注文を出すとき、PCを打つ指先が微かに震えていた。
ついに今日、おいらはあの企業の株主になるのだ。そう思うととても感慨深かった。つい2年ほど前までは、古豪復活かと皆から騒がれ、非常に注目されていたあの企業のことだ。
しかし、普通に売上高を減らし続け、そして株価も下がる一方。ついには世界最強の投資家であるウォーレンバフェットにも見放され、世界最強のカス銘柄の烙印を押されてしまった。
ここまで言えばもう皆さんわかりますね?というか、タイトルでわかりますよね?
そうだ、その通りだ。おいらはついに先日IBMの株主になってしまったのだ。
IBM
20年ほど前に書かれたピーターリンチの著書に、「ポートフォリオに入れておけば上司に怒られない銘柄・だけど一切上昇しない永遠の不発弾」的に書かれていたIBM。そのころのリンチさんに向けて、今株主になったおいらから言おう。
IBMは今だに不発弾です。
一時期は人工知能のワトソンで騒がれ、再び株価上昇のステージに入ったかと思われていたが、相変わらず事業環境が圧倒的に厳しいのか、全く業績が上向く気配がない。
だけど、最近のIBMは何となく明るい兆候が出てきているような気がする。クラウド事業もプライベートクラウドに力を入れることで他社と差別化を図り、何やかんやで世界3~4位の位置にはつけている。
また、ワトソンが徐々に実際のビジネス現場に浸透してきており、いよいよ利益を加速度的に生み出す段階に迫っているような気もする。実際、日本の企業でもワトソンを取り入れる企業が増えている。
PERは13倍程度、配当利回りも4%超で文句なし。おまけに下がり続けていた売上高の減少がやっとストップしたかに思える。
リンチさんの教えでは、業績回復株はしっかりと実際に業績が回復しているのを確認してから買いなさいと言っている。しかし、我慢できずに買ってしまった。
やっぱりおいらはダメだ。きっとETFでも買っておいたほうがいいに違いない。だけど、おいらのシックスセンスが絶対に上がると言っている。
永遠の不発弾についに弾薬が充填されたのだと。
これまで、このように期待して株を取得した人間を徹底的に裏切ってきたのがIBMだ。きっとおいらも裏切られるだろう。もうそれ前提で株を買った。
さて、前回記事でお伝えした通り、おいらはアップルも取得済みだ。なんで今更アップルとIBMやねん...と思われる方もいらっしゃると思う。実は、おいらもそう思っている。
だけど、どうしても我慢できなかったんだ...。
さらに、ボーナスを全額米国株に突っ込んだ結果、ささやかながら外国株のポートフォリオが完成した。
後日、おいらのポートフォリオを皆さんに公開しよう。
これで、少しは米国株ブログらしくなってくるかもしれない。ナンパをしてきた話やよっちゃんイカが値上げされた話など、まったく有益ではない情報ばかりを発信してきた当ブログだが、これを契機に本格派の米国株投資ブログに変貌を遂げたいと思っている。
株で夢をかなえよう
清き1クリックをよろしくお願いいたします!