こんにちは!
みなさん、GWいかがお過ごしでしょうか。おいらは社畜のため本日は会社に行かねばなりません。会社で飼われている家畜=社畜。この言葉を考えた人は中々鋭い言語センスをお持ちだと思います。
そんな社畜のおいらですが、明日からは3連休が一応待っています。なので動物に癒されようと思っています。千葉県のマザー牧場に行き、羊さんやカピバラさん、その他の珍しい動物たちと触れ合ってこようと思っています。
もちろん、一人で行きます。なぜなら彼女も友達もいないからです。中年の孤独を癒してくれるのは純粋な心を持った動物たちだけ。
そうだ!!牛さんのお乳もしぼろう!!新鮮な牛乳でつくったチーズを買って帰ろう!!深夜、バーボンのロックをすすりながらNY市場の値動きとマザー牧場のHPを交互に見ていたとき、ふいにこう思いました。
ペット飼えばいいんじゃね?
そうだ、ペットを飼えば全て解決される。ネコちゃんやワンちゃんを飼えばもう孤独を感じることもなくなるはずだ。わざわざ渋滞の道路をぶっとばしてマザー牧場まで行き、憂鬱な目をした羊と触れ合わなくてもすむ。
そしてさらに思った。ペット関連の事業を展開している企業は儲かっているではないかと。
ペット市場は拡大し続けている
最近気がついたのだが、コンビニでもかなりペット関連の商品が充実している。
例えば近所のコンビニでは、国産材料を使ったペット用食品、ペット用のお菓子なんかがかなり豊富にラインナップされている。商品を見ていると、これ人間でも食えるんじゃねえか?と思う商品ばかりだ。
コンビニというのは日常生活に必要な消耗品を買う場所だ。そこにあれだけペットフードがラインナップされているということは、それだけペットが日本人の生活に溶け込んでいるということだろう。
もっと言えば、消費の主体となる顧客としてペット(人間を介在してだが)が存在しているということの証拠だと思う。
ペットショップに行けばそれがもっとよくわかる。江戸時代に生類憐みの令を出して犬将軍と呼ばれたほどのペット好きである徳川幕府の五代将軍・徳川吉綱がいたら泣いて喜ぶ品揃えだ。
ペットフードだけではなく、サプリメント、ペット用のおもちゃやおしめ、服やアクセサリー、小さな家、さらにビビったのがペット用のケーキまであった(何で出来てるんだろうか?)。人間の子供用品を上回るようなラインナップだ。
日本のペット市場は年々拡大し続けていて、いまやなんと1.4兆円市場にまで成長している。高齢・少子化によるペットの家族化がペットへの支出を加速させているらしい。つまり子供にかけていたお金をペットにかけているという現象が起きているのだ。
確かにペットはかわいい。昔おいらの実家でもサラマンダーと名付けた野良猫を飼っていたが家族全員溺愛していた。しかし、サラマンダーに与えられていた食事はあくまで人間の余り物や激安ペットフードのみだった。
サラマンダーの主食は牛乳をぶっかけた白米だった。ペットフードは高いのでたまにしか与えられていなかった。それでも、サラマンダーはうまそうに牛乳をぶっかけた飯をガツガツと食っていた。
非常にタフな猫だった。猫は魚を食うというイメージがあったので栄養面で大丈夫なのかと子供心に疑問ではあったが、サラマンダーは外でスズメを捕獲してタンパク質やビタミンを接種していたので大丈夫そうではあった。
しかし、現在ではサラマンダーのような食生活を送っている猫は少ないというか、いないのではないだろうか。
一食数百円もするペットフードを食べ、暖かい寝床で眠り何不自由のない生活を送っているのが現代のペットたちだ。
色々なブログを見ているとわかるが、現代のペットたちは尋常じゃないほど人間に愛情を注がれている。特に一人暮らしや高齢の方ほどペットに対する愛情が半端じゃない気がする。みんな、ペットのためにガンガンお金を使っているのだ。
アメリカも同じで実に6割近い世帯がペットを飼っており、飼育されている犬や猫だけで7000万匹を超えるらしい。
当然、市場も巨大でその規模は7兆円ほどだ。
すると、ペット関連の事業を行っている会社は儲かり市場はどんどん拡大していくことになる。
そこに投資する方法はないのだろうか?そう思って少し調べてみた。
ペット事業に投資する投資信託
色々調べているとなんとペット事業に投資する投資信託が日本にあることを発見した。
ほぼ100%の人がご存知だと思うが、投資信託というのは運用のプロが個人からお金を預かって株や債券を売り買いして利益を上げる投資商品のことだ。その投資信託が買っている株の株価が上がればその投資信託にプラスに作用し、下がればマイナスに作用する。
しかし、投資信託では一つの銘柄に投資することなど無く、プロの判断によって分散投資が行われる。例えば通信企業に投資する投資信託であれば、NTTだけではなくKDDIやソフトバンク等に分散投資をする。だから一つの銘柄がこけても大きく資産は減らない。その分、リスクは個別株投資より低いと言われている。
しかし、注意点として信託報酬と販売手数料というものがある。販売手数料はその投資信託を買うときにかかる手数料で購入金額の1~3%くらいである。信託報酬というのは投資信託を保有している間にかかる費用で、年間1~2%くらいである。
積立投資を行う場合は、何回も販売手数料を支払うことになるし、何年も信託報酬を支払うことになるので数パーセントの手数料がパフォーマンスに与える影響が非常に大きくなってくるので、購入する際はよく調べることをおすすめする。
そんな投資信託の中に、東京海上・グローバルペット関連株式ファンドというものがある。愛称は「ぽち・たま」で完全にオンリーペットへの投資のみを行うファンドということがよくわかる。この投資信託は、ペットに関連する事業を行っている会社の株式に分散して投資するという運用を行っている。
組み入れている会社の比率の上位をみると、アメリカの会社が多い。やはりアメリカのペット市場が巨大だから組み入れているのだろう。
東京海上・グローバルペット関連株式ファンドはSBI証券で買うことができ、500万円未満の販売手数料は3.24%(500万以上だと金額に合わせて減っていく)、信託報酬は1.6524%と決して安いとは言えないレベルだ。
2017年に出来たばかりのファンドでまだあまり実績は無い。設定来のリターンは為替ヘッジ無しで5%ほどだ。まだまだこれから実績をつくっていくファンドだといえるだろう。
手数料は高いが、これからも成長を続けていく市場に投資出来るという意味では中々面白い投資信託ではないだろうかと思った。
投資信託の中身を見てみる
では、この東京海上・グローバルペット関連株式ファンドはどんな会社の株式に投資しているのだろうか。
興味が湧いたので中身を確認してみた。
その中から3銘柄を紹介してみる。
◆ネスレ
組み入れ銘柄は42社で、その中にはスイスのネスレも入っていた(組み入れ比率4位)。ネスレといえばミロやインスタントコーヒー、キットカットなど日本にもその商品が浸透しまくっている。
そんなネスレだがペット事業も展開していて、なんと世界70か国でペット事業を行うリーディングカンパニーであるとのことだ。ちなみにネスレはアメリカ市場のADRで買うことは出来ない。したがってスイス株をあつかっていないネット証券では買えないみたいだ。
◆トラクター・サプライ
農家および牧場向けに商品を販売している会社。ペット関連の商品もかなり取り扱っている。どちらかと言えばペット事業というよりも家畜事業の割合が多そうな企業だ。
アメリカは広大な土地を有しておりアメリカンビーフやポークをがんがん他国に輸出しまくっている家畜大国だ。当然、家畜用の飼料や医薬品などのニーズも高い。だから、これからも安定した事業を展開していくことが予測出来る。
現在の株価は68.2ドルでPERは16.6倍、PBRは5.98倍なので割高ではない水準だ。ちなみに配当利回りは1.6%ほどだ。
◆アイデックス・ラボラトリーズ
組み入れ比率NO1の銘柄。どうやら動物用の健康診断サービスや薬品等を動物病院に提供している会社らしい。動物版のバイオ企業といったところなのだろうか。その分野ではグローバルリーディングカンパニーとのことなので、成長性のある会社なのだろう。
ちなみに今のところ無配の会社のようで楽天証券であれば買える。
現在の株価はPERは57.4と相当高い。だけど組み入れ比率の1位に組み込んでいるということは、それを上回る成長性があるということなのだろう。
他にもペット関連事業を展開している会社の株式が組み込まれている。上位10銘柄をチェックしてみたところ、ペット事業のみを展開している会社ではなくメイン事業+ペット事業を行っている会社の株が多いように感じた。
その中には歯磨き粉で有名な連続増配株であるコルゲート・パルモリーブなんかの優良企業も入っていて中々面白い構成になっているなと感じた。
恐らく安定感のある「メイン事業+ペット事業の会社」と「動物関連事業に集中している会社」を組み合わせてバランスを取っている感じなんだろうか。
他の32銘柄を見ていないので完全にはわからないが、まずまず面白そうな投資信託だなとは思った。
それにしても...。
猫にでも癒されたい。でもマンションの都合上猫は飼えない。
しょうがない、マザー牧場へ行くか。トロンとした目をした羊さんが迎えてくれるあの夢の牧場へ。
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