「はっはー、やっぱりユーチューブは面白いな」
「うん、ユーチューブがあればもうテレビなんていらないね」
この写真の二人がこういう会話を交わしているのかは不明だが、最近、ユーチューバーの影響度がもはや芸能人を超えているのではないかと思う出来事がよくある。
子供のなりたい職業ランキングの第一位にユーチューバーがランキングしているそうだが、ユーチューバーは完全に職業として確立した感さえある。
確かに、ユーチューブは面白い。おいらも最近ではテレビは全く見ない代わりにユーチューブをよく見るようになっている。
ただ、最近はメジャーになりすぎたせいで、以前のようなアンダーグラウンド感は払しょくされてきているように思う。
先日、人気ユーチューバーがチャンネルを凍結されたという記事を書いたが、影響力が世界的に大きくなってきたので、スポンサーたちとの関係上もクリーンにしていかざるを得ないんだろう。
最初はテレビには無いアンダーグラウンド感満載の素人が撮った映像でテレビに飽きている層を集め、そしてテレビ等他のメディアから顧客を一定数奪い尽くしたので、今度はさらに万人受けするように内容をクリーンにしていこうということだろうか。
まあ、方向性的には正しいんだろうね。やはりメジャーなメディアは万人受けするクリーンさを求められるのが通常だからね。
それにしても、最近のユーチューバーの影響度はエグすぎる。
そう思わせる現象が、現在進行形で起きているのだ。
誰もが知っている超人気ユーチューバーが動画で紹介したコンビニのお菓子が、なんとメルカリで約2~3倍の値段で転売されているというのだ。
「2、3倍で転売されるとかありえないだろ...」
そう思ってメルカリのアプリで確認してみたら、いや、マジで3倍くらいの値段で転売されていたよ笑。
それも、ただのポテトスナックがね。
もう本間にこれは「世界3大ありえへん」に入れてもいいくらいあり得ない現象だ。
だって、いくら人気ユーチューバーが紹介したからって言ってもただのポテトスナックだよ笑?
誰が買うねん!!と突っ込みたくなるが、実際に買う人がいるからこうして転売に出されているのだろう。
「すごいな」
心底そう思うとともに、超人気ユーチューバークラスになると、もはやその影響度は芸能人を超えてしまっているなと思ってしまった。
動画で紹介したスナック菓子が3倍の値段になるなど、完全に魔法使いとしか言いようがない。
それにしても、なぜユーチューバーはここまで人気があるのだろうか?
その理由を少し自分なりに考えてみた。
ユーチューバーの人気の秘密は、「身近であること」と「だれにでもなれそうであること」、の二つがバランスよく混在していることにあると思う。
ユーチューブは、元々は素人が自分で適当に撮った画像を投稿するサイトで、その素人感が受けて徐々に人気を拡大させていった。
テレビのような作り物の演出に飽き飽きしていた視聴者たちは、素人たちが作り出すリアルな生の映像に惹かれてしまい、徐々にテレビを見る時間よりもユーチューブを見る時間の方が長いという視聴者が増えていった。
今では人気ユーチューバーのチャンネルは多くのスタッフを使ったりして、まるでテレビ番組のようなクオリティのものもあるが、そういった方のチャンネルでも最初期の動画を見ると本当に素人の手作り感が満載だ。
恐らく、ユーチューバーの人気の原点はあの素人感だ。
素人が適当に作っている画像なので、まるで自分の友達が作ったホームビデオでも見るような感覚で映像の中に入り込んでいきやすいのだ。
そして、多くのユーチューバーは毎日毎日動画を投稿するので、それを見ているうちにまるで自分がそのユーチューバーと一緒に動画を作り上げているような感覚に陥っていく。
その結果、お気に入りのユーチューバーは、「友達のような芸能人」、という位置づけとなり、もう毎日画面にくぎ付けとなって応援したくなってしまうのだ。
中には、自分が大好きなユーチューバーと生活の一部を共にしているような感覚を覚えている人もいるだろう。
そして、気が付いたときには、その人にとってそのユーチューバーは無くてはならない存在になっていく。
芸能人でも最近はユーチューバーデビューしている人が多いが、本当にカリスマ性のあるユーチューバーは、やはり素人から動画を投稿し始めた「友達のような芸能人」という位置づけの方に多いような気がするね。
もう一点、「だれにでもなれそう」、という点もユーチューバー人気を押し上げているファクターの一つなのではないだろうか。
芸能人が参入したり、ユーチューバーのプロ化が進んでいるとは言っても、そういった層はまだまだごく一部であって、その下を支えているのは圧倒的多数の素人たちだ。
なので、映像を見ていると何となく、「自分でも出来そうだな」、という感情がわいてくる。
そして、「自分でも出来そうだな」、という感情は親近感に近い感覚をその人の内部に沸かせて、それが最終的にはユーチューバーに対する親しみに変わっていくのだ。
そのため、毎日そのユーチューバーの画像を見ないと気がすまなくなってくる。
そういった原理が働くため、ただの素人が撮ったにすぎない映像に夢中になる人が続出し、結果として芸能人を超える影響力を持つユーチューバーまで現れ始めたのではないだろうか。
だって、もしもおいらが企業の商品プロモーションの担当者だったら、絶対に芸能人を使ったCMをテレビで打つよりも、人気ユーチューバーにプロモーションを依頼するからね。
そのほうが費用も安く済むに決まっているし、ユーチューバーに頼んだ方がSNS経由で情報が拡散されやすいので、そういったCMを打つよりも商品が売れる確率が高いと思うんだよね。
実際、最近ではユーチューバーに商品のプロモーションを依頼する企業も結構増えてきている。
以前まではテレビが独占していた映像による商品プロモーションの場を、ユーチューバーが食い荒らしているといった感じだね。
彼らの強みは、プロダクションに雇われている芸能人と違って、ユーチューブチャンネルという自分の箱を持っているところだ。
なので、自分の好きなようにギャラの交渉が出来るし、嫌な仕事だったら無理して受けなくていいという気軽さもある。
そのため、ユーチューバーは「自由な職業」というイメージが強く、若者や子供の憧れの的になっているのではないだろうか。
ただ、おいらはユーチューバーというのは決して楽な仕事ではないと思っている。
恐らく、プロブロガーよりも大変な仕事ではないだろうか。
動画ってね、結構作るのがめんどくさいんだよね...。
ブログの文章であればキーボードを叩けばサクサク修正出来るが、動画は一度撮ってから編集するのも結構面倒くさい作業だからね。
それに、毎日毎日新しい動画を考えて撮影するというのは、一般的に考えられているよりも大変な作業だと思う。
特に、アウトドア系のチャンネルや、何かにチャレンジしたりする突撃系のチャンネルはしんどいだろうね...。
若いうちは体力もあるのでいいが、年を取ってくると段々とハードなことは出来なくなってくるからね。
そのため、そういったチャンネルでは、初期のメンバーは徐々にプロディーサー的な役割にシフトして、あとは人を雇って撮影しているというケースも結構ある。
ただ、ユーチューバーも人を集めて組織化してやるとなると、最終的には会社と似たようになってしまうから、もしもやるのであれば一人で出来るタイプのチャンネルがいいんだろうね。
まあ、どっちにしても、本当に好きでないと出来ない職業ではあるんだろうけどね。
最後に、もしもあなたの親しい友人が、「俺、来月からユーチューバーになるから会社辞めるわ」、と言い出したらあなたはどんなアドバイスを送るだろうか?
おいらなら...。
「まずは自分が投稿した動画を1ヶ月ぶっ続けで見てみろ」
と、アドバイスする。
大体の人は、それでユーチューバーになることを断念するのではないだろうか。
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