2018年に最も稼いだ7歳のユーチューバーが、年間24億円もの収入を得ていたというニュースを知った瞬間、手に持っていた缶ビールが手から滑り落ちた。
「7歳のユーチューバーが24億円...?」
その瞬間に、サラリーマンとしての自分が完全否定されたことを悟り、危うく上司に連絡を入れそうになってしまった。
「すんません、自分、ユーチューバーになるんで会社辞めます」
本気でそう言って退職し、世界最強の7歳ユーチューバーであるライアン君にならい、「かぶまくらのおもちゃチャンネル」の開設準備に入りそうになってしまった。
ただし、「かぶまくらのおもちゃチャンネル」は完全大人用のチャンネルなので、登録後数分で削除されてしまう可能性が高いだろう...。
7歳で24億円を稼ぎ、世界で最も稼いだユーチューバーとなったライアン君は、レゴブロックなどのオモチャで遊ぶ映像をユーチューブで配信するだけで、サラリーマンの生涯年収×10回分くらいの金を年間で稼ぎ出している。
その動画を見てみたんだが、マジでレゴブロックで遊んでいるだけの動画だったので衝撃を受けてしまった。
「この動画で7歳が24億円を稼いでいるのか...!?」
動画で楽しそうに笑いながら遊んでいるライアン君を見ていると、ストレスにまみれながら日々金を稼ぐために会社へ出勤している自分は一体何なのか、という疑問が心の底から湧き上がってきた。
7歳児がレゴブロックで遊んでいる動画を配信するだけで、ソフトバンクの柳田選手を遥かに超える年収を稼ぎ出すなんて、にわかに信じがたい話ではある。
しかし、ユーチューブが世界中でTVに代わる新たな広告媒体となっていることを考えると、ライアン君がオモチャで遊ぶだけで24億円もの大金を稼ぎ出すという話も何となく理解は出来る。
最近は、TV番組の衰退やNHKの大河ドラマの視聴率低迷等からも分かるように、メディアの中心が従来型の媒体からインターネットメディアなどの新しい媒体に移行していることが顕著だ。
そのため、広告を流す企業側も古い媒体に割く広告費よりも、これから発展していく新しい広告媒体に広告費を割く傾向が強くなっているのだ。
おいらのブログに設置している広告なんかもそうで、以前であれば雑誌や新聞なんかに掲載されていた広告が、個人ブログやメディアサイトの方に移行してきているのだ。
ブログに張ってある広告で動画が流れているのなんかを見ると、「これはすげえな」と思ってしまうよね。
おいらは昔、雑誌を作ってみたいと思っていたのだが、雑誌を作るのにはライターも含めて何人も人が必要だし、当然彼らの支払うお金も必要だ。また、印刷所等との交渉や本屋等への営業も必要で、スタートするにはメチャクチャ金も時間もかかってしまうので、「これは無理だな」と思って諦めてしまった。
しかし、今現在は各種無料ブログのサービス等が充実しており、個人でも簡単に雑誌が作れてしまい、広告を張ったりアフィリエイトで物やサービスを売ればマネタイズも出来てしまう。
なぜかというと、スマホの普及によって紙ベースの媒体は消滅の危機に瀕する一方で、消費者たちや企業の関心が確実にインターネットメディアの方に移行しているからだ。
そんな感じで、インターネットによって消費者と企業の動向が完全に変化している真っ最中なので、ライアン君のように7歳のユーチューバーが年間24億円を稼いでしまうという異次元の現象が起こってしまうのだ。
これは、おいらがブログをやり始めて思い始めたことなんだが、サラリーマンなんかの勤め人にはやはり限界があって、どうしても越えられない壁というものが存在する。
時間、収入、そして満足感、そのすべてにおいてサラリーマンは著しい制限がかかっていて、一見安定している職業のように見えるのだが、実はサラリーマンだけをやっていくことはこれからの時代は危険なのではないかと思っている。
サラリーマンの場合、会社との契約によって1日最低8時間程度は働かないといけないし、収入はどれだけ頑張っても上がらないケースもあり、おまけに仕事の満足感もあまりない場合が多い。
さらには、会社の倒産リスクやリストラのリスク、転勤がある企業の場合は住む場所を自分で選べない等、様々なリスクが存在しているのだ。
だからと言って、サラリーマンをやめてライアン君を目指してユーチューブをやりましょう、と勧めるわけではないが、やはり「自分の力で稼ぐ」という能力は育てておいた方がいいように思う。
というのも、ユーチューバーにしろ、ツイッタラーにしろ、ブロガーにしろ、取り組んでいることがある程度マネタイズに成功すれば、働き方の幅がぐっと広がるからだ。
例えばそういった媒体を利用した副業収入が給与収入の50%程度に達していれば、「金」を基準にして職業を選ぶのではなく、「時間」や「満足感」を基準にして仕事を選ぶことが可能だ。
しかも、これは案外意識している人が少なく、おいら自身も以前までは意識をしていなかったのだが、これからの時代はサラリーマンを卒業した後の人生が長い。
なんせ、人生100年時代というくらいだから、65歳で定年退職したとしても10年程度は働かなければいけない可能性が高くなってくるだろう。
その時に、サラリーマンだけの収入に頼っていて、おまけに退職前の仕事に関する技術しか持ち合わせていない人はかなり苦労してしまう可能性が高い。
AIによって単純作業やそれ以外の知的作業までもが奪われてしまう時代に突入していくのは確実なので、なおさらその傾向は強くなっていくはずだ。
そして、その場合は「自分なりの何か」を活かしたオリジナルな収入源を確保しておくことが重要だと思う。
そう考えると、ライアン君は7歳にしてそれを完全達成しており、すでに人生完全に上がりの状態だ。
なので、逆に「20歳になったのでライアン君サラリーマンはじめました」という動画を流したら受けると思う。
株で夢をかなえよう
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