借金と聞くと背中が寒くなり、冷や汗を掻いたような感覚を覚える人も多いかもしれないが、最近は消費者金融や銀行のカードローンなどで気軽に借金が出来る環境のため、気安く借金に手を出す人も多い。
銀行という名がつくと安心してカードローンに手を出す人も多いが、ローンが借金を意味するということはあまり意識されていない。
また、消費者金融などについてもテレビCMなどで一般的になっているため、ついつい借りてしまうのだが、それは正真正銘の借金だ。
自動車ローンに住宅ローン、それから銀行カードローン、はっきり言ってどれも借金なのだ。
しかし、金利の計算さえせずにローンという借金をする人も多く、中にはそのせいで自己破産する人も存在する。
例えば、200万円の新車を金利5%で5年返済で借り入れた場合、月々均等な額で返済を行っていくと合計の返済額は2,264,545円となり、200万円のものをさらに10%割り増しで買うことになる。
金利というのは、資金を貸す側にとってはお金を増幅させていく魔法の杖となるが、お金を借りる側からすると、どんどんお金を吸い取られる恐ろしい仕組みとなる可能性があるのだ。
毎月の生活がカツカツ、ローンの支払いに追われているなど、毎月の収入を支出が上回っていたりする場合は固定費を見直す必要がある。
固定費とは、平たく言って毎月かならず使う必要のあるお金のことで、下記のようなものが挙げられる。
・家賃
・携帯代
・公共料金
これらは生きていく上で必ず必要となる経費なのだが、この中で特に負担となるのは何といっても「家賃」だ。
特に、東京等の都心部に住んでいる場合、家賃が10万円を超えることもザラなのだが、家賃というのは支払ったとしても資産にはならず消えてしまうお金だ。
そのため、可能な限り家賃は下げた方がお金に余裕は出来るに決まっているが、月に10万円や20万円のお金を平気で家賃の支払いに使う人もいる。
そして、そこにさらにカードローンや自動車ローンの返済などが加わってくると、最悪の場合キャッシュフローがずっと赤字状態となってしまい、破産への道を歩んでしまうことになる。
固定費の支払いというのは、毎月毎月支払うものなので、支払いを続けていると次第に感覚がマヒしてくる。
「今月も10万円の家賃を支払わないといけない」
「20万円の家賃を支払わないと」
それを、まるで決まりきった義務のように感じるのだが、実際は家賃の価格を選択しているのは自分なので、「家賃を下げる」という選択を取ることも可能なのだ。
貯金がある状態と、貯金が無い状態、どっちの方がいいですか?
そう質問したとしたら、同条件であれば「貯金がある状態」を選択する人がほとんどだろう。
しかし、実際に自分の収支を見直して「貯金がある状態」を選択しようとする人は意外なほど少ない。
「貯金がない状態」というのは、つまりは自分が働き続けていないとどこかで生活が破たんする状態だ。
特に、一人暮らしで都会で働いている状態で貯金が全くない状態だと、自分が何かの原因で働けなくなった場合、本当にホームレスになってしまう可能性すらある。
お金というものには感情がなく、非常にシビアな側面を持つ媒体なので、ある程度正確に管理していないと、最後は自分自身が痛い目に遭うことになる。
そのため、毎月支払う高額な家賃のせいで生活が苦しいという方は、「本当に家賃が高い部屋に住む必要があるのか?」を一度真剣に考えてみた方がいいだろう。
本当にそんなに広い部屋に住む必要があるのか、他の街にもっと安くて同条件の部屋はないのか、そもそも都会に住む必要があるのか、これらのことを検討してみる必要がある。
そして、結論として「必要ない」となったならば、家賃を一度下げてみた方がいいだろう。
例えば、毎月10万円の家賃を支払っていた人が5万円の家賃の部屋に引っ越したら、それだけで5万円のプラスとなる。
20万円の部屋から10万円の部屋に移った場合でも、10万円のプラスが確保できる。
このように、家賃が収支に与えるインパクトは考えているよりも大きいので、もしも家賃の支払いのせいで月々の生活が苦しいという方がいたら、一度真剣に家賃が安い部屋を探してみることをお勧めする。
冒頭の画像のように、少しづつでも貯金が増えていく状態というのは気持ちがいいものなので、やってみる価値はあるのではないだろうか?
株で夢をかなえよう
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