どーも、こんばんわ!!
今朝、大阪北部で大きな地震があり、かなり大きな災害となりそうな様子です。被災地にお住まいの方には心よりお見舞い申し上げます。
さて、今回の大地震ですが、事前に予測できたかというと絶対に不可能だったでしょう。熊本大地震や東日本大震災も同じで、天災というものは事前に予測することが非常に困難です。
首都直下型の地震だって、ある日突然やってくるかもしれません。その時は恐らく日本が崩壊するかしないかという瀬戸際の事態になると思うので、資産運用どころではないでしょう。
しかし、我々が住んでいる日本という国は現実問題として定期的に大きな地震が発生します。首都直下型の地震が実際に起こるかどうかは別にして、今後おいらが生きているあいだに大きな地震が起こることはほぼ確実だと思っています。
リスクというのは、それが現実のものとなって初めて問題として捉えられることが多いという特性を持っています。誰も日常的に明日集中豪雨で住んでいる地域が水没する心配や、大地震が起きて自宅が崩壊することを考えながら生きてはいません。
しかし、今回のように大地震が起きると初めてそれが現実の問題として身近に感じられ、地震保険に加入したり、防災用品をそろえたりという行動をとるようになります。
資産運用の観点でも、大規模な災害が起こればかなりの確率で円高となり、保有している外貨建て資産の価値が急落するのはほぼ確実です。
何故そのようなことが起こるかというと、災害が起こると国内の損害保険会社が保険金を支払うために外貨建ての資産を売って円に替えるという動きをするからです。そうすると、円の需要が高まり円高となるのです。
これをレパトリエーションというのですが、さらにそういった国内企業の動きを予測する投機筋等が円買いを行い、歯止めが掛からないほどの円高になる場合があります。東日本大震災のときには、1ドル79円台と歴史的な円高局面が訪れてしまいました。
もう7年ほど前の出来事なので、忘れてしまっている方も多いと思いますが、日本という国に住み日本円を基準にして投資をしている限り、そういった極度の円高局面が訪れる可能性があるということも考えておいた方がいいでしょう。
今はアメリカが利上げ局面を迎えており、日米の金利差から普通で考えれば円安・ドル高になるはずですが、突発的な事態が起これば全く逆の方向に動くのが為替です。そして予期していなかった事態に陥って初めてリスクが顕在化するのです。
リスクが顕在化してから対策を講じても、大体の場合が手遅れです。自動車事故を起こしてから保険に加入するようなもので、対策というのは事前に準備をしておいて初めて機能するものなのです。
日本に住み投資を行う上での潜在的なリスク、市場における現在進行形のリスク、ほとんど起こる可能性はないが起こる可能性のあるリスク、考え出すと数えきれないほどのリスクが存在しています。
日本に住み投資を行う上での潜在的なリスクは、前述したように天災に絡む円高や経済の低迷が考えられます。また、予測外に急激なドル高となった場合は輸入品や材料費が高騰し、国内経済が深いダメージを負うことも考えられます。
市場における現在進行形のリスクとしては、アメリカと中国の貿易摩擦によって世界経済が減速するというリスクが考えられます。
また、急激なドル高によって新興国から資金が引き上げられていることから、新興国の債務不安が引き金となって市場に大きな悪影響を及ぼす可能性もあります。
ほとんど起こる可能性が無いが0ではないリスクとしては、気候変動によって日本で巨大なハリケーンが発生して都市が丸ごと吹っ飛んでしまったり、宇宙人が突然アメリカを襲撃するリスクなどが考えられます。
冗談でしょ笑?
そう思う方の方が多いと思いますが、日本でも実際に局地的に竜巻という自然現象は起こっているので、気候が大きく変動すれば巨大なハリケーンが発生する可能性は0ではないと思います。
そして、地球の気候は温暖化によって刻一刻と変化しています。以前ではサンゴが確認できなかった地域でサンゴ礁が発見されたり、日本の海域には生息していないはずの猛毒を持ったタコが暖流に流されて突然現れたり、我々が思っている以上に自然環境は変化しているのです。
宇宙人の襲来だって、アメリカ政府はすでにUFOの存在を暗に認めるような発言をしているので、可能性として0ではないと思います。ほとんどオカルト的に思えるかもしれませんが、いざその事態が起こればそれはオカルトではなく現実のリスクとなるわけです。
宇宙人が現れた場合に為替がどのように動くのかは全く不明ですが、ある程度確実に起こりうるリスクに対しては事前に準備をしておく必要があるとおいらは思っています。
円高局面に備えてある程度リターンを犠牲にしても日本円を保有しておく、市場が崩壊した際に値下がりしても保有しておけるような高配当かつ減配の心配が少ない株を保有する、金などの金属を保有しておく、債券を買っておく、実際に資産が半値になったときをイメージして訓練しておく、etc…。
資産運用でリスクに対して講じれる対策はある程度限られてきますが、それでもやらないよりかはある程度準備はしておいた方がいいでしょう。
フルポジションで保有株が半値になっても耐えられる鋼のメンタルや、だめだと思ったら全軍撤退出来る瞬発力のある方は別として、もしも現在保有している株が20%値下がりして心を痛めているような方であれば、事前の準備は確実にしておいた方がいいでしょう。
おいら自身はというと、もしも自分の資産が半分になったらお漏らしをしながらママに電話する程度の根性しかないことを自覚しております。
そのため、現金比率の下限を50%として自身のメンタルをコントロールする、という対策を今現在は講じております。それが正しいのかどうかは分かりませんが、何らかの突発的な事態が起こった際にその保険が機能する可能性はかなり高いと思っております。
様々な本を読んでいると、恐らく投資をするうえで最適な現金や債券と株式等の資産の比率は、現金や債券30:株式70程度が理想的な配分に思えます。
徐々にリスク許容度を上げながら、最終的にはそれくらいの割合に資金を振り分け、突発的なリスクに対しては「まあ、しゃあねえか」くらいで構えられるくらいのメンタルを身につける必要があると思っています。
投資は本当にメンタルが最重要だと思う今日この頃です。
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