配当金は何もしなくても投資家の懐にお金を運んできてくれる、極めて純度の高い不労所得だ。
そのため、高配当株に選好して投資をするインカムゲイン投資家たちは、より高い配当利回りの株を求めて投資をすることが多い。
そういった投資家たちに人気なのがタバコ銘柄で、JT、BTI、MOなどのタバコ銘柄は高配当株としても非常に有名だ。
現在、このタバコ3銘柄はそろって配当利回りが6%を超えており、一見非常に魅力的な水準の配当利回りに見える。
しかし、配当利回りが高いのにはやはりそれなりの理由があって、葉巻タバコの出荷量の減少、先進国での喫煙率の低下など、さまざまな理由があって株価が低水準に抑えられているので、結果として配当利回りが高くなっている。
中でも、先進国でのタバコ離れは結構深刻な問題だ。というのも、現在先進国で起こっているタバコ離れは将来的に新興国でも起こり得る可能性があるからだ。
MO=アルトリアグループの場合はPMをスピンオフしており、国内のタバコ事業がメインとなっているので、現在のアメリカ国内のタバコ事業を取り巻くネガティブな環境はかなり深刻な問題だ。
一方で、その結果アルトリアグループの配当利回りは今までにないくらい高水準まで高まっているのだ。
日本の飲食店では、東京オリンピックを2020年にひかえているため、禁煙化がものすごいスピードで進んでいる、
優待株投資家に人気のすかいらーくHDが展開する店舗でも、禁煙化がかなりのスピードで進んでいる。
すかいらーくHDの株主優待である優待カードは優待利回りが非常に高く、優待株を選好する投資家たちには非常に人気がある。
そんなすかいらーくHDが展開する全3200店舗のうち、なんとすでに1900を超える店舗で禁煙化が進んでいる。
昔はファミレスといえば食事をした後にタバコを吸いながらリラックスしている人が多かったイメージが強かったが、最近ではタバコ自体を吸うことが禁止されている場所が多い。
JTの葉巻タバコ販売量を見ると、日本国内は相当な減少となってきているが、やはり国内全体が禁煙化しているということなんだろうね。
タバコ株は非常に配当利回りが高くて魅力的だが、投資をする場合はこういった点等も検討してから買った方がいいように思う。
配当利回りが高い銘柄を探すのは投資家としての楽しみの一つだが、やはりそこにはいくつか注意点がある。
それは、配当利回りが高いという理由だけでその株を買った場合、配当金の支払いが継続すればいいが、継続しない場合は株価が暴落してしまう可能性がある。
そのため、「継続的に配当金の支払いをしてくれるのか?」という点には最大下注意を向ける必要があるだろう。
というのも、高配当株の場合は「配当金」を目的として買っている場合が多いので、配当金の支払いが継続されなかったり、支払われる配当金の額が減額された場合には大きく株価が下落してしまう可能性がある。
そのため、出来る限り配当金が同水準で継続されるような株を買うことで、株価の暴落というリスクを極力避ける必要がある。
それは優待株投資の場合も一緒で、優待株の場合は優待制度自体を目的にして買っている投資家たちが多いので、その優待制度が継続されるかどうか?という点には最大限気を配る可能性がある。
高配当株や優待株は、その企業の事業自体よりも配当金や優待制度に着目して投資をしている人の数が多いので、株価を下支えしているそれらのファクターが継続的に存在するのかどうかについては最大限気を配りたいものだ。
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