老後のために不労所得を得る仕組み作りに退職前に取り組む
不労所得とは、配当金や家賃収入のように、何もしなくても手に入る所得のことで、毎日汗水流して手に入れる労働所得とは全く別の種類の所得だと言ってもいい。
不労所得を手に入れている人の多くは、株式や不動産、それからクラウドファンディングに投資信託など、自分のお金を様々な投資商品に替えることで、お金でお金を手に入れるという錬金術を駆使している。
そのため、そういった人々は老後の時点になっても不労所得によって潤っているため、非常にゆとりのある生活を送っているケースが多い。
不動産賃貸料や配当金などで月々の安定収入を確保し、そのお金で旅行を楽しんだり、趣味を楽しんだりして、余生を楽しく過ごすのだ。
一方で、老後までに不労所得を得るシステムを構築していない人間の場合は、退職した後も金銭的に困窮するケースも多く、退職金がドカンと支給されていれば話は別だが、そうでないケースではまた再就職して必死で労働に汗水流して従事する羽目になる。
そういったケースを避けるためには、やはり早くから不労所得を得る仕組みを構築していくことが大前提となってくる。
退職前から資産の積み上げに取り組む
退職前から不労所得を得る仕組みを構築していくのが重要な理由に、不労所得を産む資産を買うには、ある程度経験が必要だと思うからだ。
というのも、インデックス投資をするなら別にして、個別株や不動産などの資産を買う場合、どうしても失敗するケースもあるからだ。
自分にしても個別株に投資をしているが、株価が上昇するものもあれば下落するものもあるし、配当金を増加させるものもあれば、逆に減少させるものもある。
なので、早いうちからそういった資産の売買を経験することで、どの資産がよくてどの資産がダメかということを見抜く目を育てておく必要があるのだ。
それには、月々の給料からコツコツと投資にお金を回し、愚直に資産を積み上げていく必要があるのだ。
運動をするにしても、仕事をするにしても、何事も熟練すればするほど精度も成果も上がっていくケースが多いので、資産運用においても様々なパターンを経験することで、老後に安定的に不労所得を得る準備をしておく必要がある。
老後になると時間は出来て投資の勉強をすることは可能になるかもしれないが、定期的に入ってくる給与という安定所得がなくなってしまうため、実践に回すお金に限りも出来るし、失敗が許されない状況になってしまう。
なので、老後を迎えるまでに資産運用に取り組むことは非常に重要だと言えるのだ。
不労所得がある老後とない老後を頭の中で想像してみよう
不労所得を得るためのシステムを着実に作っていくためには、構築した後の状態を想像していくことが必要だと思う。
例えば、配当金や不動産賃貸料の収入で余裕のある生活をしている自分を想像してみたり、そういった収入で旅行を楽しんでいる自分を想像してみたり、といった感じでだ。
何故かというと、具体的に目指している姿をイメージをしておかないと、途中で飽きたり心が折れたりして取り組みをやめてしまう可能性があるからだ。
「今月は頑張ったし、もうパーッとお金を使ってしまおうか」
そんな感じで、労働で貯めたストレスを消費によって解消し続けるサイクルに突入してしまえば、お金というものは決して貯まってはいかない。
それは自分自身も実証済みなので言えることなのだが、やはり貯蓄をするには計画が必須だ。
きちんとした目標と計画を立て、機械的にそれをこなしていくことこそが、目標達成のために最も有効な成功法則といってもいいだろう。
なので、きちんと退職前から具体的に資産形成をした後の状態をイメージし、その状態を実現するための計画を策定して、愚直にその計画に沿った行動をしていくべきだろう。
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