消費者金融やカードローンといった借金については、ここ日本においてはごく簡単な手続きを経るだけで借りることが出来るため、多くの人々が利用しているという現状がある。
しかし、そういった借金を借りた結果返済が滞ってしまい、長期間にわたって借金を返済しても全く元金が減らなかったり、最悪のケースでは消費者金融で消費者金融に返済するお金を借りるなどの自転車操業をせざるを得なくなるまで追い込まれるケースもある。
そうなってしまった場合、もはやその先に待っているのは自己破産という最悪な結末しかなく、その人は経済的に破綻してしまうことになる。
こういった話を聞くと、「そんな人がいるのか？」と考える人もいるかもしれないが、お金の問題というのは、いざ自分自身がその当事者になってみないとどうなるのか分からない、といった側面があるのも事実だ。
なので、他人事とは思わずに、いざ自分自身がそういった借金に手を出すことになったら、と仮定してこの記事を読み進めて欲しい。
さて、前置きはこのあたりにしておいて、これらの消費者金融や銀行カードローンなどを語るうえで考えなければならないのが、それらの借金の利息の高さについてだ。
株の配当利回りは一般的に高いもので３パーセントほどで、今の株式市場が崩壊しているような状況かでは配当利回りが表面上１０％以上になっているものもある。
これは、一般的な定期預金の３００倍～１０００倍の利回りであり、インカムゲインとしては破格といっていい利回りだ。
もちろん、配当利回り１０％というのは、将来の業績悪化などを見越した上でのバグのような数字だけどね。
一方で、消費者金融や銀行カードローンの利息は普通に１０％を超えているものもある。
これは、株式の配当利回りを優に超える水準であり、リスクが極限まで高まり減配の可能性が織り込まれた配当利回りと同じ水準なのだ。
しかも、消費者金融などの利息は配当金と違って確実に徴収されることが確定しているので、借りては問答無用でこういった高い利息を支払わなければならなくなるのだ。
こういった高利息の問題点は、返済できないときにさらにその利息が元本に組み込まれていき、雪だるま式に借金が膨らんでいくという点にある。
雪だるま式に借金が膨らんでいった結果、最悪のケースだと前項で書いた通りに、借金の利息すら支払えない状態となってしまい、消費者金融で借りたお金で消費者金融の借金を返済するという地獄が始まってしまう可能性すらある。
そうなってしまうと、もはやその先にあるのは経済的破綻だけになってしまうので、この点については必ず理解しておいた方がいいだろう。
さて、こういった高利息の借金を利用している人の目的を見てみると、一時ネットで話題となっていた調査結果では、レジャーやギャンブルを目的としている人がかなり多いことが判明していた。
つまりは、その場限りの欲求を満たすためにこれらの借金に手を出してしまう人がかなり多いということなのだが、その結果何が残るかというと、前項で書いたような超高利息な借金だけが残ることになる。
そのような消費行動を繰り返していると、最終的には自己破産してしまうことは明白だと言っていい。
というのも、そういった欲求を満たすための借金については、「欲望」がトリガーとなってしまっているため、一度その「欲望」を借金で満たしてとしても半永久的に借金を繰り返すことになるので、最終的には泥沼の借金地獄にはまってしまう可能性が高いからだ。
なので、きちんと消費者金融やカードローンといった借金を利用する前には、「これは本当に自分自身にとって必要な借金なのか？」という点について考える必要があるだろう。
経済的な破綻を避けたければ、よく考えてから消費者金融などを利用するべきなんだろうね。
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