最近、新型コロナウイルスの蔓延により緊急事態宣言が発令され、さらにはその緊急事態宣言がどうやら延長されることが確定的となっているため、自粛ムードが極限まで高まっている。
そのため、人々が外を出歩かなくなり、様々な場所で経済活動が停滞しているため、多くの業種に悪影響が出てきている。
中でも飲食や小売業への影響は甚大で、実際に倒産する業者も出てきていて、コロナ倒産なる言葉が一般化し始めている。
超人気優待株であるすかいらーくHDが手掛けるファミリーレストランなどの事業についても例外なく、その逆風が吹き続けており、売上高が急速に減っている。
すかいらーくHDの3月の月次の売上高は前年比で-22.2%となっており、かなり売上が減少しているのが分かる。
しかし、3月はまだ緊急事態宣言が出ていなかったので、本当に売上高が激減するのは4月の月次だろう。
すかいらーくHDはデリバリーに早くから取り組んでいたため、多少はこういった状況に対応はできるのかもしれないが、やはり圧倒的なメイン収益は店舗での売り上げなので、今後はかなり厳しい展開が予測される。
そんなすかいらーくHDが、5月14日に予定していた決算の発表を、5月21日に変更したというIRを出していた。
すかいらーくHDの業績発表が延期された理由についてだが、何かネガティブなことがある可能性もあるのだが、恐らくは会計法人とのやりとりなどが新型コロナウイルスの蔓延により滞っていることが影響しているのではないだろうか。
どっちにしろ、業績が悪化するのは分かっているため、ある程度のネガティブサプライズが出たとしても投資家たちは驚かないだろう。
財務省によると、今回の新型コロナショックにより売上高が減少したと答えた企業は64%以上にも上るらしいが、その中でも飲食の落ち込みは特に激しい。
というのも、外食産業は皆が外に出て消費をして初めて売上高が上がる利益構造になっているため、緊急事態宣言によって人々が外に出ないような今の状況下においては苦しいとしか言いようがないのだ。
そのため、すかいらーくHDをはじめとした外食産業は苦境に陥っており、今後は相当な数の企業が破産するのではないかと言われており、最近は毎日のようにコロナ破産したそうした企業の情報が入ってくる。
中には、これまでは好調だったにも関わらずコロナによる売上高の減少によって倒産を選択せざるを得なくなってしまった企業も多い。
今後は、自分たちがよく行っていたお店が倒産するということが、ごく普通に起こっていくような状況になってしまうんだろうね...。
新型コロナによる倒産についてだが、今現在は飲食や小売り、それからアパレルなどに多いように思うのだが、今後はこの倒産の連鎖が広まっていくのではないかと懸念している。
というのも、そういった倒産した企業と取引をしている企業にも悪影響が出るし、失業者が増えるともちろんのことながら消費意欲は全体的に落ちていく。
さらには、倒産が倒産を呼ぶという連鎖破綻が始まってしまえば、もはや歯止めが利かなくなってしまう。
今現在、中小企業への特別融資を政府がやっているが、はっきり言ってあれではもたない企業が圧倒的多数だろう。
こんな状態が続けば、最悪のケースでは日本経済自体が超長期低迷してしまうことになりかねないので、一刻も早くこの新型コロナによる騒動が終息して欲しいのだが、恐らくは今後も長期にわたってこの問題は続いていくのだろう。
とりあえずは、緊急事態宣言延長に耐えられるかどうか、なんだろうね、企業も個人も...。
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