だ。
なので、可能な限り情報を集め、早い段階から「お金の問題」を解決するための取り組みをやっておくことは、ここ日本で働くサラリーマンたちにとって、もはや必須の取り組みだと言ってもいいだろう。
面倒くさいと思う人もいるかもしれないが、最近の状況を見ていると、「いざという時」が誰にでも訪れるような感じがするからね。
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