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ひふみ投信を超える世界的ファンドですら大苦戦しているという現実

おいっす~!!

本日より仕事が開始され、はやくも疲労困憊のかぶまくらだ!!

相変わらずだるいよね、仕事は...うん、間違いない。久方ぶりにオフィスに行き、軽い仕事をしただけでめまいを覚えてしまったのだが、やっぱり長期間の休みを挟むと仕事する気が失せてしまうね。

おそらく、おいら以外にも久しぶりに出社して、「うわっだるうううう」と思わず叫んでしまいそうになった方もいらっしゃるのではないだろうか?

ただ、会社が始まるというのは悪いことばかりではない。休みの間は毎日のように金を使うので、出費が半端じゃなくなるし、合わせてついつい夜中にNY株式市場の状況をチェックしてしまうので、株がきになって仕方がなくなってしまう。

当然、酒で火照った頭で乱高下するチャートを見つめていると精神的にはよろしくない。しかし、どうしても見てしまう。

会社が始まると、平日は金をほとんど使わなくてもよくなるし、夜は眠るので長時間チャートを見ることもない。

なので、結果としてお金が貯まり、健康的になることが出来る。

そのため、平常な精神を保つためには、強制的に規則的な生活を送らざるをえない会社生活というのは案外効果的に作用しているのかもしれない。

ところで、本日もアップルショックの影響で日経平均が激下がりしていたが、超人気投信のひふみ投信も歩調を合わせるかのように、基準価格が下落している。

ひふみ投信の基準価格が下落していることは、このブログでも何度か記事にしているが、本当にここ1年ほどはずっと低調な成績で、ほぼずっと下げっぱなしの状態だと言っていい。

この様子を見て、

「ひふみ投信ひでえな...」

と思う方も多いようだが、はっきり言って日本株を組み込んでいるアクティブファンドでここ1年の成績が大きくプラスになっているファンドなんて皆無だろう。

なぜなら、市場平均自体がボコボコに売り込まれているので、どんな天才が運用したとしても、リスクヘッジで多数の株に投資をすれば成績が悪くなってあたり前だからだ。

日経平均自体が高値から20%以上の暴落をしてしまっているので、その下落圧力に勝てるファンドなど、皆無に等しいのではないだろうか。

個別株投資が上手な人は、大きく勝っている人もいるんだろうけどね。

ただ、分かってはいても、「プロのファンドマネジャーでさえ、この相場環境では勝つことが出来ないのか」と思ってしまうのも事実だ。

やはり、他人の金を預かり、ポートフォリオを構築してなおかつ投信の解約に伴う持株の売りなどもこなしながら安定的に資産額を増やしていくというのは、銘柄選定の面でも配分比率の面でも、非常に困難な作業なのではないだろうか。

そんな困難極まりない業務を長期間経験し、それこそ世界中が認める腕前を持つ超有名ファンドマネジャーのファンドが今、苦境に立たされている。

ひふみ投信を運用するレオスキャピタルワークスの藤野氏は日本では非常に有名だが、その知名度をはるかに上回るワールドクラスのファンドマネジャーですら、直近の相場では非常に苦戦を強いられているのだ。

ブルームバーグによれば、著名投資家のデービッド・アイホーン氏が運用するグリーンライト・キャピタルの2018年の運用成績はー34%だったという。

アイホーン氏といえば、2008年に勃発したリーマンショックが勃発した際に、渦中のリーマンブラザーズの会計処理などに問題があることを発見し、同社に大きく空売りを仕掛けて大儲けしたことで有名な投資家だ。

アイホーン氏は主にバリュー投資を選好しており、ウォーレンバフェットを尊敬していることで有名だ。

そんな同氏が運用するヘッジファンドであるグリーンライト・キャピタルは、割安な株があれば買い、割高な株があれば売るという運用方針のようだが、直近では米国株式市場が過去に例を見ないほどの勢いで上昇した結果、大きな損失を被っているようだ。

というのも、アマゾンやテスラなど、指標面ではどう考えても割高だと思っていて空売りを仕掛けた株がまったく勢い衰えずに異次元の上昇をみせて損失を被ってしまったりと、株式市場の値動きが同氏の予測し得る範囲を超えてしまっていたからだ。

そのため、以前は年20%程度の利益を上げていたファンドが、ここ数年は苦境に立たされてしまっているのだ。

アイホーン氏の得意分野は企業の財務諸表などを分析し、現状の適正価格を割り出して空売りを仕掛けたり買いを入れたりすることらしいが、世界的に有名なその分野のプロでさえ、ここ最近上昇をし続けていたグロース株に売りを仕掛け、大きな痛手を負っている。

そんな記事を読んでみると、もう自分程度の個人投資家が市場で利益を得るのは不可能とさえ思えてくる。

世界トップレベルの知性、経験、そして観察力を持った人間をしてもそれなのだから、おいら程度の人間がそんなところに飛び込んだからどうなるか...。

もちろん、ボッコボコのフルボッコだ。

もうね、これは仕方ないんだよ。そんな凄い人でさえマイナスパフォーマンスを記録しているんだから、相場が下げているときはどうしようもないんだよ。

そう言って、自分を慰める。

そう、無理なんだよ...こんな相場で頑張るのは。

ただ、アイホーン氏はリーマンショックの際に空売りで大成功した経験があるので、もしかしたら心理的にある種のバイアスが掛かっているのかもしれないとも思った。

同氏は空売りが非常に得意だそうだが、確かに空売りというのは買いで入るよりも儲かるスピードが速く、場合によっては効率的だ。

おいらは株は現物しかやらないと決めているが、FXをやっていたときは、バリバリにレバレッジをかけ、もちろん売りもやりまくっていた。

その時の経験から言えるのだが、売りはやはり儲かるスピードが速い。というのも、為替も上昇する際はゆっくりだが、下落するときはスピードが速い。

なので、上手に売りで入ることが出来ればかなりスピーディに稼ぐことが出来る。

しかし、売りに慣れてくると、もはや売りでしか儲からないような気がしてきて、売りでばっかり入ってしまうことになる。おいらの場合がそうだっただけかもしれないが、成功体験を重ねると、売りで入るタイミングばっかりを探してしまうのだ。

しかし、実際は売りで入って儲かる場面というのは、買いで入って儲かる場面よりもずっと短い場合が多い。

ナイアガラチャートという言葉があるが、ナイアガラの滝のように一気に下落した株価や為替は、その後ゆっくりと回復していく場合が多い。

そのため、焦って売りで入るよりかは、買いで入ったほうが結果的には勝つ確率が高くなる傾向があるのだ。特に、時間軸が長くなればなるほど、その傾向は顕著だろう。

アイカーン氏は、売りで大きく儲けた経験があるので、アマゾンやテスラなどを見てどうしても売りたくなってしまったのかもしれない。

しかし、結果的にはそれが失敗に終わり、直近の成績は大きく落ち込んでしまった。

あれほど有名で知性溢れる投資家ですら、そうした間違いを犯すということからも、市場の先を読むということがどれだけ難しいかということがよくわかる。

なので、おいらのような個人投資家たちは、市場の先を一所懸命読んで投資をするよりかは、自分が割安だと思ったり、成長性があると思える銘柄をじっと買って保有しておくほうが、ずっと良い結果を得ることが出来るのかもしれないなと思った。

もちろん、適度な利確や損切りは必要だと思うのだが、突発的に動いた場合は大体ろくなことにならないことが多いので、ゆっくりと株を保有して、判断をするときにも熟考を重ねたほうが、おいらはいいような気がする。

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