株式投資をする目的は人さまざまだが、大体のケースにおいては、自分の手元資金を効率的に「増やしたい」という目的があって株式投資を実践している人がほとんどだろう。
そして、その場合に最大限利用しないといけないのが複利の力だ。
「複利は人類史上最大の発明である」
人類史上、最も優れた脳を持つ人間の一人に数えられるアインシュタインのこの言葉からも分かる通り、「複利」というのはとてつもない破壊力を秘めているからだ。
しかし、多くの日本人は「複利」と言われてもピンとこない人が多い。というのも、一般的な日本人は貯金ばかりしていて投資に触れたことがないからだ。
かくいう自分もそんな日本人の中の一人だったのだが、株式投資を始めてから複利の威力を知ることとなった。
よく、株式投資で資産を倍にした、株式投資で資産数億を築いたという人がいるが、大体の人はそんな話を聞いても自分とは関係のない世界で起こっている現象だと思うことが多いだろう。
しかし、あれはごく身近で実際に起きている出来事で、自分自身は全くお金持ちではないのだが、まあ、株式投資を長期間続けていると億超えの資産を築く人もいるんだろうな、ということは理解できる。
今回は自分のNISA口座の実例で複利の力について説明しようと思う。
自分は本口座の他にNISA口座も開いていて、その口座も使って売買を行っているのだが、株デビューした2016年~2018年のNISA口座の確定リターンは下記の通りだ。
どうだ、しょぼいリターンだろ笑。
本当なら、個別株のリスクを考えると1年で300%みたいなリターンを見せられたら格好いいのだが、自分程度の腕前だと、まあこんなもんだ。
ただ、自分はNISA口座に投下した資金はすべてNISA口座内で投資に回して売買を繰り返しているので、1年単位のリターンは大したことがないかもしれないが、NISA口座内で「複利の力」が機能している。
なので、単純計算すると2016年~2018年でNISA口座内の資金は下記のように倍近くまで膨らんでいる。
・1.2882×1.1795×1.3039=1.98倍
このように、複利の力を利用すると数年で資産が倍になるというこということは普通にあり得るのだ。
もちろん、株式投資は相場環境や銘柄選択を誤れば大損をこくリスクもあるのだが、複利の力で資産が大きく増える可能性がある投資であるということは間違いがないだろう。
株式投資は非常に魅力的な投資なのだが、「継続して勉強をする」という点を怠ると大損をこいてしまう可能性がある。
株式投資において、市場や銘柄の動きを観察し、自分自身で情報を分析したり、他人からの情報を鵜呑みにするのではなく、「自分の頭」で考えることは非常に重要だ。
というのも、株式投資は経験を積めば積むほど情報を分析する能力が上がり、大損をする可能性を下げることが可能だと思うからだ。
前項で記載した2016年~2018年の自分のNISA口座内のリターンを見てもらえば分かるが、2016年と2017年は株を買っていれば利益が得られるという相場だったので、利益が出ていて当然なのだが、2018年は非常に厳しい相場環境だった。
自分も相当に苦戦したのだが、それでも一応の利益を確保できたのは、たぶん継続して勉強を欠かさなかったからだと思う。※本口座の方ではマイナスにはならないまでも相当苦戦していた...。
なので、株式投資で継続して勉強をしながら、株価が上昇しそうな銘柄に種をまく、という行為を続けていくことこそが「複利」の力を最大限発揮させるポイントなのではないかと思っている。
実際、株価が暴落していた2018年の年末に投資をしまくった人は、今年果実をもぎ取っているからね。
個別株ではなく、インデックス系の投資においても、勉強をすることで相場が下落していても積み立て投資をキチンと行い、最終的に複利の力を生かす、ということは極めて重要だ。
以上の理由から、株式投資で成功するためには、やはり「継続して取り組むこと」が最も重要なのではないかと思う。
まあ、やはり楽していては稼げない世界だということだね、株も...。
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