おいっす!!
みんな、ちゃんと今日は夜ご飯は食べたかな?
なに!?
「今月のお小遣いで絶賛暴落中の武田薬品工業の株を買ったから晩メシは抜いてます」、だって??
私はそんなあなたほど筋金入りの投資ジャンキーではないので、きちんと食を楽しむようにしている。
性欲、食欲、睡眠欲の三大欲求というように、食欲はとても大切な人間の生理的欲求だ。
だから、性欲を満たせずにもだえ苦しんでいる私は、食欲だけはきちんと満たしてあげるようにしているんだ。
そんな私の今日の食事がこちら。
どうだい?
シンプルかつヘルシー。
瓶ビールでアルコールと水分を補給し、きゅうりの刺身で食物繊維とビタミンを摂取する。
こんなささやかな食事ではあるが、1000円を支払えばこんな素敵なディナーがいただけるのだから、日本も捨てたものではない。
しかし、迫りくるインフレのせいで、どうやら私のささやかな楽しみが奪われようとしているようだ。
さてと、Twitterでつぶやいたように、われらが米国株のふるさと・ニューヨークではラーメン一杯5000円という驚異的な値付けがされているという。
一蘭という豚骨ラーメン好きなら誰でも知っている超有名店だが、日本だと1000円以内で食えるラーメンが約5倍のお金を支払わないと食べられない事態になっている。
その一方で、米国ではインフレによって物価が上がるのに合わせて賃金の額が上がっており、年収1000万円はもはや中間層くらいのレベルだという。
我が国では高給取りの部類に入る年収1000万円が、あちらでは中間くらいの層になるというのだ。
なので、アメリカ人は5000円のラーメンを「おいし、おいし、OISHIIIIIII」と叫びながら食べられるのに対して、旅行でNYを訪れた日本人はスラム街のマクドでポテトのSサイズを食べるしかない、という状態になりつつあるのだ。
というのは大げさな話に思えるかもしれないが、円の価値がまだ高いうちはいいが、1ドル150円などの円高になってしまえば、本当にそのような事態に陥ってしまう可能性もあるだろう。
というのも、ガソリンの価格を見れば分かると思うが、日本は輸入に生活必需品の多くを頼っているので、円の価値が崩れれば崩れるほど、基本的にはインフレが加速する可能性があるからだ。
ラーメンの麺の材料となっている小麦もほとんど輸入に頼っているからね。
最近、以前までのマーケットが不安定になると円高になるというセオリーが崩れてきているので、ラーメン5000円も案外ありえないことでもないだろう。
「ほな、どうしたらいいねん」
そう思った方はまず、自分自身の資産の中身を確認してみよう。
恐らく、日本円がほとんどだという人が過半数だろう。
しかし、それでは上記のように円の価値が崩れてドルの価値が上がったときにインフレ対策がまったくなされていない状態になってしまう。
なので、総資産のうち最低でも1/3くらいはドル資産を持つべきだと私は考えている。これは「お金を増やす」という意味で持つのではなく、資産を保全してインフレ対策をする、という意味でドル資産を持つということだ。
ちなみに、今のドル/円の為替レートは1ドル113円なわけだが、これは1ドル100円の時と比べると13%もドルの価値が上がっているということを意味する。
ということはだ、ドル資産を1000万円持っている人は何もしなくても資産価値が100万円以上プラスになり、ドル資産を持っていない人は100万円以上価値が目減りしていることになる。
最近はドル資産を持つためのコストが下がっており、投資家が簡単にドル資産を保有できるようになっているので、気になる方は一度調べてみるのも悪くないだろう。
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