みずほ銀行といえば、言わずと知れた日本を代表するメガバンクの一つで、投資家の間では高配当株として有名な銘柄だ。
そのため、家計のメインバンクとしてみずほ銀行を利用しているユーザーは多く、その規模を活かした店舗の多さやATMの多さから、非常に利用しやすい金融機関として親しまれている。
しかし、最近では日本国内の経済が縮小し始めていることや、ネット銀行の台頭などにより顧客ニーズが変化してきたこともあり、インターネットバンキングにも力を入れている。
最近、よくメガバンクでリストラやAIシステムの導入、それから店舗数の縮小が行われているというニュースを見かけるが、以前までであれば圧倒的な規模の力で国内では敵なしだったメガバンクも、時代の変化によって悠々と構えてはいられなくなっているのだ。
そのため、顧客のニーズに答えてスマホやPCで操作可能な利便性の高いインターネットバンキングを提供しているのだ。
さて、みずほ銀行のインターネットバンキングの振込手数料だが、通常の窓口対応と比べると下記の通り金額が低く設定されている。
| 振込先 | 振込金額 | 窓口 | インターネットバンキング |
| みずほ銀行同一支店内 | 3万円未満 | ２１６円 | 無料 |
| 3万円以上 | ４３２円 | 無料 | |
| みずほ銀行本支店内宛て | 3万円未満 | ３２４円 | １０８円 |
| 3万円以上 | ５４０円 | ２１６円 | |
| 他行宛（電信扱い） | 3万円未満 | ６４８円 | ２１６円 |
| 3万円以上 | ８６４円 | ４３２円 | |
| 他行宛（文章扱い） | 3万円未満 | ６４８円 | ー |
| 3万円以上 | ８６４円 | ー |
※利用する場合は、必ずみずほ銀行のHPで詳細を確認するようにしよう。
こんな感じで、窓口で手続きを行うよりも、インターネットバンキングを利用した方が手数料が低くなるように設定されている。
なぜ、みずほ銀行がインターネットバンキングに力を入れているかというと、あくまで個人的な見解だが、人件費が削減出来て業務効率化に繋がる可能性があるからだと思う。
前述したとおり、最近ではメガバンクも国内経済の縮小や、ネット銀行及び他業種からの銀行業参入等により、競争がかなり激化してきている。
そのため、顧客たちにより利便性の高いサービスを提供しないと、国内のリテール分野での競争に敗れてしまう可能性があるのだ。
これは、消費者である我々にとっては非常に喜ばしいことで、競争が激化すればするほど顧客本位の利便性の高いサービスが提供されるようになってくる。
そのため、今後はメガバンク等でもさらに顧客本位のサービスが広がっていく可能性があるだろう。
ところで、みずほ銀行のHPにアクセスすると、右の方に「チャットで質問」というボタンが出てくる。
このボタンにカーソルを合わせてクリックすると、チャット画面が出てきて、そこで質問内容を入力すると、チャットボットが簡単な質問であれば回答してくれる。また、チャットボットで回答が出来ない質問はオペレーターに確認するように案内してくれる。
最近、他の金融機関でもこういった感じで、顧客の簡単な質問に対しては人間ではなくてチャットボットに回答させるようにしている場合がある。
このチャットボットなんだが、現在は顧客に対する回答の精度はあまり高くはなく、ごく簡単な質問に対してリンクを表示するくらいが関の山だ。
ただし、こういったチャットボットには人工知能技術が使われているので(IBMのワトソンみたいな感じの)、ラーニングを深めて顧客の質問データを集積することにより、将来的には人間よりも正確な回答をするようになる可能性がある。
そして、これは個人的な予測だが、将来的にはチャットではなくて音声で質問に回答してくれて、それをデータとして画面表示するようになるのではないかと思っている。
そうなってくると、今後はカスタマーセンターなどの役割も大きく変わってくるように思う。
これは、なにもみずほ銀行等の金融機関に限ったことではなく、全産業に対して言えることだと思うのだが、最近、AIがいよいよ本格的に人間の仕事領域に踏み込んできた感が半端ない。
この状態が進んでいくと、いずれはカスタマーセンターも必要なくなるのではないかと思ってしまう。
多分、残るのは苦情対応部門くらいじゃないだろうか？
さすがに苦情をAIに対応させたら批判を浴びそうだからね笑。
他にも、営業職など、現在では人間以外では担いようがないと思われている業種にもAIが進出してくる可能性は十分にあると考えている。
もしも本当にそうなった場合、おいらのようなサラリーマンたちは、天才すぎるAIと競争をしなければいけないハメになってしまう可能性がある。
そんなことになれば、100％負けてしまうことは目に見えているので、おいらは今株価が下落している人工知能銘柄のIBM株を握りしめながら震えている次第だ。
おいらとか、確実にAIに駆逐されてしまいそうだからね．．．。
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