人気の高配当株を買うべきか自分で調べた高配当株を買うべきか
配当金を得たいという人が最近増えているが、それはネットや株雑誌などで配当金に注目した投資が広まっているからで、配当金という分かりやすい株式投資のメリットについて知る機会が増えているのだ。
そんな配当金だが、高配当株を買うと通常の定期預金の利回りなどとは比べものにならないほどの利回りを得ることが出来る。
高配当株については、株雑誌でも頻繁に特集が組まれており、そういった特集に登場する高配当株は人気になることが多い。
しかし、そういった高配当株の中にはその後減配などを行い、最悪の場合には高配当株が高配当株になってしまうケースもあるのだ。
例えば、以前までは人気の高配当株として紹介されていた日産自動車は、今では業績の悪化によって減配を行い、大幅に株価は下落してしまっている。
高配当株が高配当株でなくなった場合には、すさまじい株価下落を伴う場合が多く、最悪の場合には配当金は貰えないわ、資産額は減ってしまうわで、大きな損害を被ってしまうケースもある。
そういったケースを防止するには、一体どのような点に気をつけるべきなのか?
自分で考えて高配当株を探す重要性
株雑誌などで紹介されている高配当株を何も考えずに購入し、その株が順調に配当金を支払ったり、株価が上昇してくれればいいが、前項で書いたように減配などによって株価が下がってしまった場合には大きな後悔を背負うことになる。
そのため、そういった人気の高配当株を買う場合にも、自分できちんとその企業を分析して株を買うことが重要だと思う。
自分で人気の高配当株の業績を調べたり、事業内容と現状の経済状況などを調べてみれば、実は減配の危険性があったということが判明することもある。
そういった努力をきちんと実施したうえで株を買った場合、いざ減配のリスクが出てきたらさっさと損切りをすることも出来るし、損切りしたとしてもまだ納得感がある。
一方で、よく調べずに買った高配当株の場合、減配の危機が迫っているのに希望的観測で株を持ち続けたり、状況が悪化して株価が暴落する可能性が高いのに保有を続けてしまう可能性もある。
そして、その結果そういった事象が現実化してしまうと、投資家は大きな後悔に苛まれることになるのだ。
利益が継続するのかは最低限調べる必要があると思う
配当金が継続的に支払われるかどうか、ということを調べるためには、「利益」が継続的に支払われるのかどうか、という点をきちんと考える必要がある。
その企業が行っている事業や、過去の利益推移から、きちんと継続的に利益を出せる企業なのかを調べてみると、「これはいい」と思っていた高配当株にもリスクがそれなりに潜んでいることが判明する場合もある。
日本企業の場合には、為替が業績に及ぼす影響もしっかり調べておかないと、為替が円高に振れたせいで業績が大幅に悪化してしまう企業もある。
そして、業績が大幅に悪化してしまうと、日本企業の伝家の宝刀である「あっさり減配」が待っている可能性も高いので、やはり為替の影響は警戒しておくべきだと思う。
ほかにも、一つの事業だけをやっている企業の場合、その事業に大きなリスクが現れた場合、一気に業績が悪化してしまう可能性がある。
例えば、JTの日本国内のたばこ事業は、禁煙化が猛スピードで進んでいることで10年前と比べて考えられないほど縮小してしまっている。
JTの場合は新興国で大きく事業展開しているので、収益的には大丈夫なのだが、国内だけで事業を展開していたら非常に苦しくなっているところだ。
こういった要素をきちんと調べてみたうえで高配当株を買うのと、まったく調べずに高配当株を買うのでは、その後のリターンは大きく違うと思うので、出来ればこういった努力はきちんとしておきたいところだ。
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