定期預金の利息が著しく低下してかなり長い時が経過しているが、現在では定期預金の利息は0.001％という雀の涙以下の利回りに落ち込んでしまっている。
0.001パーセントの利息だと、単純計算で100万円を預けてもたったの10円しか利息が貰えない計算になるので、「資産を増やす」という意味での資産運用方法としては絶望的にリターンが低いと言える。
定期預金のいいところは、元本を保全して利息を得ることが出来るところなのだが、よほどの資産が大きな投資家でないと、定期預金で満足のいくリターンを得ることは出来なくなっている。
これは、日本政府が超低金利政策をとっているため定期預金の利回りが高くなることは望めない、という構造上の問題なので、投資家としては別の投資方法で安定してリターンを得る方法を模索するしかない。
その場合、3％～10％程度のリターンを、株式やFXなどのように過度なリスクを背負わずに手にすることが出来るクラウドファンディングは選択肢の一つになってくるだろう。
クラウドファンディングのいい点は、ミドルリスク・ミドルリターンで、コツコツと利息収入を得られるという点だ。
というのも、株式投資やFXでの投資を実践する際は、大きなリスクを背負うことになり、そのリスクをある程度軽減するために他の資産クラスにも投資をする必要があるからだ。
株式投資やFXの場合、市場の状況や選択する銘柄や通貨ペアの状況により、本当に資産が50％減ってしまったりすることがある。
「リスクを許容するのが投資だ」
という人もいるだろうが、実際に自分の資産が半分になってしまったら、あなたは耐えることが出来るだろうか？
例えば、
・100万円→50万円
・500万円→250万円
・1000万円→500万円
といった感じで自分の資産が半減してしまったら、あなたは耐えられるだろうか？
中には耐えられるという人もいるだろうが、リーマンショックの頃を振り返ってみれば分かるように、いざそのような事態になったらパニック状態になってしまう人がほとんどだ。
そのため、資産の値動きに左右されないコツコツと利息を得るような投資を必要としている人が多いのだ。
その場合、「資金が必要な貸し手」と「資金が必要な投資家」をマッチングさせるクラウドファンディングは極めて有効な選択肢となるのだ。
クラウドファンディングの魅力は、何と言っても定期預金では得られない3～10％程度の高い利回りと、分散投資が可能だという点だ。
そのため、クラウドファンディングで投資をする場合は、出来るだけ複数の信頼出来る事業者に登録をして、複数のファンドに投資をするという手法が有効だろう。
というのも、クラウドファンディングは現在人気が集中してしまっているので、一つの事業者にだけ登録をしていても、なかなか投資が出来ないという状態になってしまっているからだ。
例えば、FundsやOwnersBookは本当にファンドの募集をしたら一瞬で募集上限額に達してしまうほどの人気ぶりで、「投資したくても投資出来ない」という状態が続いている。
そのため、出来るだけ多くの事業者に登録して「いつでも投資出来る」体制を整えておき、チャンスがきたら投資出来る状態にしておく必要がある。
そして、それらの事業者が提供する複数のファンドに投資をすることで、分散投資という投資の大原則に沿って投資をすることが可能だ。
クラウドファンディング事業者は、登録料は無料なケースが多いので、興味がある方は出来るだけ早く登録だけは済ませておいた方がいいだろうね。
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