消費者金融やカードローンなどの借金は、時としてその人の経済状況を悪化させ、返しきれない返済額に日々喘ぐことになる危険性を秘めている。
借金というのは、必要な時に必要なお金を工面するためには非常に便利なシステムで、家や自動車などの高額商品を買うためには利用せざるを得ないケースも多い。
借金によって自動車や家を買う人々が増えると、結果として社会にお金が循環するので、借金は経済が円滑に回っていくために重要な役割を果たしていると言ってもいい。
借金と聞くと自己破産や返済しきれない利息など、ダークなイメージがついて回るが、実は使い方によっては利益を生み出すシステムでもあるし、借金というシステムがなければ経済は金づまりを起こしてしまうという側面を持っている。
金は天下の周り物、とは昔の人が言った言葉だが、銀行という媒体を通じてお金を持っている人からお金を必要としている人にお金が貸し出されるシステムは、現代型資本主義が成立するうえで非常に重要なシステムだと言ってもいい。
しかし、借金によって人々が経済的に身動きが取れなくなる、という現象も頻繁にみられるのが事実だ。
我々は、一体どのようにして「良い借金」と「悪い借金」を見分ければいいのだろうか?
例えば、あなたが都心にマンションを買ったとする。その際、頭金以外のお金はローンを組んで合計で5000万円借りたとしよう。
5000万円というと相当な額の借金なので、人によっては「そんな大金借りて家買って大丈夫?」という人もいるだろう。
しかし、その3年後にそのエリアの地価や市場評価が上がり、そのマンションが6000万円で売却出来る状態になったとする。
この時点でそのマンションを売却すれば、3年間は家賃無料だったうえに1000万円(6000万円ー5000万円)の利益を得ることになる。
このように、借金をしたにもかかわらず、その後にお金が増えて戻ってくるパターンというのが実際に存在する。
アメリカの場合は中古住宅市場の流動性が高く、買ったときの値段よりも売った時の値段の方が高いということは普通にあるので、マイホームが資産となることが多い。
ここ日本においても、最近は一部の地区や都心などに置いてはマンションなどが買ったときの値段よりも売った時の値段の方が高くなる、ということが多い。
このような借金は、「良い借金」の方に分類されるだろう。
悪い借金の代表例としては、レジャーやギャンブルなど、その人自体の欲望を満たすための借金のことを指す。
これらの借金はその時に束の間の快楽をもたらす可能性はあるが、その後に何も生み出さないという点で「消費型」の借金だと言える。
消費型の借金を繰り返していると、快楽を得るかわり財政状況はどんどん悪化していき、最終的には利息の返済もままならず、自己破産に陥ってしまう可能性すらある。
消費型の借金を一度やりはじめると、「ま、また借りればいいや」という感じで何度もそういった類の借金を繰り返すようになり、気が付くと首が回らない状態となり、「もう返せないよ、これ」と弁護士に泣きを入れに行く可能性が高いからね。
なので、借金をする場合には、それがお金を増やす「良い借金」なのか、それとも経済状況を破壊してしまう「消費型の借金」なのかを見分ける必要がある。
そして、それがもしも「良い借金」なのであれば積極的に借りればいいし、「消費型の借金」なのであれば借りることはやめておいたほうがいいだろうね。
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