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「みてくれ、かぶまくら君、これ買っちゃったんだ」
「お、iPhoneXじゃないですか!!めちゃくちゃ恰好いいですね!!」
「だろう、カブ君も買ったらどうだ」
「実はおいらも欲しいと思ってるんです」
さも、うらやましそうに言うおいら。だけど本心では別のことを思っていた。表と裏、これを使いこなせなければサラリーマンとは言えない。
ーあなたはAppleに搾取されているんですよー
ーあなたたたちの集合体がAppleという企業を巨大にしているんですよ-
ーそして、Appleの大株主であるウォーレンバフェットを大金持ちにしているんですよー
そう心の中では思っていた。
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Appleの株価が絶好調だ。
バフェットが1~3月に大量に株を買い増ししたことで、株価は大幅に上昇し、ついに株価は節目の190ドルを超えてしまった。おそらく200ドルを超えるのは時間の問題だろう。
ウォーレンバフェットが大量にアップル株を買い増ししたから株価が大幅に上昇したという面もあるが、アップルの業績がすこぶる好調なのだ。
アップルの事業は今のところデバイス、つまりMacbookやiPhoneの売り上げに依存している。スマホやパソコンは進化速度がとてつもなく早いので、ユーザーは高価な物であるにもかかわらず、3~4年毎に買い替える。
だからおいらの上司も3年くらいの周期でアップル製品を買い続けている。東京の表参道のアップルストアーに行けば分かると思うが、物凄い人だ。土日に行くと店内は人で溢れかえっていてiPhoneの修理1つの頼むのに相当時間がかかってしまう。
それだけの人がいるということは、同じ人数がアップル製品を買い替え続けているということを意味する。
これはコカ・コーラ製品を毎日飲む人がいるのと一緒で、単に周期と単価が違うだけで周期的に製品を購入するという店では完全に共通している。
両社ともに強力なブランド力を持っているので、顧客は無意識にアップルの製品を選んでしまうのだ。
だからバフェットはアップル株を大量に保有しているのではないか、とおいらは思う。
実際、2017年第四四半期のアップルのスマホの売上高は、全体の50%及ぶという。サムソン電子やファーウェイも売り上げを伸ばしているが、やはりアップル製品が断トツのシェアを誇っているのだ。
日常的に周りを見渡してみると、やはりアップル製品を使っている人は非常に多い。上司もそうだし友人だってそう。みんなアップルが大好きなのだ。
おいらも昔iPhoneを使っていたが、確かに使いやすい。しかし、今ソニーのエクスペリア-を使っているがそこまで差は感じない。デザイン的に見ても、そこまで差があるとは思えない。※Macbookはデザイン的に非常に優れていると思うが。
なので、やはりアップル製品を購入する際にはブランド力がだいぶ影響をしていると言えるのではないだろうか。
そして、強力なブランド力のある企業というのは滅多なことでは潰れたり衰退したりはしない。ティファニーのアクセサリーやルイ・ヴィトンの革製品、日本だとシマノの自転車パーツなどブランド力を持った企業の製品は世代を超えて売れ続けるという特徴があるからだ。
しかし、ボーナスで買おうと楽しみにしていたアップルの株価が大幅に上がってしまったので非常に悩ましいところである。
かわりに配当利回り6%超と超高配当株化しているAT&Tでも買おうかな...とも思う。
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