高配当株で配当金を支払い続けるJTの配当金推移について
株価が大きく下落しているが、高配当株投資家に大人気の株といえば、やはり日本たばこ産業ことJTだろう。
JTは、たばこをひたすら製造して販売するというビジネスを展開している企業なので、設備投資をしなくてもお金を生み出すことが出来るという特徴を持っており、そうして稼いだお金をひたすら株主に還元してくれる。
そのため、JTの配当利回りは非常に高く、現在の株価が下落した状況では6~7%という超高配当な利回りを投資家に提供している。
そんなJTだが、最近は葉巻たばこの販売量が激減しており、将来的な業績に対して疑念を抱く投資家が非常に多い。
そういった理由もあってか、配当利回りが高くて配当金を多く受け取れ、おまけに株主優待制度まで用意しているインカムゲイン株であるにも関わらず、JT株は全く人気がない。
どころか、若干「忘れられた高配当株」になっている感じさえあるのだが、今後配当金が減額されてしまったなら大暴落が待っているのは間違いがないだろう。
そのため、JTへの投資を検討している投資家は、同社の配当金推移に気を配る必要がある。
JTの配当金の推移を観察してみる重要性
JTの2012年度からの配当金の推移は下記の通りとなっている。
年度 | 配当金 | 配当性向 |
2019年度 | 154(予想) | 74.6(予想) |
2018年度 | 150 | 69.7 |
2017年度 | 140 | 63.9 |
2016年度 | 130 | 55.2 |
2015年度 | 118 | 53.2 ※ |
2014年度 | 100 | 50.1 |
2013年度 | 96 | 40.8 |
2012年度 | 68 | 37.6 |
この表を見れば分かると思うが、JTは年々配当金を増やしているのだが、それと歩調を合わせるようにして配当性向もどんどん増えている。
配当性向が高くなると、どんどん配当金に回す利益に余裕がなくなってくるので、同社株に配当金目的で投資をする場合は、必ず配当性向を確認するべきだろう。
日本株は配当性向が非常に低い企業が多く、30%台など余裕がある状態で配当利回りが高い株も結構多いので、JT株を配当金目的で買う場合は、そういった株と組み合わせて戦略的に買っていくべきなんだろうね。
間違っても、配当利回りが高いからといって、同社株だけに集中投資をするという投資はやらない方がいいように思うね。
配当金目的で買う株は配当金が減額されると暴落する
近年、米国株式市場では、ゼネラル・エレクトリック、クラフト・ハインツ、という老舗大企業であり高配当株である企業の株式が配当金を減額したことにより大暴落する現象が起きている。
日本株の場合もそうで、高配当株が減配や無配に陥ると、恐ろしいくらい暴落することがある。
そのため、高配当株に投資をする場合は、前項で述べた通り「配当性向」と配当金の推移には十分注意するべきだろう。
安定的に配当金を支払ってきた企業か、これからも安定的に配当金を支払ってくれるのか、という点を意識的に調べておかないと、本当に悲惨な暴落に巻き込まれてしまう可能性があるからね。
ただ、逆に考えると、配当性向が低くて配当金を継続的に支払っていた企業の株価が暴落しているときは、投資を検討してもいいのかもしれないね。
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