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【借金】カードローンやキャッシングで借金をし続けるよりも貯蓄体質に変化しよう

お金の問題というのは、時に人生に深刻な影響を与えるもので、時には「借金」によって人生が崩壊してしまうしまう人もいる。

お金に関する問題は、よりよい人生を送っていくためには、決して目をそらしてはいけない問題だ。

しかし、多くの人が「お金に関する問題」から目をそらしている。

借金が出来る原理

先日、借金には「いい借金」と「悪い借金」があるという記事を書いたが、多くの人がやらかすのは、「悪い借金」を借りまくって首が回らなくなるというパターンだ。

「悪い借金」とは、端的に言ってその場をしのぐための借金であったり、趣味やレジャーなどの遊びのためにする借金のことだ。

これらの借金は、一度借りると癖になり、また、何も生み出さない種類の借金で負債ばかりが膨らんでいくという性質を持っている。

そのため、こういった借金を繰り返していると、構造的にその人の金銭問題は悪化していく可能性が高い。

つまり、「借金を借りる→返済する→また借金を借りる」という最悪のパターンが完成してしまうのだ。

人が借金をする構造は、極めてシンプルで、下記の方程式が完成することによって人は借金を負うようになっている。

・収入<支出

要するに、入ってくる収入よりも多くの金額を消費してしまうと、負債はどんどん膨らんでいくということだ。

例えば、サラリーマンの家計において月々の収入を上回る金額を消費に回してしまえば、負債はどんどん膨らんでいく。

そして、負債が膨らむのに一役買うのが、カードローンやキャッシングといった手軽に手を出せる借金だ。

ローンは借金です

不思議なことに、日本語というのは英語に変換すると聞こえが良くなってマイナスイメージが消えてしまうことがある。

その証拠に、「ローン」と聞くと抵抗感が少ないが、「借金」と聞くと身構えてしまう人も多いのではないだろうか。

しかし、その言葉が意味するところは一緒で、ローンとは借金のことだ。

住宅ローンにカーローン、それから教育ローンにカードローン。

例えばこれらの呼び名を下記の通り変換してみると、かなり抵抗感を感じる人が多いのではないだろうか?

・住宅借金

・車借金

・教育借金

・カード借金

自分自身もローンとういう言葉にはそこまで抵抗感はないが、「借金」という言葉には抵抗感がある。

「借金」には暗いイメージがついて回るが、「ローン」にはそこまでダークなイメージはない。

言葉の力をバカにする人も結構いるが、言葉を変換することによって起こせるマジックというのは、我々の想像を超えている場合が多い。

そのため、個人的には割とまじめに「借金」という言葉を「ローン」という言葉に変換しなければ、「悪い借金」を重ねる人が減る可能性はあると考えている。

不要な借金をやめる

借金が増え続けていくケースの一つに、生活に必要のない「不要な借金」を重ねてしまうというパターンが多い。

住宅ローンや教育ローン、それから車が生活に必須の地域ではカーローンなどは、社会にとって必要な借金制度だ。

しかし、そうではない種類の借金も実はあって、前述したように「趣味やレジャー」などのために使う借金というのは基本的には生活に必要の無い借金に分類される。

例えば、旅行に行くためにローンを利用する、服を買うためにローンを利用する、趣味の品を買うためにローンを利用する、ギャンブルのためにローンを利用する、などなど、生活に必要の無い物やサービスのためにローンを利用する人は結構多い。

それが一時的なものであって、本当に自分に必要のあるものなら、そういったケースでローンを利用するもの悪くはないのかもしれない。

しかし、そういった利用目的で慢性的に「借金」を利用し続け、その結果負債が膨らみ続けているというのであれば、その「借金」はその人の経済状況を破壊してしまう可能性が高いだろう。

というのも、そういった「借金」を利用し続けた結果、先ほど記載したシンプルな「収入<支出」の方程式が成立しているのであれば、それこそ「借金」は無限大に膨らんでいくからだ。

そのため、こういった不要な借金をやめない限りは、その人の経済状況は改善されることはないだろう。

貯蓄体質を完成させる

どんな人でもそうだと思うのだが、基本的に現代の資本主義社会に生きる人であれば、「借金」という負債が膨らみ続ける生活よりも、「貯金」が貯まっていく生活の方を好むだろう。

しかし、「貯金」が貯まっていく生活を実践する人は、以外なほど少ないというのが現状だ。

入ってきたら、入ってきただけお金を使ってしまう人というのは結構な割合でいる。

自分自身の経験上もそうだし、単純に考えれば分かることなんだが、入ってきたお金を無計画に使い続けていた場合、その人の経済状況は破たんしていく可能性が極めて高い。

なので、「借金体質」から「貯蓄体質」に変わっていくためには、お金の管理をきちんと行う必要がある。

「お金の管理」というと、1円単位で収支を管理したり、レシートをかき集めたりしないといけないようにイメージする人も多いと思うが、別にそんなことはない。

イオン銀行のアプリなんかを利用すれば、レシート単位で収支を管理することが出来るのでお勧めではあるが、元々お金の管理が出来ていない人が、いきなりレベルの高いことに挑戦すると頓挫してしまうのは目に見えている。

なので、最初はアバウトなところから始めても全然いいと思う。

例えば、自分の月々の支出の中で不要と思われるものをピックアップする。そして、1週間や月で使う額と貯蓄する額を決めて、その範囲内でやりくりをする。

※収支例

収入 200000
家賃 -50000
光熱費 -15000
食費 -50000
携帯代 -10000
趣味 -80000
収支 -5000

例えば、この例でいくと、貯蓄目標額が3万円なのであれば、+35000円分をどこかの項目で相殺する必要がある。

その場合、メスを入れるのは趣味の部分が筆頭で、ここを45000円にすれば、30000円の貯蓄をすることが可能だ。

「そんなの当たり前だろ」

と思う人も多いと思うが、自分の収支というのはこのように書き出してみないと把握できないことが多い。

そして、書き出してみると多くの人が自分がいかに無駄金を使っているのかを痛感することになる。

特に、収支がマイナスになっている人の場合は、その傾向が顕著だろう。

なぜなら、書き出すことによって自分の支出を客観視することが出来るからだ。

自分の収支というのは、目を背けてしまう人も多いが、書きだすことによって強制的に「数字」で自分の現状を目の当たりにすることになる。

そして、「数字」を目の当たりにするとリアルに「このままではヤバい」と思うことが出来るので、個人的には収支がマイナスとなっている人には、この方法をお勧めする。

やるかやらないかは、個人の自由ではあるが、「負債」が膨らんでいくのが不安だと感じているのであれば、一度は試してみる価値はあるのではないだろうか。

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