最近、新型コロナショックにより痛めつけられていた株式市場が大きく回復してきていて、日本株にしても米国株にしても3月の底値からグングンと株価が上昇している。
その恩恵を受けているのが、日本株にも米国株にも投資をしている日本で一番人気があると言っても過言ではない超有名投資信託のひふみ投信だ。
ひふみ投信はレオスキャピタルワークスが運用する投資信託で、小型成長株を中心としたポートフォリオで急成長を遂げ、テレビ番組でも宣伝されたため非常に知名度が高い投資信託で、実際に投資初心者たちがまず初めに投資をする投資信託としても人気が高い。
しかし、最近のコロナショックや株価の下落時には当然のことながらひふみ投信の基準価格も下落してしまうため、多くの投資家たちから激しいバッシングを受ける場面も目立っていた。
ひふみ投信は「知名度」という点においては圧倒的に群を抜いているため、やはり目立つ分だけ叩かれやすい存在だからだ。
しかし、最近は株価の回復に伴って驚くほど基準価格が回復してきており、ついに節目である50000円を突破してしまい、過去最高値に迫るところまで来てしまった。
これは、ひふみ投信が苦心を重ねて組み替えてきたポートフォリオのおかげなので、やはりアクティブ系のファンドの中では、ひふみ投信の実力は群を抜いていると言えるだろう。
ひふみ投信が今、どのような投資先を選んで優先的に投資を行っているのかを知るためには、やはりひふみ投信の組み入れ比率第一位の銘柄を見るべきだろう。
ひふみ投信の今現在の組み入れ比率第一位はなんと、日本株ではなくて米国株だ。
ピザのデリバリーサービスを世界中で展開するピザチェーンであるドミノピザが、現在のひふみ投信の組み入れ比率第一位に収まっている。
これは非常に興味深いことで、以前までは日本株を中心としたポートフォリオを組んでいたひふみ投信が米国株の組み入れ比率をかなり増やしていることを如実に表している。
というのも、日本株の場合はすでに日本が衰退フェイズに入ってしまっているため、マザーズやジャスダックに上場しているような成長性の高い小型株や中型株以外は大きく成長する可能性が低いからだ。
そのため、それなりの時価総額であっても成長性が高い企業がゴロゴロしている米国株中心のポートフォリオに組み替えていくという作業を進めているのだろう。
さて、ひふみ投信の基準価格の推移を見ていて分かるのが、やはり投資信託は買ったらずっと保有を続けるバイ&ホールドをするのが最適な投資方法だということだ。
というのも、個別株の場合は業績が悪化したり、さらには倒産リスクなんかが出てきた場合にも高速で損切をしないとかなりのダメージを受けてしまう可能性があるのだが、ひふみ投信の場合は分散投資されたポートフォリオに投資をするため、そのリスクが非常に低い。
なので、基準価格が下がった時にはむしろ買い増しを実施し、辛抱強くホールドすることによって資産を増やしていくと言う選択肢がやはり正しいのだ。
投資初心者の場合、投資信託なんかに投資をすると基準価格が気になってしょうがない、ということも多いかもしれないが、はっきり言って投資信託は長期の資産形成のために利用されるものなので、あまり短期の基準価格を気にしても何の意味もないのだ。
なので、一旦ひふみ投信に投資をしたならば、そのポートフォリオを信じてじっと保有をしておくというのが正しい運用の仕方だろう。
そして、一旦保有を続けると決めたならば、ライフイベントなどでお金の取り崩しが必要なケース以外ではずっと保有を続けるのが最適な投資信託の運用方法だと言えるだろう。
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